マグロのアラが手に入って
これまたいい具合に脂が入っているので
先のブログでディスられた、オピネルでさばいてみた。
血合いの部分を外します
すんなりと切れます。
脂の部分も掃除してみます
ほれほれ 綺麗に切れるぞよ
刺身というか、ブツを作ってみた。
見てくださいよ、この切り口
ちゃんと角が立ってます。
まあ、要はちゃんと砥げば、切れるようになります。
日本とアメリカのナイフユーザーというか、ナイフ界は
硬度優先的で、もはや信仰に近い感じ。
対して欧州の場合は、砥ぎやすさ重視というか
比較的柔らかく。熱処理する傾向にあるんですね
アメリカの場合は、レザーエッジという感じでとにかく
よく切れるのを好むんですが
欧州の場合は比較的、鈍い刃付けをしているような気がします。
硬度が高くてよく切れるってのは、いいセールスポイントになるので
欧州ブランドも硬くなってきましたけどね
大藪春彦先生は、刃持ちさえよければ、よく切れるから硬度は
高ければ高いほど良いと思っていた。
と、仰ってます。この「いた」というのが味噌で
アフリカだかどこかで、脂落としのために
軽く砥石にあてた、現地のスキナーが
ラブレスのあまりの砥ぎにくさに、岩にこすりつけたらしいです
まあなぁ HRC64とかじゃあなぁ
当時ラブレスは154CMという、ジャンボジェットのタービンにも
使われたという鋼材を使ってました。
うーんワタシこの鋼材嫌い
154CMは錆が、深く進行するという欠点が発見されたましてた。
これに対して対応して日本の日立金属が、銅を添加して
この欠点に対応してATS34という鋼材になります。
これが、マスプロナイフを席巻し、それによりこれを使ったナイフばっかりになりました。
うーんワタシこの鋼材大嫌い
なんかやたらと硬い。しかも熱処理のミスなのか
固いばっかりで、全然切れない、しかも砥ぎにくい
どうしようもないナイフが山ほど出たのでした
ATS34はアメリカで、カスタムナイフにも多く使われましたが
ダンピング認定されて、アメリカでは入手が困難となりまして
ナイフにはあまり使われなくなりました
めでたしめでたし アメリカ政府GJ!
と思ったけど154CMも似たようなものだからなぁ
ワタシが好きなのはGerberの熱処理をした440Cかなぁ
別の日にやった鱧
まあ茹でただけですけどね
骨切りした奴を売ってたんで、買ってみました。
骨切りしてないやつを買って、自分で骨切りをしたことがありましたが
大失敗(笑)
それ以来やってません
おまけ
ヤプログだったら、自動判定でNGが出そうな
ミスドの新製品
おまけの2
Facebookの翻訳はあまりにもひどい
間違ってないけどひどい(笑)
なぞ
以前ワタシにデカール再生を依頼した方
連絡乞う
デモさま
ひょっとしたらオピネル、刃の材質が変わっているんじゃないかと思わなくもないです
それと、調べたらフィレ以外の、普通の形でステンレスのブレードがあったのも知りませんでした
ナイフも処分しなきゃなぁ
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デカールをお願いしておきながら今すぐ作れない状況だったりします。
かたじけのうございます。
端材がいっぱいあるけど、研いでみる?
あっ!これって加工用の鋼材でした。