・鳥居の意味に6説あり。
1、天岩戸の前に木を立てて鶏を止まらせて鳴かしめたことよりくる。
2「ほほでみのみこと(山彦)」が豊玉姫のところへいったとき門の井戸の上に居たことより
3、以下の慈雲尊者の説、名無の雉が止まった「湯津杜木」からきた(注1、)
4、陰(右柱)陽(左柱)交感(下を上へ通す)の表示
5、「天」の字を表す。
6、「聚」の意味、古代の門をあらわす。
(注1、雙龍大和上(慈雲尊者) . . . 本文を読む
梁塵秘抄より
「華厳経一首
華厳経は春の花、七所八会(注1)の苑ごとに、法界唯心(注2)色深く、三草二木法ぞ説く(注3)。
(注1)第一の場所は摩掲陀國菩提樹下で第一寂滅道場会 が開かれ、第二の場所も寂滅道場近くの地上普光法堂で第二普光法堂会が 、第三の場所は忉利天で第三忉利天宮会が 、第四の場所は夜摩天で第四夜摩天宮会が 、第五の場所は兜率天で第五兜率天宮会が 、第六の場所は他化自在天で第 . . . 本文を読む
あす6月1日(旧暦5月1日、2日)は「高野山山王院夏季祈り」です。
以下高野山ホームページの要約です。
「1年に一度、南院に御安置されております「浪切不動」さまを山王院におまつりし、招福除災をお祈りする法会です。・・この法会には高野山でも有名な仏様であります「浪切不動明王」様をお迎えし、山王院にて御法楽を捧げ天下泰平・五穀豊穣を祈ります。
浪切不動様は、お大師さまが船で唐から日本に帰朝された際に嵐 . . . 本文を読む
伝教大師「山家学生式」には「「国宝」とはよくいい能く行う者。「国師」とはよく教えるが行いはいまだしの者。「国用」とはよく教えるが行いは駄目なもの、をいい、『国賊』とはいずれもできぬ者をいう」とあります。国賊にはなりたくないものです。
伝教大師「山家学生式」です。「国の宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝と為す。故に古人言わく、径寸十枚、是れ国宝にあらず、一隅を照す、此れ則ち国 . . . 本文を読む
川崎でいたいけな女児達が刺されました。
悲惨な事故事件を知るたびに被害者・被災者をどう見ればよいのか、胸が張り裂けそうになります。今回もすぐにお大師様に「犠牲者をすこしでも助けてください」とお参りしました。
わたしはいつも不条理の犠牲者を「代受苦の菩薩様」と思い犠牲者に光明真言を上げることにしています。
不条理な目にあっている方々は我々が日々造り出す「共業の報い」を代わって受けてくださっている菩 . . . 本文を読む
抑亦、当世の人たちは、神慮を易く見積り過ぎる嫌ひがある。人間社会に善い事ならば、神様も、一も二もなく肩をお袒ぬぎになる、と勝手ぎめをして居る。信仰の代りに合理の頭で、万事を結着させてゆかうとする為である。信仰の盛んであつた時分程、神の意志を、人間のあて推量できめてかゝる様な事はしなかつた。 . . . 本文を読む
先ほどトランプ大統領が記者会見で日本の皇室や伝統・文化が素晴らしい国であると感動していました。こういう日本は一朝一夕にできたものではありません。千年以上に渉る日本人の深い精神性に支えられているものです。この日本人の深い精神性を作り上げてきたのが指導者・僧侶等の聖職者・庶民です。
それぞれが素晴らしかったから今日世界から尊敬される日本人の国民性ができたのです。
1、まずなにより昔は僧侶が優れていた . . . 本文を読む
今日と明日は小田原道了尊大祭。
正月・五月・九月の27・28日の両日は、道了尊大祭。「五月大祭では古則にのっとった御点前を頂く「禅院茶礼ぜんいんされい」が行われる。」ということです。 . . . 本文を読む
他者を助けるには、財力がどうしても必要な場面が多々あります。東日本大震災の犠牲者中の方々を支援するにも、チベット支援、シリア難民支援にしても必ずいくばくかのお金を必要とします。ここで財力によゆうのないときは吾ながら情けなく思いつつ支援をあきらめることがあります。しかしお経には「財力がなくても利他行ができる」と書いてありました。
大日経巻七には「もし勢力の広く饒益するところなければ、法に住して但し . . . 本文を読む
先ほどNHK「こころの時間」で正眼僧堂師家・山川宗玄老師のお話があり、ハッとさせられたところがありました。師は梶浦逸外老師の隠侍をしていたころ逸外老師はどこでも毎回同じ法話をされるのでつい居眠りをしてしまうこともあったが、あるとき毎回逸外老師の法話を聞きに来る信者の社長に「逸外老師の法話は毎回同じですが毎回違います」といわれてハッとした、ということです。社長は自分が変わっていったのです。
此の伝 . . . 本文を読む
以前から、生老病死にかかわらず、どういう立場でも救われる道があるはずであり、それをお釈迦様もお大師様や各宗の祖師方も古来口を酸っぱくして説かれてこられたのではないかと思っていました。
そしてその救いの道は「心」の働きにあるのではないかと思ってきました。
そしてずっと、その「心」は万民万物共通に深いところでは「一つ」であるという真理が厳然としてあるのではないかと思い始めていました。
今朝も四無量観を . . . 本文を読む
角田さんにお願いして先日の護国寺参拝記の続編を書いていただきました。
「19日、護国寺に向かう地下鉄の電車の中で、ドア付近の床に、名刺入れ大の布でできた黒く使い込まれたものが落ちていました。電車が停発車するたびに、乗降客は皆一様に、この使い込まれたぼろぼろのものに注意を払い、覗いてみるのですが、「ああ、ゴミか?」という感じで一瞥するのみで通り過ぎます。中には一蹴する人もいます。
誰もが、関心を . . . 本文を読む
1、地蔵菩薩の縁日は毎月24日です。盂蘭盆期間中の地蔵菩薩の縁日旧暦7月24日を特に地蔵盆と呼び、近畿地方を中心に路傍のお地蔵様をおまつりするならわしがあります。お地蔵様を洗い清めて新しい前垂れをお着せしたり灯籠を立てたりお供え物をしたりします。
2、お地蔵様はお釈迦様が入滅されてから、弥勒菩薩が降臨されるまでの56億7000万年の無仏の時代の衆生をみちびいてくださいます。地蔵菩薩本願経にはお . . . 本文を読む
Q,寺社に鰐口があったり鈴があったりしますがその意味は?
A,鰐口は魔羯大魚(海中に生息する巨大な魚形の動物)を表わします。打つことにより魔障を退治するという意味があります。主に寺院にあります。鈴は『古語拾遺』には、天照大御神が天石窟戸(あまのいはやと)にお隠になったとき天鈿女命(あめのうずめのみこと)が鈴を付けた矛を持って舞ったことが記されておりこれが起源とされます。主に神社にあります。
鰐口に . . . 本文を読む