福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

『生まれかわるなら日本に』という若者が増えている(統計数理研究所の調査結果)修正版

2014-10-31 | 法話
統計数理研究所の調査で『生まれかわるなら日本に』という若者が増えているという結果が出ているという報道がありました。ここにあります。 やっと日本人も本来の日本人らしい感覚を取り戻しつつあるように思えて嬉しい限りです。 しかしこの調査に出てくる「生まれてくるときは」という考えは、今このブログでアップしている田中智學の「日本國體の研究」によれば間違っていることになります。田中智學の「日本國體の研究」で . . . 本文を読む
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金山穆韶『大日経綱要』の要約その10

2014-10-31 | 諸経
第二章、第六、内眷属十九執金剛 (大日経の眷属成就の所であるが、眷属には大日如来の自證の智慧を主る内眷属と、化他大慈悲の徳を主る大眷属がある)内眷属に十九執金剛がいらっしゃり、大眷属に四菩薩がいらっしゃる。(大日経の眷属成就の部分は以下のとおりです。「一切持金剛者皆悉集會。如來信解遊戲神變の生ずる大樓閣寶王は、高くして中邊無し。諸の大妙寶王をもって種種に間飾せり。菩薩之身をもって師子座と爲る。其金 . . . 本文を読む
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高野山で再建中の中門に四天王が中門創建以来初めて揃ったとの事です

2014-10-30 | お大師様のお言葉
こういう記事がありました。有難い限りです。来年是非参拝したく思いました。「来年の開創1200年に向けて高野山の壇上伽藍に再建中の中門に、修理・新造の終わった四天像が24日、安置された。高野山真言宗の内局はじめ関係者が門前で法楽をささげた。四天像がそろうのは819年の中門創建以来初めて。」 . . . 本文を読む
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金山穆韶『大日経綱要』の要約その9

2014-10-30 | 諸経
第五、大日如来の眷属 (ここからは第五の衆成就を説きます。大日經の「一切持金剛者皆悉集會。如來信 解遊戲神變生大樓閣寶王。高無中邊。諸大妙寶王。種種間飾。菩薩之身爲師子座。其金 剛名曰虚空無垢執金剛。虚空遊歩執金剛。虚空生執金剛。被雜色衣執金剛。善行歩執 金剛。住一切法平等執金剛。哀愍無量衆生界執金剛。那羅延力執金剛。大那羅延力執 金剛。妙執金剛。勝迅執金剛。無垢執金剛。刃迅執金剛。如來甲執金剛。 . . . 本文を読む
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華厳経から・・76

2014-10-29 | 諸経
華厳経巻四十離世間品第三十三ノ四「・・菩薩魔訶薩は是の如きの念を作さく、『一毛端の処に於いて無量無辺にして数ふべからざる菩薩有り。いかにいわんや一切法界をや』と。菩薩はかくのごとき心を起こすらく我當に大荘厳をおこして自ら荘厳し、衆生を化度して皆阿耨多羅三藐三菩提を成ぜしめ、大般涅槃を以て般涅槃すべし』と。」 . . . 本文を読む
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移転するときは真っ先に氏神様にお参りすること

2014-10-29 | 法話
『ある人がその住所を移すときには現住所の氏神は移転先の氏神に打ち合わせをしなければならない。そういう場合には旧の氏神にお別れを申し上げ、移転ができるように運んだ後、できるだけ早く新しく住む場所のお宮にお参りをするのが順当なのである。人をしてその住所をかえさせるに至ったには考えられる明白な理由がいろいろと多かろう。しかし真の理由は御当人がその氏神の機嫌を損じてそれでそこを立ち退くか、あるいは地域の氏 . . . 本文を読む
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両部神道論其の21(神仏習合年表11)

2014-10-29 | 講員の活動等ご紹介
13世紀、伊勢外宮において「神道五部書」成立。伊勢神宮外宮の神職であった度会氏が、外宮の祭神である豊受大神を天之御中主神および国之常立神と同一神とすることで、天照大神をしのぐ普遍的神格であることを主張。修験道の立場からなされた神道説の書『大和葛城宝山記』などの影響が指摘されている。豊受大神は國常立尊・天御中主神・大元神・御饌都神と異名であるが同じ神であり、天照大神の出現以前の神で至高尊貴にして最高 . . . 本文を読む
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金山穆韶『大日経綱要』の要約その8

