『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

黒田日銀総裁プラスマイナス0.25%程度の金利変動でメガバンク株急騰!

2021-03-21 07:08:34 | 日記
黒田日銀総裁がプラスマイナス0.25%程度の金利変動へ変更したことを受け、日経平均が2%程度急落したにも関わらず、メガバンク株が急騰です。たった0.1%の利上げでも、巨額の資金を運用しているメガバンクにとっては経常利益が数千億違ってくるのです。コロナ禍の景気回復が視野に入った金融市場では銀行株は長期上昇局面に入ったと見るべきでしょう。
以下抜粋コピー
日銀の黒田東彦総裁は金融政策決定会合後の19日午後、記者会見を行った。
物価安定の目標は達成できる
黒田:今回の点検では、長短金利操作付き量的・質的金融緩和の持続性、機動性が増したと、そういうふうに考えておりまして、こうした下で強力な金融緩和を粘り強く続けることによって2%の物価安定の目標は達成できるというふうに考えております。  2番目の点につきましては、先ほど申し上げたとおり足元、特にコロナ感染症の影響に対する対応として、新型コロナ対応資金繰り支援特別プログラム、それから国債買い入れやドルオペなどによる円貨および外貨の上限を設けない潤沢な供給、それからETF、J-REITの大幅な買い入れといったようなこと、こうしたことで企業の資金繰り支援と金融市場の安定維持に努めているわけですけれども、これは別に2%の物価安定目標を差し置いてということではなくて、むしろそういう形で経済の安定、維持を支援することによって、経済の回復と物価安定目標の達成をより可能にしていくということでありまして、市場安定の足元での対応と物価安定目標の達成ということはまったく矛盾するものではなくて、いわば表裏一体というか、足元の状況の下で2%の物価安定目標を達成するためにも、こういった形で企業の資金繰りを支援し、金融市場の安定、維持をするということが必要だというふうに考えております。
❷これまでと違った運営になるのか
ブルームバーグ:ブルームバーグニュースの藤岡です。ちょっと資産買い入れについてまずお伺いしたいんですけれども。今日の変更を受けて、0.25%っていうことを受けて、総裁は明確にしたのみだということをおっしゃっていましたけれども、今後、もちろんもう少し動いていいっていうことも思われていると思うんですが、今後は日銀のオペっていうんですかね、イールドカーブ・コントロールの中で、これまでと違った運営になっていくんでしょうか。というのも、0.25というのがより今後、マーケットの中では注視されていくということになると思うのですが。 黒田:先ほど来、申し上げているとおり、従来申し上げていたプラスマイナス0.1%の上下、倍程度ということで申し上げたあと、ある程度この変動幅も適正な状況だったんですけど、その後、変動幅が非常に縮んでしまっておりますので、それに合わせて、この国債市場の機能度が低下したんではないかということもあったので、一方で低金利、実質金利を下げることによって経済を支えるという、そういうことは維持しつつ、機能度に配慮して、従来申し上げていたことをより明確化してプラスマイナス0.25%程度というふうにしたわけであります
 
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