最近、自他の運勢を見ていると、つくずく、宿業からはにげられないものだと
実感します。自分の場合でいえば、いままで俗世の現役時代は自らの過去を振り返る余裕はありませんでしたし、振り返っても表面的なことしか思い浮かびませんでした。十善戒を唱えても本気で懺悔することはできませんでした。しかし、いくら取り繕ってみても宿業を持ってない人はいません。自分には業は無いと考えること其のことがすでに救いようのない宿 . . . 本文を読む
四魂
2016-09-29 | 法話
一霊四魂という神道の考えがあります。一霊四魂とは、直霊という一霊と荒魂・和(にぎ)魂・幸魂・奇(くし)魂の四魂を指します。
直霊は霊魂の内奥にある至善至美の純霊。
荒魂は荒ぶる勇猛さを示します。災害も起こします
和魂は和平をもたらします。修身斉家治国平天下の徳。
幸魂はこの世に存在するすべてのものに益を与えます。
奇魂は奇跡を起こします。
『日本書紀・神代』には以下のようにあります。
(少彦名 . . . 本文を読む
2日は安房一宮巡拝です。それぞれの神さまの御本地等です。
1,安房神社 天太玉命 (アメノフトダマノミコト)岩戸隠れの際、思兼神が考えた天照大神を岩戸から出すための策で良いかどうかを占うため、天児屋命とともに太占(ふとまに)を行った。 そして、八尺瓊勾玉や八咫鏡などを下げた天の香山の五百箇真賢木(いおつまさかき)を捧げ持ち、アマテラスが岩戸から顔をのぞかせると、アメノコヤネとともにその前に鏡 . . . 本文を読む
原文「上表文
時に弘仁九年春、天下大疫す。ここに帝皇自ら黄金を筆端に染め、紺紙を爪掌に握って般若心経一巻を書写し奉りたもふ。予購読の撰に範って、経旨の旨をつつ゛る。いまだ結願のことばを吐かざるに蘇生(そしょう)の族(やから)道に亍(たたず)む。夜変じて日光赫赫たり。是れ愚身が戒徳にあらず。金輪御信力(きんりんぎょしんりき)の所為なり。但し神舎に詣(けい)せん輩(ともがら)は此の機鍵 . . . 本文を読む
原文
「第三の行人得益分に二有り。人・法是れなり。(だいさんのぎょうにんとくやくぶんにふたつたり。にん・ぽうこれなり。
初めの人に七有り、前の六、後の一なり。(はじめのにんにななつあり、まえのむつ、のちのいつなり。
乗の差別に随って、薩埵に異有るが故に。(じょうのしゃべつにしたがって、さったにいあるがゆえに。
また薩埵に四有り。愚・識・金・智、是れなり。(またさっ . . . 本文を読む
今朝いつものように修法をして字輪観のところへきて、阿字諸法本不生不可得・嚩字言説不可得・囉字塵垢不可得・訶字因業不可得・佉字等空不可得の瞑想をしているとき、ふっと、自分は無限の縁に依って生まれてきており、また無数の生命を頂いて生きてきており、また無量の環境に支えられてきている。まさに宇宙そのものと等しい無限の存在である・・というような表現しがたい不思議な不思議な感覚にとらえられました。恐れ多いので . . . 本文を読む
原文「
五に、一とは、阿哩也嚩路枳帝冒地薩怛嚩の三摩地門なり。(ごに、いちといっぱありやばろきていぼうじさとばのさんまじもんなり。
「無智」というより、「無所得故」に至るまで、是れなり。(「むち」というより、「むしょとっこ」にいたるまで、これなり。
この得自性清浄如来は、一道清浄妙蓮不染を以て、(このとくじしょうじょうにょらいは、いちどうしょうじょうみょうれんふぜ . . . 本文を読む
原文
「四に、二といっぱ、唯蘊無我、抜業因種、是れなり。(よつに、にといっぱ、ゆいうんむが、ばつごういんしゅ、これなり。
是れ即ち二乗の三摩地門なり。(これすなわちにじょうのさんまじもんなり。
「無無明」というより、「無老死尽」に至るまで、(「むむみょう」というより、「むろうしじん」にいたるまで、
即ち是れ因縁仏の三昧なり。(すなわちこれいんねんぶつのさんまいなり。
頌に曰く、
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17日の定例会模様
17日は不安定な天候ながら雨も降らずいつものように有難いお参り日和となりました。この日も茶会が開かれているようで、和服姿のご婦人方が広い境内のあちこちに歩いていました。本堂で御朱印を求める人もいて本堂の中まで和服の行列でした。講もこれに劣らず女性の多い華やかな会になりました。講元はいつものように一言地蔵様、身代わり地蔵様、大師堂、お薬師様等を7回おまいりしました。こうしてお参り . . . 本文を読む
原文
「二に、絶といっぱ、所謂、無戯論如来の三摩地門是れなり。(にに、ぜつといっぱ、いわゆる、むけろんにょらいのさんまじもんこれなり。
「是諸法空相」というより、「不増不滅」に至るまで是れなり。(「ぜしょほうくうそう」というより、「ふぞうふげん」にいたるまでこれなり。
「無戯論如来といっぱ、即ち文殊菩薩の密号なり。(むけろんにょらいといっぱ、すなわちもんじゅぼさつのみつごうなり。
文殊の利 . . . 本文を読む