十善戒略解(慈雲尊者)全文 . . . 本文を読む
維範・・「拾遺往生伝」に「阿闍梨維範は京師の人なり。顕密性を瑩き、山林心を摂す。遂に平城の月を辞して長く高野の雲に入る。俗呼んで南院阿闍梨と曰ふ。爾より以降、偏に下界を厭ひ、専ら西土を望む。嘉保三年(1096)正月二十八日、俄かに小労有り。両三日を送って二月朔日に至りて法華経一部、不動尊萬體を摺模供養す。第三日の早旦、沐浴浄服す。圓尊上人をして尊勝護摩を修せしむ。蓋し臨終正念の為なり。是の日、闍梨 . . . 本文を読む
妙法蓮華経秘略要妙・観世音菩薩普門品第二十五(浄厳)・・34
大段第二に偈頌に三つ。初めには雙べて二問を頌ずるに二つ。初めには徳を歎ず。
「爾時無盡意菩薩、以偈問曰、世尊妙相具」
「爾時」の下の十一字(爾時無盡意菩薩、以偈問曰)は經家の叙なり。此の中に、尒時(そのとき)とは長行の二段の問答終る時なり。
「以偈問曰」とは世尊より観世音に至るまでの二十字(世尊妙相具 我今重問彼 佛子何因縁 名 . . . 本文を読む
「節分」関連資料
・「古事類苑」の一部を抜書してみます。
「追儺ハ、オニヤラヒ、又ナヤラヒト云ヒ、字音ニテツヰナト云フ、十二月晦日ノ夜、禁中ニ於テ惡鬼ヲ驅逐スルノ儀式ナリ、其式ハ、大舍人ノ身體長大ナル者一人ヲ取リテ方相氏ト爲シ、是ヲ大儺ト云フ、方相氏ハ黄金四目ノ假面ヲ被リ、玄衣朱裳ヲ著シ、右ニ戈ヲ執リ、左ニ楯ヲ執ル、又官奴等二十人ヲ以テ侲子ト爲シ、是ヲ小儺ト云フ、侲子ハ紺布衣、朱末額ヲ著シテ殿 . . . 本文を読む