二階派幹部、武田良太総務相は国会で「NTTから接待を受けたことがあるか」と繰り返し質問され、「国民が疑念を抱くような会食、会合に応じたことはない」と同じ答弁をしていた。 野党議員からは「全く同じ答えの繰り返しで、答弁拒否だ。きちんと答えないと、委員会が成立しない」と抗議されていましたが、〝文春砲〟炸裂で今になってNTT会長らとの会食を認めた。世論に追い風に野党から国会で紛糾させられ、お決まりのお約束、国会混乱の責任を取り辞任する。 は避けられない情勢です。菅首相肝いりの携帯電話料金引き下げは「携帯料金値下げの鬼」と恐れられていた谷脇康彦氏辞任や武田良太総務大臣会食問題でもはやそれどころではない。菅政権そのものが短命の危機にさらされているのです。
❷自民党議員の事務所各ポストに1通の文書(A4判1枚)が投げ込まれた。
「政局の幕開け」「菅おろしの序章じゃないか」と波紋が広がっている。
文書の差出人は〈総選挙前に党則第6条第1項(総裁公選規程)に基づく総裁選挙の実施を求める会〉となっているいわゆる怪文書で連絡先は書かれていないようです。今にして思えば昨年、菅首相の衆議院解散より仕事がしたいとの発言は総選挙で各議員に根回しして色々長期政権への礎を築きたかったのかもしれません。いずれにしても、国民に対しての仕事ではなかったようです。
以下抜粋コピー
武田良太総務相(52)が18日の衆議院総務委員会で、NTT(日本電信電話株式会社)の澤田純社長(65)やJR東海の葛西敬之名誉会長(80)との会食に同席したことを認めた。
昨年11月11日、武田氏は葛西氏から都内での会食に招かれ、澤田氏と同席。文春オンラインによると、NTTドコモ独立社外取締役の遠藤典子氏も同席していたという。
立憲民主党・山花郁夫衆院議員(54)に事実関係を問いただされた武田氏は「1時間に満たない滞在でビールを2、3杯程度いただき、1万円を支払った。(澤田氏から総務省が所管する)許認可に関する要望、依頼を受けたことはなく、総合的に勘案すると、(澤田氏の同席は)当日まで知らなかった」と答えた。
関係業者からの供応接待を禁じる大臣規範については「抵触する会食ではなかった」とした武田氏は、菅政権の携帯電話料金の値下げなど重要政策を担ってきた。
苦しい答弁から一転、〝文春砲〟によってNTT会長らとの会食を認めた武田氏について政界関係者は「最初から澤田社長たちとの高級会食を認めていれば、国民から疑念を抱かれることはなかった。総務相としての信用が失った代償は大きい」と指摘。
ネット上では「国権の最高機関である国会で再三にわたり嘘を言い続けた責任は重い。辞任に値する」「政治家として資質がない」という怒りの書き込みが殺到している。