な、なんですと!?
なんと!ショウエイから、ラドム拳銃がモデル化されると!武装親衛隊ならば、P38やP08よりもこちら!ホルスターはサムズミリタリ屋に入るそうだし、装備が充実するね!詳細が待ち遠しい! pic.twitter.com/vA0Rx5fDYc
— シン牛島えっさい/コスプレ評論家 (@essai_ushijima2) September 13, 2020
マジか
と興奮しているワタクシですが
フランスの大泥棒の末裔が使ったり
サンフランシスコの捜査官が走っている自動車を吹っ飛ばしたりしていないので
まあ、マニア以外には全くの無名ですな
コルトのガバメントとかGMといわれる
M1911のコピーというかクローン
Made in Poland正式名称はWIS Pistol
ラドムは造兵廠の名前
口径は9X19mm 欧州スタンダードですな
あ、欧州スタンダードつったら7.65X17mm(.32ACP)かなぁ
8連発です
ポーランド制式拳銃で設計/採用は1935年、背配備開始は1939年
ポーランドがドイツに併合される1939年までの生産数は約5万丁
M1911のクローンといいましたが
M1911に1929年発売のワルサーPPシリーズのシステムを取り込んだような拳銃です
緑の四角で囲った部分は、分解用のテイクダウンラッチ
オレンジで囲った部分はハンマーロアリングキャッチ(ハンマーダウンレバー)
よくトカレフがセフティがないと揶揄されますが
トカレフのセフティはハーフコックのみで、
この”ラドム”もハーフコックのみです
スライドのレバーを操作することによりハンマーをレスとポジションまで安全に
前進させるという機構が付いていますが
コックしたまま安全に携帯する機構はなくて
手でハンマーを前進させるか、付帯のメカニズムで前進させるかの
違いだけなんだけどな
M1911のクローンといいましたが
バレルのロックシステムはFNのM1935(ハイパワー)にちかく
FNの技術協力があったという資料もあります
またスライドとバレルのロックは、エジェクションポートも
ロック溝として使う、近代的なものです
この銃は
アランドロンが映画「チェイサー」の中でかっこよく使います
これ日本版のDVDパッケージでいや一体全体
THE TWISTED DITICTIVEがチェイサーになるのじゃ
という疑問が出てきますが、
いまアランドロンや監督のジョルジュ・ロートネルのフィルモグラフィをみると
英語題名はDeath of a Corrupt で フランス語題名はMan Mort d'un pourri
腐敗者の死 とでも訳しますか
なんで、これがTHE TWISTED DITICTIVEになるんじゃ(笑)
ほらかっこいいでしょ
映画は「セラノ文書」という汚職の証拠書類をめぐる話なんですが
主人公は実業家で巻き込まれる立場で・・・
この題名、結末ネタバレしていないか
話はラドムに戻りまして
この、ラドム。1939年にドイツがポーランドを占領すると
ベルギーでFNにしたように、ラドム造兵廠もドイツ軍向けに
このラドムを生産させられます
ドイツ正式名はP35 ステアー社でも生産されて
総生産数は35万丁だそうです
WebsiteみてもFacebook見ても全然情報がないんですが
ほんとかしら??
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