北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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曲長通

2021-06-20 18:42:56 | 札幌

今から28年も前の話なんだけど、大学2年生になったばかりの平成5年(1993年)4月、ようやく自動車学校の卒業検定を突破し、運転免許の本試験を受けるのに、手稲区にある運転免許試験場にバスで向かっていて、ある停留所の名前が耳に残っていたのを思い出しました。

その停留所というのがこちら。

 

 

「曲長通」。何て読むと思います?

「きょくちょうどおり」ではありません。

 

 

正解はこちら。

「かねちょうどおり」と読むんですね。

行政地名ではないけど、札幌の地理や歴史に関する本の中では、難読地名として紹介されることが多いです。

 

 

 

ごく普通の道路なんだけど、通りの名前の由来は、明治7年(1874年)に、現在の滋賀県大津市から入植した「本間長助」という人物が、この近くに農場を経営していて、その農場の名前が、本間氏の屋号であった、「かねちょう」から取って「曲長農場」と呼ばれていたことだそうです。

 

 

手書きで失礼しますが、こう書いて「かねちょう」という屋号でした。

¬の記号は、直角に曲がった物差しの「曲尺」から、屋号に用いられるときは「かね」と呼ばれていたそうです。

本間氏は、現在の中央区南3条東2丁目で、札幌で最も古いとされる酒造業者を経営していて、その屋号が「曲長酒造」だったことから、農場も「曲長農場」と呼ばれていたそうです。

 

 

「曲長通」と周辺の位置関係は↑のとおり。

ちょうど、運転免許試験場のある辺りに「曲長農場」があったそうです。

あまりクローズアップされることのないエピソードかもしれないけれど、現在に至るまで通りの名称として残っていることからして、本間長助氏が地域の発展に影響を残した人物であることが窺える気がします。

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札幌市内にシカが・・・

2021-06-19 17:58:20 | 気になるコト

札幌の住宅街にシカ3頭出没 一時騒然(HTB NEWS)

 

ウーン、昨日のクマにも驚きだけど、驚きという点ではシカの方が大きいかな。

※1釧路では、街中でシカを見かけるのなんて珍しくもなんともなく、普通にシカの群れが幹線道路を横切ったりしてるし、私の住んでいたアパートの駐車場でも何度か目撃していたけれど、札幌では珍しいから「通報」になっちゃうんですね。

シカは人間に襲い掛かったりすることは基本ないとはいえ、慣れていない人にとってはクマと同じような恐怖を感じてしまうんですね。

因みに、現場は私の自宅から・・・、そうですね・・・、車で5分くらいの所です。

 

※1 釧路市内でシカを普通に見かけた例 その1 その2

 

襲い掛かるといえば、今日の昼間、歩いていて、久しぶりにカラスの襲撃を受けました。

「イチオシ!!」の「しあわせ散歩」の中で、オクラホマ河野さんが散歩中にカラスに襲われるシーンがあり、「バンザイ」のポーズをすると襲撃を免れることができると放送の中でも言われていたことを思い出したので、咄嗟に両手を上に挙げたところ、本当にそれ以上攻撃されることなく、カラスは去っていきました。

もしあのときバンザイをしていなかったら、頭を突かれていたかもしれず、心の中で「※2河野君ありがとう!」と叫んでいました。皆様もどうぞお気を付けください。

 

※2 お笑いコンビ「オクラホマ」のお二人は、年齢は40代だけど、「しあわせ散歩」の中では、何故か「河野君」「藤尾君」と君付けされている。河野さんは以前、一回り以上年下の土屋アナにも、からかい半分で「河野君!」と呼ばれたことも。

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サイロ公園

2021-06-18 18:57:10 | 札幌

 

新川の北部地区(「新川皇大神社」周辺)のぶらり歩きを続けていると、こんな公園を見つけました。

これまで、こういう書き出しのときに、「嘘です。初めからここを目当てに行きました」なんてことを何度か書いたけど、ここは本当に偶然の発見でした。((;^_^A)

 

 

 

 

一時期、お子さんの牛乳離れというのが問題になっていたと思うけど、今ってどうなんですかね・・・。

こういう形で、遊びがてら教育効果も上げていくというのはとてもいいことだと思いますが、そこは大人の意識も重要のような気がします。

 

 

 

普通に遊具の整備されている公園ですが、写真の、ちょっともやっているような様子、何だと思います?

