映画です
ジャン=ポール・ベルモンド傑作選
KINGレコードがベルモンド映画の権利を買って
日本で上映というものらしい
父親は、彫刻家のポール・ベルモンド
息子は、レーサーのポール・ベルモンド
フランス人の名前は単純でややこしい(笑)
これは法律で使える名前が決まっていたので
それを、2つくっつけたりと、そういうことをしてたらしい
そんな法律作るって、フランス人は少しおかしいと思う(笑)
ベルモンドといえばヌーベルバーグですけど
大学時代、気狂いピエロの話を先輩にしたときに
先輩が
ゴダールはもうだめよ
ファッションで女子大生とかが、見に行ってるから
というぐらい日本ではヌーベルバーグというか
ゴダールの映画に出ている人みたいな扱いで
この映画のほかだと、勝手にしやがれくらいしか
ソフトもないという
一発目は大盗賊 CARTOUCHE(カルトーゥシュ)
この映画の解説でよく言われるのはルパン三世のモデル
ルパン三世というか、このカルトーゥシュというのは
ルイ・ドミニク・ブルギニョンという実在の泥棒がモデルで
ご本人は捕まって車裂きの刑に処せられているのですが
これを19世紀にモデルにしたのがルブランのアルセーヌ・ルパン
まあ似ているわな
そういった意味での回答ものとして、ルパン三世に似ている
というだけではなく
映像作品として、盗みの場面とか、すごく影響をあたえていることが分かります
ルパン三世の1stシリーズを見てから行くと
既視感にとらわれます(笑)
とくに20話の ニセルパンを捕えろ!ですね
1962年の映画で ヒロインはクラウディア・カルディナーレ(Claudia Cardinale)
クラウディア姐さん 19歳の役(御年23歳)
ずいぶん幼く見えますが
翌年のピンクの豹はこんな感じ
で、映画の解説みても誰も言わないんだけど
このカルトーゥシュってのはフランス語で実包のこと
この時代は金属薬莢発明以前で、パーカッションはまだ発明されておらず
フリントロックという、火打石を使った方式で
先込めなのですが、これは金属薬莢と違い
再装填が困難です。
で火薬だけ一発分づつ紙にくるんで再装填に備えておくんですが
それをフランス語でCartoucheといい
実包を意味する英語 Cartiridgeになるわけです
まあ18世紀の盗賊としては、ちょいと粋な名前だったかもしれないです
主人公は、ほとぼりを覚ますために軍隊に入るんですが
このCartoucheは軍隊で使われているものなので
そこら辺からの由来ということなんでしょう
ベルモンドはかっこいいんですが
この映画はクラウディア姐さんがひたすら可憐です
ちょーかわいい
楽しい映画でした
おまけ
ベルモンドの映画はハリウッドの大作に押されて
日本では、あまり買われなくなったんですが
80年代に、パリ警視Jという映画が唐突に公開されまして
その中で使うのがこれ
MGCのトイガンが、引き金を引くだけで連射出来て画期的で大ヒット
映画は今一つの売り上げだったみたいですけど
こう言う伏線があるのなら当然だけど、元はこちらですから逆ですね(笑)
あとは漫画の「コブラ」を見たときは絶対主人公はジャンポールベルモンドがモデルだと確信してました
「コブラ」の実写版撮るならジャンポールベルモンドでしたねぇ!