靖国神社の社頭掲示
陸軍大尉皆川孫六命。「妻への手紙」「・・假令遺骨帰らざる事あるも国家の為充分の御奉公をしたものと思ひ喜ばねばならぬ。・・・大御心やすめまつらんとこしへに我靖国の神となりて」とあります。是を読む時、僅か数十年で日本人はいかに劣化したかを思い知らされます。
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今日は國男忌です。柳田國男は1875年7月31日兵庫県に生まれ1962年8月8日(87歳)東京の成城にて没しています。日本民俗学の泰斗です。50年以上も前下宿時代に同宿の尊敬する哲学者の方が私淑していたので自分も影響されて柳田國男集を求めましたが正直いって全部読破しようというような面白みを持ったものではありませんでした。それぞれの土地の言い伝えなどを丹念にひろっているもので華々しさは全くありません . . . 本文を読む
乃木希典将軍は日露戦争のあと全国津々浦々に日露戦争の「忠魂碑」を建立されていますがこれは千葉県山武郡にある、乃木希典篆額、森鴎外撰の「日露戦役忠魂碑」です。鷗外は乃木将軍に私淑していたようですが共に忠魂碑を建立したのは初めてでしょう。
「陸軍大将正三位勲一等功一級男爵乃木希典篆額忠魂碑
明治三十七八年之役千葉県山武郡片貝村之民従軍于満州者一百五十有三人中、死傷者六人あり。而して三十九年王師凱旋 . . . 本文を読む
興教大師覚鑁上人も密教による先祖供養を説いておられます。・・2「一期大要秘密集」より(地獄の人には、佛眼法、金輪法、正観音法、地蔵法を行ずるか造仏造画すべし。又理趣経、五十三佛名(注1)、宝筐(注2)、尊勝(注3)、光明真言、破地獄(注4)、宝楼閣(注5)、華厳経の菩薩説偈品(注6)、法華経等なり。以上の三宝は殊に地獄の衆生の苦患を済う。餓鬼道の人には、宝生如来、虚空蔵、地蔵、千手、壇波羅蜜、施餓 . . . 本文を読む
・興教大師覚鑁上人も先祖供養を説いておられます。・・1・「孝養父母観念 (興教大師覚鑁上人)」には、印・明・経により自身・父母・衆生が成仏すると説いています。「吾が父の遺骨我が身に留まって白色円形・金剛界曼荼羅となり、我が母の遺体我が身に留まって赤色八葉形胎蔵界曼荼羅となる。よって吾印を結ぶによって心月輪顕る。心月輪顕るるがゆえに吾無始以来の罪障悉く皆消滅して忽ちに成仏し、金剛界の諸尊聖衆に囲繞供 . . . 本文を読む
先祖霊が子孫を助けること・・3・東日本大震災のとき、車で避難していた男性が渋滞に巻き込まれ立ち往生しているとき、死後何十年も経っている祖母の声がして迂回路を教えてくれた、という話を高野山東京別院で聞きました。・四国遍路記に次のような投稿がありました。遍路で亡夫の供養をしてすぐに就職先が見つかったというのです。「昭和44年主人が亡くなり母子二人の苦しい生活が始まりました。生計を立てるため、職探しを始 . . . 本文を読む
先祖霊が子孫を助けること・・2・インターネットに出ていた話ですが「うちの父は、戦争中に所属していた部隊が壊滅して、生き残ったのは父と、もう一人○○軍曹だけだったという経験があるそうです。しかも、その時父は負傷していて、足手惑いになるから置いていってくれと頼んだそうなのですが、その軍曹は頑として聞かず、父を見捨てずに本隊まで連れて帰ってくれたそうなのです。(父の方が階級は下です)その軍曹は普段から特 . . . 本文を読む
先祖霊が子孫を助けること・・1コロナの猖獗だけでも大変な時、中国・ロシア・朝鮮半島などの「悪の枢軸」が日本を狙っています。また大震災もいずれ必ず起こるとされます。かってない危機存亡の時です。
古来日本人は先祖供養をしてこういう危機を乗り越えてきました。数回に分けて先祖供養の大切さを再度書いておきます。・日野西真定「高野山の秘密」では「両墓制の時代には、遺体は山の向こうの山麓に埋められ、墓は生活空 . . . 本文を読む
今日は元正天皇が薄葬令(火葬令)を出された日続日本紀・養老五年721十月十三日丁亥「太上天皇(元正天皇)、右大臣二位長屋王、参議藤原房前を召し、詔して曰く「朕聞く、万物の生なんぞ死あらざるといふことあらむや。此れ則ち天地の理、奚(なんぞ)哀悲すべきや。葬を厚くして業を破り、服を重ねて生を傷るは朕甚だ取らざる焉。朕崩ずるの後は宜しく大和國添上郡蔵寶山雍良岑(さほやまよらのみね)に於いて竃を造りて火葬 . . . 本文を読む
八幡愚童訓「文永十一年1274十月五日の申の時に対馬の西面差浦に異国の船四百五十艘三万人乗連て寄来たる。同日の酉の刻に国府の地頭所に着く、則ち地頭、宗右馬介助圀、八十余騎にて同丑の刻ばかりに彼の浦に行き着いて、翌日卯の刻に通人に真継男を使者にして蒙古人に事の子細を相尋るところに、散々に船より射る上、七,八艘より降り立つ勢一千人ばかりなり。その時宗右馬介,陣を取って戦う。その矢に中る異国人数知れず。 . . . 本文を読む
鴻池屋の初代鴻池新六(注1)が定めた「幸元子孫制詞条目」「万端正路を専らとし 王法国法を守り 仁義五常(注2)の道に背かず 主君に背かず 父母に孝行し 家内と睦まじくあれ 謙遜であって奢ることなく 自分の仕事を務め上げよ。・・先祖恒例之仏事怠慢無く急度勤行士べし。先祖なくして父母無し、父母なくして己が身なし、当時家業都合宜しく候も己が利根発明にして勤出すにあらず、全て先祖累代の積徳にして父母之養育 . . . 本文を読む
天皇陛下の先祖供養
我が国は先祖供養が国の基盤であり骨格であることを徐々に書いていますが、今回は天皇陛下の先祖供養についてとりあえず手元にある資料で書いておきます。
・宮中神事そのものが先祖供養・祖先崇拝の儀式です。
春分の日 の春季皇霊祭、秋分の日の 秋季皇霊祭等はその名の通り皇霊をおまつりするものですし、神嘗祭は天皇陛下が五穀を日本神話の様々な神々に捧げて豊作を感謝するもの
新嘗祭は初穂を天 . . . 本文を読む
今朝修法していて突然「先祖供養は死んでからはできないのだ」と思いました。
死者は体を持ってないので修行できない、従って生きている者が代わりに功徳を積んでその功徳を死者に回向するほかない、当たり前のことですがこれを現代人は忘れています。
「死んだのち仏となると思うなよ死なぬうちこそ真の妙法(白隠)」という言葉があります。これなどもこの身体性のことを言っているのだと思います。
更に、密教でいう、身口意 . . . 本文を読む
御大師様の先祖供養についてのお考え・・24
・「弟子の僧真境が亡考の七七の斎を設くるための願文」
「それ恩河ふかくして底なく、徳山峻しくして天を衝く。林鳥なお反哺を知る(恩返しを知る)、尤霊(万物の霊長)豈によく遺忘せんや。尼父はその終わりを慎むことを誡め、金仙はその棺を担うことを示す。忘れがたく報じがたき者はそれただ厳父の徳なり。伏して惟んみれば先考故石州録事参軍弓の氏は庭訓余りあり。提撕極まり . . . 本文を読む