日産とホンダの経営統合が破談になりまして
まあ、いろいろ言われておりますが
ここ数年ホンダは関連会社をあちこち売り飛ばしていて
この会社も決して先行き安泰というわけではなさそうなんですが
されはさておき
日産です ネットを始めた2000年代今は亡きYAHOOの掲示板で
トヨタ派と日産派が議論しておりました
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で、だれかが
技術の日産というけれど、日産の技術ってなんだよ
と聞いたけれど誰も回答できませんでした
日産が左前になったのは
ルノーの支援を受けてゴーンちゃんが来た頃
ではなくて1980年代半ばです
そう、皆さんが神のごとく崇めている
R32 GTRが出る以前です
販売台数が
トヨタ、日産、本田 の順であったのが
本題に抜かれたんだか抜かれそうになったんだがしたことがあって
これは相当ショックだったようです
1990年の販売数を見ても一位のカローラは考えないとしても
上位9車種の中にサニーが入っているだけ
でGTRばっかし有名ですが日産のフラッグシップはフェアレディ
R32 GTR登場前はフェアレディZに最新の技術が投入されておりました
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以下ワタクシの伝聞と見知ったもの
believe it or not
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その中で最たるものがセラミックターボ
インペラは大抵耐熱合金で制作されるため
重たい、それをセラミックで作れば軽くてレスポンスも早い
まあセラミックなのでその部分は外注するわけですが
改作企業が未完成だから駄目というのを無理を押し切って
Zに搭載 雑誌レポートの試乗車も不具合頻発
非常に微妙な評価で
本調子ではないようだとか、真価を発揮できなかったとか
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RB20ターボの日本仕様にのみ投入されたセラミックターボ
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ターボチャージャーとコンプレッサーの構成は上の画像のような感じです
左側がターボチャージャー
ターボのむつかしさは、このインペラが1000℃の熱にさらされること
耐熱合金で作らないと持たない
1000℃ですよ1000℃ 炭素も燃え尽きる1000℃ですよ
RevとV-Tecがなんでダメかという話はまたいつか
で、これが重いのでレスポンスが悪い
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そこでタービンをセラミックで それは素人でも思う
ところが、タービンは羽だけじゃなくて軸があるので
それと接合しなければならない(黄色の矢印)
軸は熱で膨張するけどセラミックのタービンは膨張しない
それとタービンのハウジング内というのはいろんな異物が結構飛び交うもので
セラミックは割れる懸念がある
ということでいろいろ、難儀したようです
先輩の友人が関連の仕事をしていて
破損したタービンをいくつか見せてもらいました。
これがセラミックとはいえ弾性を持っていて
さわった感じはセメダインのエポキシパテそっくり
”これ馬パテじゃないですか”
”そんなわけあるかい(笑)”
なんでそんな段階で市販したんですか
もうそれぐらいしないと客をつなぎ留められないらしい
まあこれは1980年代の半ばの話
ちなみに最近ターボタイマーというのは見かけなくなりましたが
ターボ車にアフターアイドルが必要だったのは
タービンの軸受け回りの焼き付き(というか破損)防止のため
いまこのあたり(水色の線)にも冷却水を流しているので
アフターアイドルは不要になったようです
ワタクシは一応、そのタービンの試作品などを見ておりますが
いきさつは伝聞です
あまり本気にしないように
本日画像はすべてWikipediaから拝借しています
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