ファイバーグラスボディとジェネリック
2016年に北欧旅行をしたときに
ヘルシンキの空港の売店で買った雑誌
忘れておりますた
これを見ながら、肌爪先生のFacebookの投稿を拝読いたします。
Facebookで友人の方々はご存じでしょうけど
あの投稿です。
思い出したのは、グラスファイバーボディの話を
IKEDAさんから伺ったときの話。
もう10年も前ですかね。
ワタシは、ガラス繊維が重いと思っていたんですよ。
まあ、ほらガラスってケイ素塩がベースじゃないですか
オフ会でその話をしたら
いやポリエステルの樹脂そのものの重さも大きいのですよ
と教えていただきました。
福野礼一郎氏の記事によると、308GTBのファイバーボディは
30㎝くらいのガラス繊維をポリエステル樹脂の中に混ぜ込ませたものらしい
カーショップやホムセンでFRPの補修キットを買うと
ガラスクロスとポリエステル樹脂のセットが入っていますけど
これは、そういうものではないらしい。
でIKEDAさんのお話から数年後に福野氏の記事を読んだのですが
そのさらに数年後。
うちの会社で、ある製品を出すときに、ちょっと変わったテクスチャーの
樹脂部品がったので
”これ(材質)なんですか?”
”ガラス繊維入り、温度変化に強いんだよ”
と言われました。
それを去ること15年ほど前
そういやあ、別の機種で、ガラス繊維入りを使っていて
コストダウンのために、通常のABSに変更するべく
強度試験したんだっけ
その時の試験の記憶
A部分みたいな部分の剪断強度にガラス繊維なしのものとの差はなくて
B方向からの強度はガラス繊維入りのほうが高かった。
なぜ、Ferrariがグラスファイバー製のボディを採用したのか
まあ本当のところは不明ですが
ワタシの推測では、側面からの衝突の際に
2㎜程度の鉄板より、安全度が高かいという結論を
Ferrariは持っていたのではないか。
たぶん、アメリカ輸出を量産車として本格的に考えていたんじゃないですかね。
その前のDinoは206ではアルミボディでしたが246で、排気量をあげるとともに
ボディはスティールになっています。
これは、安全設計のためのボディのスティール化が先で
重量増を補うために排気量をあげたんじゃないかと
以上、何の裏付けもない推論でした。
さて、そのままFaceBookの投稿に乗っかりまして、
ジェネリック薬品の話
この話は、大藪春彦先生が80年代に
この本に書いていらっしゃいます。
これは単行本で3冊
いまは文庫本で
上下巻の2冊です。
ヨーロッパへ行くのにアンカレッジ経由だったりして
まあ、そんな時代です(笑)
医師と製薬業界をかなりカリカチュアライズして描いているので
ちょっとアレな部分もありますが
よく調べて書かれています。
これが書かれた当時は、ジェネリックという言葉はなくて
”ゾロソロメーカー”と言っていたんですね。
”ゾロゾロ”には
製法などの特許が切れたので
材料製法ともにオリジナル通りに作られたもの
と
製法特許を回避して同じ成分で作られたもの
の2種類あるらしいです。
で、ここら辺が、”ゾロゾロ”の腕の見せ所で
製法特許を回避して、効き目がほとんど変わらないものを
作るのが主人公の務めるメーカー
(ほんとにそんなところがあるかどうかは知りません)
成分は同じですよ
と言われましても、目玉焼きと玉子焼きは別の料理ですけどね。
製法の特許は、作中で語られるところによると
塩と胡椒入りの目玉焼き
の製法特許は
胡椒を先に入れた目玉焼きには適用されない
というものらしい。がよくわからんですな
それより面白いのは、中古薬品を扱うトンビという業者や
薬品業界のために土曜にも開けている神田の銀行の話とか
面白いです。
おまけ
メールアカウントがxyz
なのですぐわかる
うざったいのが最近のヤフオク
Paypay対象だとか、2万円以上だとか
そんな、クーポンばっかし
Shopを優先しているようで、個人のセラーには厳しくなっていくのかも