摩訶般若波羅蜜經卷第十・法稱品第三十七(般若波羅蜜は諸仏を生じ仏舎利を生じ衆生の苦を抜く)
佛、釋提桓因に告げて言く、「憍尸迦、若し閻浮提に満る佛舍利を一分となし、復た人ありて般若波羅蜜經卷を書して
一分と作さば、二分のうち汝何所いずれを取るや」。釋提桓因佛に白して言く、「世尊、若し閻浮提に満る佛舍利を一分と作し、般若波羅蜜經卷を一分と作さば、二分の中、我寧ろ般若波羅蜜經卷を取らむ。何以故。世 . . . 本文を読む
「和泉の国の人で、毎年欠かさず伊勢参拝を続けている人がいた。その熱心さを不思議に思った宿の主人が尋ねてみると、その人の父が足を患っているという。そしてあるとき父の枕元に神様が現れてこういったという。「そなたは久しく悩み神の助けを誓願するけれどもこの病はすぐに平癒するわけにはゆかぬであろう。今からのちひたすら世の為,善事を行うがよかろう。その功徳が神明に通徹して病気が去るのを待つ以外にはなんともいた . . . 本文を読む
『日本國に告ぐ』(ポール・リシャール(注1))「曙の児等よ、海原の児等よ花と焔との国、力と美との国の児等よ聴け、涯しなき海の諸々の波が日出づる諸子の島々を讃ふる栄誉の歌を諸子の国に七つの栄誉あり故にまた七つの大業ありさらば聴け、其の七つの栄誉と七つの使命とを独り自由を失はざりし亜細亜の唯一の民よ貴国こそ亜細亜に自由を与ふべきものなれ曾て他国に隷属せざりし世界の唯一の民よ一切の世界の隷属の民のために . . . 本文を読む
国宝後宇多法皇宸翰御遺告(大覚寺蔵) 後宇多法皇は英邁で知られた法皇ですがこの方の御遺言が国宝として残っています。国宝後宇多法皇宸翰御遺告(大覚寺蔵) です。以下宸翰英華等により書き下してみます。1、 はじめに、粗筋この御遺告は元亨元年1321から正中元年1324の間に書かれた草稿で、最初に『當寺教法後代内外の事、弐拾伍箇条等・・』とあるが実際は二十一箇条にとどまっています。自筆の証拠として7か所 . . . 本文を読む
ダライ・ラマ法王が「より幸せな世界の構築」という題で、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・オンラインの幸せな共同体プログラムと幸せのための行動の議長であるリチャード・レイヤード卿教授との対話を行われています。
http://www.dalailamajapanese.com/live . . . 本文を読む
菩薩本生鬘論・投身飼虎縁起卷第一法隆寺の投身飼虎図は深遠な真理を表していますがその元となるお経が何種類かあります。その一つです。(あらすじ)お釈迦様が手を以て地を按ると地が震動し、七寶塔が涌現しその中に前世のお釈迦様の舎利がありこれをお釈迦様が「悟りへ導いてくれた」として礼します。お釈迦様は前世で飢えた虎に「我身をして大善業を成じ生死海に於いて大舟航となり、無上究竟涅槃を求め永く憂悲無常の苦惱 . . . 本文を読む
金光明最勝王経・捨身品第二十六(佛は投身した王子摩訶薩埵は今の釈迦で、昔の父國王は今の淨飯父王。昔の母・后妃は摩耶夫人。三兄弟のうち長子は彌勒、次子は文殊。投身した釈迦を食べた虎は今の姨母(摩訶波闍波提・釈迦の叔母であるが摩耶夫人が早く亡くなったので養母として釈迦を育てた。後に釈迦が悟りを得ると、最初の比丘尼となった)七虎子は大目連・舍利弗・五比丘である、と説きます。殆ど菩薩本生鬘論・投身飼虎縁起 . . . 本文を読む
オリンピック酣ですが人生もオリンピック競技のようなものかもしれません。
重量挙げ・障害物競争・トライアスロン等過酷な競技の合わさったようなものでしょう。
如何に大きな負荷を懸けられてそれを如何に乗り越えていけるかが問われているような気がします。そういう意味では最初から負荷の少ない人生を歩んでいる人は負荷の大きい巡り合わせに生まれた人に既に負けているということです。
美人に生まれたもの、知能指 . . . 本文を読む
「仏の境涯とはなにか?」「仏の深い境涯は、あたかも虚空のように広大で、たとえ一切の衆生がそこに入っても、真実には、入らないのとおなじである。その境涯は、ただ仏のみが知っておられる。」以下、華厳経・明難品・第十段落「仏境界甚深」の項の和訳と原文。 第十に、もろもろの菩薩たちは、文殊菩薩に問うていうに、「仏子よ、わたしたちの会得しているところは、みなそれぞれ説きました。どうか仏子よ、あなたは深く弁舌を . . . 本文を読む
今日は天神様の日なので近くの天神様にお参りに行きました。ここは軍鶏や鳩が多く当方も時々餌をやっています。今日も古いパンをも持参してお参りの後近くの鳩の群れにばら撒きました。よく見ると鳩の群れも中でいろいろ違いがあります。必ずやせた鳩がいるのです。こういう鳩は他の鳩の様に撒かれる餌の方角にあわせて勢いよく飛び回る等ということはしません。じっと一所で立っています。当方は可哀そうになって . . . 本文を読む
今日は第95代天皇の花園天皇ご誕生の日です。ウキぺヂアによると天皇は、永仁5年7月25日(1297年8月14日)伏見天皇の第四皇子としてご誕生になられています。
延慶元年(1308年)11月、大覚寺統の後二条天皇の急死にともない12歳で即位。文保2年(1318年)2月、大覚寺統の尊治親王(後醍醐天皇)に譲位し、
建武2年(1335年)11月、には円観について出家(法名・遍行)宗峰妙超と関山慧玄 . . . 本文を読む
「諸仏は、ただ一乗によって覚っておられるのに、なぜ様々な仏国土があるのか?」「それは衆生の求め方・宿業などに依るのである。」以下、華厳経明難品・第九段落一乗甚深の項の和訳と原文。 文殊菩薩は、賢首菩薩に問うていうに、「仏子よ、すべての諸仏は、ただ一乗によって、生死を超えておられるのに、一切の仏国土を観察してみると、事情がそれぞれ異なっている。すなわち、世界・衆生・説法・教化・寿命・光明・神力・衆会 . . . 本文を読む
地藏菩薩本願經(全巻書き下し)
地藏菩薩本願經卷上唐于闐國三藏沙門實叉難陀譯忉利天宮神通品第一(お釈迦様が諸仏諸天諸鬼等の集会する中で対告衆としての文殊菩薩に地蔵菩薩の過去世は一切衆生済度の願を立てた長者の子や婆羅門女だったと伝える)如是我聞。一時佛忉利天に在して母の為に説法したまう。爾時十方無量の世界不可説不可説一切諸佛及び大菩薩摩訶薩、皆な來りて集會し、釋迦牟尼佛 . . . 本文を読む