実はこのとき、大人1名(男性)とお子さん5~6名ぐらいで、真昼間から、それもこんな場所で、花火やってたんですよ。

何なんだと思いましたよ本当に。周りの迷惑を全く考えてないんでしょうね。

 

 

牛舎のような小屋がありますが、中には何が・・・?

 

 

あ、これは楽しそう。私も小さい頃は、こういうのが好きでしたね。

 

 

 

 

馬やリス、牛を模った木像。

遊具ではありませんが、見ていて気持ちが和みます。

 

 

さて、北海道も緊急事態宣言が20日(日)で解除され、21日(月)からは「まん延防止等重点措置」に移行しますが、テレワーク主体の勤務は変わらずで、23日(水)から土日を挟んで30日(火)まで、昨年の一回目の宣言発令時にもなかった六日連続のテレワークです。正直限界を感じてます・・・。

それと、「え~っ、何で?」なのが、札幌の市立施設の休館は継続とのこと。

図書館に行きたくて仕方ないのに・・・。

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不撓不屈

2021-06-17 19:47:57 | 札幌

 

新川散策の続きは、こちらの公園。

こちらは住宅街にある、比較的大きな公園です。

 

 

野球ができるグラウンドもあり、

 

 

走って上り下りすると楽しそうな小高い丘もあり、

 

 

 

 

そして藤棚もありと、見て歩くだけでも楽しめる場所です。

 

 

そんな公園の一角にある「不撓不屈」の文字が刻まれた碑。

一体何の碑かな・・・。

 

 

 

なるほど、開拓の歴史に関するものでしたか。

解説文にもあるとおり、北区新川地区の開拓は、明治22年(1889年)に入植が始まったことで本格化し、一面の湿地帯であった場所を、動力や機械の技術が未開発であった時代に、人力で開拓を押し進めるのは、現在からすれば想像を絶するような苦労があったものと思われます。

正に、碑に刻まれている「不撓不屈」の精神によって成し遂げられた一大事業であり、それを成し遂げた屯田兵や一般入植者の功績を称え、後世に語り継いでいくために、開基100年である平成元年(1989年)に、この碑が設置されたということだそうです。

現在のような一面の住宅街からすると、かつては湿地帯だったということが全く想像がつきませんが、先人達の「不撓不屈」の精神による開拓のおかげで今があるということは、新川地域だけでなくどこにおいても、決して忘れてはいけないことなのだろうと思います。

 

 

~オマケ(余談)~

 

 

 

公園近くに、こんな表記の電柱を見つけました。

「東栄」・・・、東区の本町というエリアに「東栄中学校」という中学があるのだけど、そこからはずっと離れています。

どういう意味があるんでしょうね・・・、興味深いです。

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住宅街の牧場

2021-06-16 18:49:51 | 札幌

 

「新川皇大神社」へ行ったとき、せっかくなので周辺を散歩してみました。

神社周辺は住宅街なのですが、15分ほど歩くと、牧場が目に入ってきましたよ。

 

 

 

そうなんです。

 

 

現場は↑なんだけど、こちらの「近藤牧場」さんは、大正4年(1915年)の創業以来、周辺で宅地化が進む中、現在もこうして事業を続けていることから、このように、札幌市の歴史遺産的な位置付けを受けているのです。

 

 

二棟あるサイロのうち、こちらは、札幌軟石で造られています。

 

 

こちらが、解説文にある、木軸にコンクリートを打ち込み、下見張板張り構造にしたもの。

大正14年(1925年)だから、もうすぐ100年。今もこうして現役で活躍しているというのは、本当に素晴らしいことだと思います。

 

 

 

 

 

敷地内では、長閑に草を食む馬の姿が。

観光牧場ではありませんが、沿道からこうして様子を見ることができるので、写真を撮影していく人も多いようです。

因みに、ここも以前「発見!タカトシランド」で紹介されたことがありますが、まだ、録画してまでは見ていなかった時期の話なので、朧気にしか記憶はありません。

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