「お釈迦様はなぜ自ら教えを書き残されなかったのか?またお大師様はなぜ著作を書き残されたのか?」という問いにお答えします。
まず「大智度論」にはお経は誰が書いたかを示していました。「佛法に五種の人の説あり、一には佛自らの口説、二には佛弟子の説、三には仙人の説、四には諸天の説、五には化人の説なり(大智度論巻二)」とあります。そもそも当初からお経は佛様以外の方の説もあると認めているのです。しかもお釈迦 . . . 本文を読む
Q,密教ではどのような神仏が空中におわすとかんがえているのか?
A,密教の修法では必ず最初に行の成就を願って以下のように神々に祈願します。
祈願の言葉です。この部分は専門的には「神分じんぶん」および「霊分りょうぶん」とよびます。神々に呼びかける言葉とでもいう意味でしょうか。どの修法にもある共通の祈願文です。
「外金剛部の五類諸天をはじめたてまつって三界九居の天王天衆、殊に別ては当年属星本命元辰諸 . . . 本文を読む
正法眼蔵随聞記より、
人は必ず陰徳を積むべきである。陰徳を積めば必ず冥加利益がある。
設え泥木塑像の麁惡なものでも佛像を敬うべきである。黄卷赤軸の荒れた品でもお経を大切にすべき。
破戒僧であろうと僧を仰ぎ敬うべきである。
内心に信心を以って敬禮すれば必ずを得るのである。破戒僧の傷んだ経だからといって不信無禮なれば必ず罰を蒙る。
如來の遺法であるから人天の分となっている佛像經卷僧侶である。故に歸 . . . 本文を読む
今日は18日でご本尊の御開帳の日でもあります。台風に伴う雨でとても蒸し暑い日でした。汗がてでもなかなか引っ込みません。台風後風ともいうべき強風が時折強く境内を吹き抜けました。御開帳日を示す吹流しが風に大きく翻っていました。いつものように8人が参加.
御開帳の如意輪観世音様は光り輝いておられます。いつ拝してもその神々しさなにうたれます。またこういう御開帳の日に皆でおまいりできる仏縁の有難さを改めてか . . . 本文を読む
先ほど夕方6時のNHKニュースで映画「ルンタ」の公開が紹介されました。 ルンタ は渋谷シアター・イメージフォーラムにて今日から公開されているようです。
予告編でのチベットの人が迫害した中国人に対しても「自分と同じ苦しみを受けませんように・・」と願う姿を見て、中国は完璧に敗北したと確信しました。無抵抗のチベット人に迫害を続ける中国とそういう中国人に対して「自分と同じ苦しみを与えないで下さいと」と祈 . . . 本文を読む
午後12時40分。問屋町で有名な馬喰町界隈は、恒例の問屋位置で、大勢の人で賑わっていました。その賑やかな様を、遠目で見ながら、両国に向かいます。両国橋を渡り、町にはいります。
江戸三十三観音第四番札所 諸宗山無縁寺 回向院 東京都墨田区両国Ⅱ-8-10 安置 馬頭観世音菩薩 宗派 浄土宗
回向院は、明暦3年[1657年]振袖火事の名で知られる大火があり、市街の6割以上が、焦土となり . . . 本文を読む
少し長くなりましたが、折りしもNHK大河ドラマで、松蔭が出ているのと,全身、大和魂に満ち溢れ、国を憂いながらも、決然として、憂国の意志を曲げなかった人物が、100年前まで存在していたこと。そして、人間の最も大切なことは、「教育」であることを教えてくれていることから、つい書き留めました。やはり、松蔭と同じ頃の教育者であった、新島襄も、「全身に充満したる丈夫のこの地から出でん事を」といい、「男子一 . . . 本文を読む
午前11時30分、ぽつり雨が降つたりやんだりして、傘を差さずとも歩けるような天気になってきました。湿度が高いせいか、体に汗がでますが、体が動いてるせいか、壮快です。江戸三十三観音第五番札所 新高野山 大安楽寺 東京都中央区日本橋小伝馬町3-5
本尊 十一面観世音菩薩 宗派 高野山真言宗
同寺に来る途中、立派な堂宇の「身延別院」があり、木造日蓮聖人坐像が安置されているお堂です。先を急 . . . 本文を読む
「人情深川御利益通り」の幟旗が、並びたてられた、深川不動尊の仲見世通りをすぎ、地下鉄・日本橋駅に行き、人形町駅まで行きます。午前10時55分、第二番目の巡拝所、江戸三十三観音 第三番札所 大観音寺(おおがんのんじ)・東京都中央区日本橋人形町1-18 本尊 聖観世音菩薩 宗派 聖観音宗
人形町に通ずる日本橋通りは、今、大通りの両側は、大震災の災害を未然に防ぐ高層ビルの耐震工事と、耐震設計を基に . . . 本文を読む
江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝第三回の記録
東京地方は、7月に入り、連日雨模様の日が続き憂鬱な気分になります。福聚講(高原耕昇講元)では、7月5日(日)、第三回目の江戸三十三観音霊場・東京十社の巡拝行を行いました。前日は、一日中、小雨が降り続いており、テレビの天気予報は5日も雨模様と報道していました。雨中の巡拝行は?と、不束ながら大変だな、と思いきや、高原講元様から、私の心境を見透かしたか . . . 本文を読む
抑も般若心経と申す御経は、文字の数僅か二百六十余文字なれど釈迦御一代の経即ち天台経、毘慮舎那経、阿含経、華厳経、方等(注1)、般若、法華経等一切七千余巻より選み出されたる御経なれば、神前にては寶の御経、佛前にては花の御経、況して家の為、人の為には祈祷の御経なれば声高々と読み上ぐれば上は梵天・帝釈・四大天王・日本国中大小神祇・諸天善神・諸大眷属に至る迄、哀愍納 . . . 本文を読む