漫画家の桑田二郎さんがおなくなりになりました。
85歳なら仕方がないという思いと
え?まだ85歳だったの
という感じ
報道では、まず「8マン」の・・・
と言われておりますな
まあ大ヒットと没落を招いた作品ですからね
ワタシが氏の作品と出会ったのは
1967年
病院の待合室で読んだ、雑誌(多分少年マガジン)に乗っていたのでした。
リアルタイムでは、認識の出来る歳ではないはずなので
その週売られた本ではないと思うんですが
自分に年齢を考えると、ずいぶん古い本を置いていたものです
ウルトラセブンのコミカライズといいますと一峰大二さんがいますが
こちらは、氏とはちょっと違う
シャープなラインでスマートなのですな
赤を表現するときに普通はスクリーントーン使いませんか
桑田先生はここをベタで行っちゃうわけです
それがまたかっこいい絵になってんですな
唯一の欠点は・・・
そうですねぇ ミクラスがかわいくないことですかね(笑)
拳銃所持事件で捕まったのは1965年
事件以降、あまりヒットがないみたいな報道がされるかもしれません
まあ8万ほどのヒットはね
ところが、復帰後、数々の傑作を輩出しているのですよ
ただすげえ違和感があったのは
1976年のゴッドアーム
原作が梶原一騎先生
ヒーローもの、しかもSFで梶原一騎先生ですか
うーむ
で、それ以外にも異和を感じるのは
まず1976年の時点で少年誌にSFヒーローものということ
そして、この絵柄
黒いのです、とにかく黒い
スクリーントーン??何それ美味しいの??
というくらい全部、手書きでしょう
作画技術がとてつもなく上がっていて、全部、手書き
月光仮面のころのスカスカぶりの仇を撃つがごとくの書き込みなのです
当時の少年誌の作品としてはすげえ違和感があります。
黒ベタにホワイト落として宇宙空間と言い張った人は
桑田先生の爪の垢を煎じて飲め!(笑)
全5巻ですから当時としては普通レベルのヒット作
エイトマンと違うのは、デーモン博士のような
善と悪の中間の人間がいないことと
ユーモアがない点ですかね
絵柄と相まって、すげえ重苦しいです。
これ、梶原一騎先生って、空手の部分の権利関係か何かで
原作者名に入っているだけで
ストーリーにはかかわってないんじゃ?
ワタシが好きなのでは、復帰からこの作品までの間のもので
デスハンターとか、エリートですかね
デスハンターは原作が平井和正さんで氏はのちに
ゾンビーハンターという題名で小説版を出します
小説版のほうが後なんですが、コミックのほうが
よくまとまっているように思います。
それと、あまりシリアスではない話
カワリ大いに笑うとか、インテリ五右エ門とか
マンガ少年に連載された フーテンベラ号がリアルタイムかなぁ
あとは何がなくともエリートね
これ大傑作。超能力、強化服、善と悪 もうてんこ盛りですけど
すげえうまくまとまってます。
何はともあれR.I.P
みならいさま
それはいいアイデアかも
川崎、「カタナ」にしたらいい
と空目しました(笑)
うちのあたり、真田ナンバーにしたら
通称は虫ナンバーって言われるよなぁ
ワタナベ様
いつもの得意の勘違いですみません
当時「手塚治虫」「横山光輝」「寺田ヒロオ」の絵は漫画の絵でリアル感が無かったところに「桑田二郎」の絵は、大人の絵!カッコイイ!でしたねぇ!