FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

辰と骨とワタシ

2022-12-14 06:00:00 | 映画
有名な俳優さんがお亡くなりになりました
佐藤我次郎さんです
有名なところでは寅さん
というか男は辛いよシリーズですな
源公役なんですが
わたくし、男はつらいよシリーズ一本も見ておりません
佐藤我次郎さんというと記憶のなかで
花巻五郎さんと混同してしまうくらいです
花巻五郎さんはワイルドセブンでチャーシュー役をやった方なのですが
TVシリーズではなぜか両国とチャーシューの役柄が入れ替わっておりまして
変なシリーズでしたが毎週見てました
こちらは花巻五郎さん
まだご存命
ワタシにとって佐藤氏といえば
恐竜戦隊コセイドンのモリ・モリィかな

ケーブルTVで12チャンネルは見られたんですが
なんだか知りませんが電波が弱くてねぇ
地元のケーブル局の受信能力が低かったみたいです
いまだったら金返せってレベルの画質でした(笑)
R.I.P.
そしてもうお一方
生ける伝説 水木一郎氏が74才の生涯を閉じられました
残念だけど74歳では仕方がないか
まあマジンガーZの主題歌歌った人
で、確かに
マジンガーZ、ぼくらのマジンガー、Zテーマいい曲です
ワタシはZのテーマ
人の命は尽きるとも・・・
という歌詞が好きです
水木一郎氏の歌で一番”好き”なのは何か
と言われれば、これ
地獄のズバットですな
特撮ソングに三味線を入れるという異色ぶり
怪傑ズバットのテーマソングであります

オープニングで軽飛行機から降りてきて
いきなりの投げキッス
地元ヤクザの用心棒との対決は奇想天外で
早川さんアナタ、ズバットより強いのと違いますか
みたいな、番組構成で
90年代の懐かしTVを取り上げる番組では笑いのネタとして
取り上げられることも多かったんですが
そんな浅いものではないのです
親友を殺した犯人を追いかけているのですが
これは私怨ともいうべきもので
それに基づいて、各地の暴力組織を当たってゆき
それをつぶしていきます
そして最終回
ラスボスが判明して・・・
という話なんですが
最終回主人公のズバットスーツより強靭なスーツが開発されて
絶体絶命のピンチ
しかもズバットスーツはタイムリミットがあって・・・
最後の敵の3兄弟に大苦戦
どうするズバット!?
でカットが変わると

天、海、山 ダッカ―極悪三兄弟ごらんのとおり
とどうやったのかさっぱりわかりませんが
あっさりと始末してしまいます
で、この後総統Dと対決するんですが
残り時間あと40秒
戦っているシーンはあるんですが
ズバットはスーツボロボロ
カットが変わると相当Dが倒れていて
周りにはズバットスーツの残骸が
ズバットは死んでしまったのか
とちょっとだけハラハラさせて
カット変わって、飛鳥の墓に詣でる男
カメラを引くとこれが早川なんですな
彼が去った後 仲間が墓参すると
ズバットのカードが残されていて
早川は新たな悪と戦うべく去ってゆく
これ誰も言わないんですが
復讐という動機で戦っているつもりの主人公なんですが
実は悪を憎む気持ちが強くて
結局復讐が終わっても、親友の遺族と対面して
復讐が成ったとこを喜んだりしないで
次の悪を求めて去って、悪と戦い続ける
スーツがあってもなくても戦い続ける
復讐を成し遂げて己の天命を知る
そういうエンディングなんですね
なぜ早川が勝てるのか
それは、総統よりも極悪三兄弟よりも、男として”熱い”から
それに尽きるのです。
エンディングの男は一人道を行く
これも水木さんです
この最終回 前後編でオープニングからラストのテーマまで
完璧と思います

いずれ東映がYOUTUBEで無料公開したら
ぜひ見ていただきたい
荒唐無稽な筋立てに隠された熱い男の物語
それに花を添える主題歌
最高です

水木一郎さんR.I.P

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