夢中問答集(無窓疎石)より・・・2
「神仏の効現
問、仏力・法力たやすく定業を転ずることあたわずばなにをか仏法の利益と申すべきや?
答、業に種々のしなあり。現生にやがて報ふをば、順現業と名ずく。次生に報ふをば順生業といふ。順生の後に報ふをば順後業なり。もしこの三種よりも軽き業なるは、いつにても便宜の時報ふべし。かやうなるをば不定業と名ずけたり。軽重によりて遅速ありといえども作りおける業の報たがはず . . . 本文を読む
本日18日より11月27日まで東京国立博物館で臨済禅師1150年白隠禅師250年遠忌記念「禪」
の展示会があります。臨済宗・黄檗宗15派本山をはじめ、末寺・塔頭(たっちゅう)などから、国宝22件、重要文化財102件を含む計240件の展示。「禅トーク」や、禅院に伝わる茶道の原点「四ツ頭茶会(よつがしらちゃかい)」、日常に役立つ禅語などを書写してみる「写禅語」などの体験コーナーもあるということです。
. . . 本文を読む
明日17日は、靖国神社秋季例大祭です。
靖国神社は国事のために命を捧げた246万6584柱をお祀りしています。以前福聚講のブログでも「同僚が戦没者を供養した話」を出しましたが、いまでも先の大戦で日本国の為に戦死した方々の霊は靖国にあつまっておられることがわかります。
靖国神社のホームページです。「靖国神社で最も重要な祭事は、春秋に執り行われる例大祭です。秋の例大祭は10月17日から20日までの4日 . . . 本文を読む
今日は雲一つない秋晴れの絶好のお参り日和となりました。
私はいつものようにお大師様、一言地蔵様、六地蔵様、お薬師様、本堂を七回お参りしました。世話人のNさんもいつものように一言地蔵様のお花を換えてくださいました。有難いことです。大師堂の前には芙蓉や萩の花が咲き始めています。今日は「入檀式」があったということで境内には五色の吹き流しが何本も風にそよいでいました。密教辞典によると、五色の白赤黄青黒(胎 . . . 本文を読む
楞厳経りょうごんきょうというお経に仏が諸仏菩薩阿羅漢(以下、諸仏菩薩阿羅漢が出てくきて答える)に次のような問いを出された。「いまあなたがたはわたしの教えている仏法の中に於いて無学を成じたことになっているがそれは何によって円通をえたものかまたどうやって三昧地に入ったのかそれを一々いてきかせてほしい」。こう仏が問われると25人の菩薩阿羅漢がそれぞれ自分の特殊の経験を宣べる。
1、 憍陳五比丘(きょうち . . . 本文を読む
京都仁和寺成就山 ミニ四国八十八ヶ所巡拝の記録 (中島 妙子)・・・最終回
今回、ミニ遍路をするに当たり、前日に京都三弘法と言われる、東寺、仁和寺、神光院をお参りしました。
本四国には行けなかったですが、お陰様で仁和寺御室八十八ヶ所を無事巡拝出来て有難い事です。
その後その日のうちに高野山に入り、翌日にミニ四国の御礼参り、そして秋の結縁濯頂も、受けられて、大変満足感でいっぱいでした。
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京都仁和寺成就山 ミニ四国八十八ヶ所巡拝の記録 (中島 妙子)・・・3
土地の人や、ウォーキングの家族連れとか結構沢山の人が巡拝していました。68番の神恵院は池の中央にお堂があり短い橋を渡りました。御眞言を唱え戻ろうとすると、目の前に蛇が現れ橋をするすると横切ると池の端でじっとしています。まるでお大師さまが、姿を変えて出迎えてくれた様な気がしました。
53番円明寺は、岩の上に建っていて、岩と岩の狭 . . . 本文を読む
京都仁和寺成就山 ミニ四国八十八ヶ所巡拝の記録 (中島 妙子)・・・2
仁和寺御室八十八ヶ所と呼ばれる巡拝コースは、普段何時でも巡拝出来るのだそうですが、年に数回お坊さんが、受付をして、スタンプ帳をくださり各札所にはスタンプを用意して下さるのです。思いつきだったのにそんな日に行けた事は大変幸運でした。
文政十年(1827)当時は本四国への巡拝が困難であった為、時の仁和寺第二十九世門跡、済仁法親王の . . . 本文を読む
。十三夜は日本固有の風習で、延喜19年(919年)には宇多法皇によって9月13日にも観月の宴が行なわれ、これが日本独自の十三夜の月見のはじまりとされます。
十五夜と十三夜ともにお月見をするのが縁起がいいとさふぇているようです。十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、十三夜の夜は晴れることが多いようで、「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。十五夜の月見団子に対して、十三夜は栗や . . . 本文を読む
今にいたるまで、日本人は、信仰的に関係の深い神を、すぐさま祖先といふ風に考へ勝ちであります。その考へのために、祖先でない神を祖先とした例が、過去には沢山にあるのです。高皇産霊神・神皇産霊神も、人間としての日本人の祖先であらう訣はないのです。つまり、人間の魂を――肉体を成長させ、発育さした生命の本になるものを植ゑつけた、と考へられた神なのであります。
われ/\はまづ、産霊神を祖先として感ずることを止 . . . 本文を読む
京都仁和寺成就山 ミニ四国八十八ヶ所巡拝の記録 (中島 妙子)・・・1
今年は四国八十八ヶ所にとっては特別な年。逆打ちで、しかも、60年に一度しか巡って来ない丙申年であるとの事で、戦後二回目だそうです。まだ一度も四国入りしていない私は、これはなんとしても、四国に行きたいと思うようになったのでした。しかし今から全て巡る事は、とても叶わず、そんな時間も無いと諦めていたところ、ふと以前高野山東京別院 . . . 本文を読む
たゞわれ/\の情熱だけで、宗教を出現させることの出来るものでもありません。宗教には何よりもまづ、自覚者が出現せねばなりません。神をば感じる人が出なければ、千部万部の経典や、それに相当する神学が組織せられてゐても、意味がありません。いくらわれ/\がきびしく待ち望んだところで、さういふ人がさういふ状態に入るといふことは、必しも起つて来ることでもありません。しかし、たゞわれ/\がさうした心構へにおいて、 . . . 本文を読む
「第4回一宮等巡拝のご案内
・上総国一宮 玉前神社 同別当寺玉前山観命寺
上総国二宮 橘樹神社
・日時 平成28年11月6日(日)
・集合場所 JR東 上総一ノ宮駅 改札口
・時間 午前10時10分
・アクセス便のご参考
①東京駅京葉4番線発 8:21 安房鴨川行き
上総一ノ宮着 10:07
②東京駅京葉1番線発 8:48 特急わかしお3号 安房鴨川行き
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生前御退位が話題になっています。ここでは天皇陛下の国事行為がご負担になっているということが常に話題にされますが、天皇陛下には「国事行為」以外に、(あるいは国事行為を超えて)「宮中祭祀」という最も大切なお仕事があります。これは天皇陛下の私的行為とされてきているため政府(宮内庁)国民も一切容喙すべきことではありませんが、古来、天皇陛下は鎌倉時代の順徳天皇の「禁秘御抄」にある「禁中の作法、まず神事(いわ . . . 本文を読む