「それ千二百の草薬、七十二種の金丹は、身病を悲れんで方を作り、一十二部の妙法、八万二千の経法は心疾を哀れんで訓を垂る」(三昧耶戒序)
いろいろな薬は病気の人たちを悲しんで救いたいとの気持ちから処方箋ができたものである。また大量の仏典は同じように人々が心を病んだ結果悲惨な運命にあっているのを救いたいとの憐みの心から生まれたものである。
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Q,お守りを金襴の袋に収めて身に帯びることの根拠はありますか?
A,阿吒婆拘鬼神大將上佛陀羅尼神呪經によれば世尊が「この神呪は賢徳・有智の善人に付すべきである。もし誦することができなければよき紙に書き写し、糸袋8金襴の袋)をもって盛り、種々の香をつけて、常に身に随うべきである」とおっしゃったとあります。 . . . 本文を読む
大日経疏に「・・煩惱故に種種の業を起こし、種種の業により
種種の道に入り、種種の身を獲、種種の苦樂を受く。蠶の絲を出し、因るところ無きが如し已に從って出し、自ら纒裹し、燒煮される苦を受く。譬へば人間の淨水の如し、天鬼の心に隨って或は以って寶となし、或は以って火と爲す。自の心で自ら苦樂を見る。・・」
(我々は煩悩により業をつくり業によりさまざまな苦しみを受ける。これは蚕が糸を勝手に自分の周りに張り巡 . . . 本文を読む
2013年に約60年ぶりで行われる出雲大社大遷宮を機に、出雲の古社、そして関わりの深い古寺の宝物と、出雲の重要遺跡から出土した品々を一堂に紹介する空前絶後の展覧会ということです。
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Q,友引には葬式を出さないのは根拠がありますか?
A,根拠はありません。六曜でいう友引は単に友を引くと読めるというだけの理由です。
六曜とは、六曜星の略で、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つを指します。
六曜は足利末期に中国の「諸葛孔明六壬時課」という時刻の吉凶占いが伝わりこれを日に転用したものと言われます。転用は、旧暦で毎年一月一日と七月一日を先勝、(従って一月二日は友引)二月一日と八月 . . . 本文を読む
金輪佛には釈迦金輪と大日金輪があります。
釈迦金輪は、釈迦如来所変の仏頂尊とされ、螺髪の如来形で赤い衣服を纏い、定印の上に輪宝を乗せ、その輪宝で九曜等の天体神を折伏するとされ、宿曜道では凶星のもたらす災いを避ける修法の本尊として重視されています。
一方大日金輪は、大日如来所変の仏頂尊とされ、そのお姿は、全身を五智宝冠等で飾り、智拳印で、赤月輪の中に座されています。
この秘仏の大日金輪が平 . . . 本文を読む
「7月21日(土)14時護国寺本堂にて定例会を開催しました。
般若心経や観音経などをみなさんと誦み、短時間ですが瞑想をしました。
今日は参拝者がまばらだったせいか、とても集中できました。
明かりに照らされるお堂は都会であるのにとても静寂で神秘的でした。
21日はときおり雨風が激しかったのですが、講の前後は有り難いことにおさまりました。
五色の吹流しの仏旗が境内に何本も翻っていました。お大師様 . . . 本文を読む
Q,分家でも実家の両親の位牌をおまつりできますか?
A,縁ある人のお位牌をおまつりするのは当然です。とくにご両親のものなどおまつりしてあげるのが当然です。複数個所で重複して拝んであげることはご両親もお喜びになると思います。こういう疑問がでてくるのは民法旧規定における戸主の身分を長男に単独で承継させるという家督相続の考えがの残っているためと思われます。
なお無縁に近いかたのお位牌などは所縁のお寺 . . . 本文を読む
紀の用方、地蔵菩薩につかえて利益を蒙りたる語 第二
今は昔、尾張の前司※※の※※と云ふ人有けり、公に仕て年来有けるに、後には出家して入道と云てぞ有ける。其の家に、一人の心武き者有けり、名をば武蔵の介紀の用方と云ふ。此の用方、本性、武勇にして、邪見熾盛なる事限なし、敢て善き心无かりけり。而る間、俄に、用方、何なる事か有けむ、堅固に道心をもよおして、殊に地蔵菩薩を歸依し奉けり。毎月の廾四日には酒肉を . . . 本文を読む
願って地蔵菩薩變化僧にあいたてまつる語(はなし) 第一
今は昔、西の京の邊に住む僧有けり、道心有ければ、懃に佛の道を行ひけり。
其の中にも、年来、殊に地蔵菩薩に仕て、願ひ思ひける樣、「我れ、此の身乍ら
し生身の地蔵に値遇し奉て、必ず引接を蒙らむ」と。此れに依り、國もとに行て、
地蔵の霊験有所を尋て、願ふ心を語るに、此れを聞く人、咲ひ嘲て云く、
「汝が願ひ思ふ所、甚だ愚也。何でか、現身には生身の地蔵 . . . 本文を読む
真言開庫集 蓮月豊 和尚
密教において修行するものは世間出世間の一切の悉地を成就するが故に一切の所願成就せずということなし。経に曰く「官位栄耀求めざるに自ら至り、寿命富饒自ら増し、怨家盗賊討たれず自ら敗れ、怨念呪詛厭はざるに本に帰し、疫病邪気払はざるに自ら避け、善夫良婦求めざるに自ら得ん、賢男美女祈らざるに自生せん、一切の所願意に任せて満足せん・・
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