2014-10-29 | 諸経
第二章、第四、大日経の説処 教主が大日如来だから經の説処もこの土を超越した如来真実の浄土でなければならない。大日経はだから「如來加持廣大金剛法界宮」としている。この如来加持とは大日の浄土は大日如来が自らの大威神力から現わしたものだからかくいう。廣大金剛法界宮とは、大日如来が無相絶対である様に、その浄土もまた遍一切所だからこのようにいう。なお大日経疏には大日如来の浄土を色界の最高の「色究竟天」とする . . . 本文を読む
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金山穆韶『大日経綱要』の要約その7

2014-10-28 | 諸経
第二章大日経の梗概、 第二序文について 經を釈するとき、序文、正宗分、流通分の三段とするのは晋の道安以来のならいとなっている。 序文は經のおこる因縁を説くもの。 正宗分とは本経の所説。 流通分とは本経を未来に流通し衆生に信受奉行させるための功徳をあかすもの。  序文にはさらに、通序と別序がある。通序はどの經でも五成就を説く。五成就とは、信成就(かくのごとくわれ聞く)、時成就(一時)、如来(教主成 . . . 本文を読む
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両部神道論その20(神仏習合年表10)

2014-10-28 | 法話
蒙古襲来の国家的危機を神仏一体の祈祷で乗り切った日本で更に神仏一体論が高まり、三輪神道が作られました。 . . . 本文を読む
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金山穆韶『大日経綱要』の要約その6

2014-10-27 | 諸経
第二章、第二、入真言門住真言品の名義 本経(大日経)の基礎をなすものは第一住心品である・・入真言門住真言品を訓読すれば「真言門に入って心に住す」と読むべきである。真言門に入るとは如来の三密門を修すること、即ち大日の神変加持力から示現した観音・普賢・阿弥陀等の曼荼羅の諸尊中の一尊の三密門を修するをいう。口に本尊のみ名を唱え、手に印をむすび、心を本尊の心地に住せしめれば・・如来の身心と感応道交の境に入 . . . 本文を読む
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両部神道論その19(神仏習合年表9)

2014-10-27 | 法話
蒙古襲来に際してまさに必死に神仏一体となった祈願をしました。ここで神仏一体のおかげを日本人が具体的に感じたのでしょう。 . . . 本文を読む
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両部神道論その18、(神仏習合年表8)

2014-10-26 | 法話
・1186、重源、東大寺僧60人と共に伊勢神宮へ参拝。「東大寺衆徒参詣伊勢大神宮記」に,1186年(文治2)4月俊乗坊重源が東大寺建立祈願のため,同寺の僧綱以下衆徒を率いて参宮,大般若経を転読供養したと記している。 ・鎌倉初期、真言僧慶円は、両部思想により三輪神道を創始、両部思想で「日本書紀」神代巻を解釈し、天照大神・三輪大明神同体説を唱えた。 ・鎌倉末期、両部神道の『天地麗気記』『中臣祓訓解』成 . . . 本文を読む
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華厳経から・・74

2014-10-26 | 諸経
華厳経巻三十九離世間品第三十三ノ三「 菩薩魔訶薩に十種の法を分別するあり。所謂 ・一切の法は悉く縁より起こると分別し、 ・一切の法は皆悉く無諍なり分別し、 ・一切の法は無量無辺なりと分別し、 ・一切の法は依止するところなしと分別し、 ・一切の法は悉く金剛の如しと分別し、 ・一切の法は悉くこれ如来なりと分別し、 ・一切の法は皆悉く寂静なりと分別し、 ・一切の法は悉く是正道なりと分別し、 ・一切の法は . . . 本文を読む
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金山穆韶『大日経綱要』の要約その5

2014-10-26 | 諸経
第二章、第一、經名、具には大毘盧遮那成仏神変加持經という。・・大日如来の自證成仏の体から大威神力を十方世界に示し、一切衆生を救済し給ふ秘諏を説く經という意である。善無為三蔵の大日経疏に毘盧遮那を日と訳し、日に除暗遍明、能成衆務、光無消滅の三義があるとしている。・・本経は大日法身自證成仏の体から、神変加持の作用をあらわし、一切衆生を等しく大日如来の大覚位に引摂しようとする秘義を説くものである。 . . . 本文を読む
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