「来週8日、福聚講で江戸三十三観音参拝の予定の中で早稲田の放生寺も巡礼予定になっています。放生寺ですが、「お寺を改修中につき、御朱印は書き置きしかない」旨の表示が出ています。」 . . . 本文を読む
平成二十七年は高野山開創千二百年という記念の年です。今年はどうしても高野山にお参りに行きたいと思っていました。そんな折、昨年末、福聚講の忘年会で高原和尚様が「来年高野山に参拝したい人は何人いますか」と問われ、手をあげました。それから四カ月今年の春と秋にそれぞれ結縁灌頂を受けることができました。その有難い記録を書いておきたいと思います。
1、胎蔵界結縁灌頂入壇記(春)
四月、初めての高野山です。福聚 . . . 本文を読む
いまままで西行法師についてはそのあまりの世俗的有名さに若干反発していました。
・たとえば四国遍路をしていた時、81番白峰寺の境内には「崇徳天皇御廟所 四国81番綾松山白峰寺略縁起」と書かれた掲示板がありました。 それによると「
・・・仁安元年神無月西行は四国修行の途次一夜法施読経し奉ると御廟震動して崇徳院現前して一首の御歌を詠ぜられて「松山や波に流れてこし舟の やがて空しくなりにけるかな。」(新 . . . 本文を読む
千日回峰行堂入りのニュースが出ていました。
千日回峰行の堂入りは7年間かけて行われる千日回峰行修行の途中、700日目から始まるもので比叡山中の明王堂にこもり9日間、断食、断水、不眠、不臥で不動真言10万回を唱える最大の難行とされるようです。今回は41才の行者様が21日未明、無事満行し、出堂されたということです。
私も6年前に四国太龍寺で求聞持を成満させていただきましたが、その時感じたことは、「 . . . 本文を読む
10月に入り、めっきり秋めいた気候となり、あいにく今日も冷たい雨が降る肌寒い日でしたが不思議とお参りの3時ころになると晴れてきました。いつも講の時は晴れます、有難いことです。
この日は犬猫の里親を探す「犬猫会」が境内でおこなわれており可愛いワンちゃんたちが人懐っこく走り回っていました。一言地蔵様の前に来ると花立てや線香箱を一つ一つ掃除している中年男性がいました。私を見て「どうぞどうぞお参りくださ . . . 本文を読む
石清水八幡宮が国宝に指定されました。大変うれしいことです。理由は4つです。
1、石清水八幡宮は御祭神が・応神天皇・比大神 ・ 神功皇后という三韓征伐のときの天皇皇后であること。
2、僧侶が国家鎮護のために開基した神社であること。当社のホームページによると「平安時代始め、清和天皇の貞観元(859)年、南都大安寺の僧・行教和尚は豊前国(現・大分県)宇佐八幡宮にこもり日夜熱祷を捧げ、八幡大神様の . . . 本文を読む
ラグビーの五郎丸選手の印が話題になっています。あれは不動独鈷印に似ていますが独鈷印ではありません。独鈷印は人差し指だけを立て合わせ両手を緊縛するものですが五郎丸選手のものは他の指もゆるく立て合わせた独特のものです。なお護摩の時は不動独鈷印を結び火界呪を唱えます。この印とご真言はさまざまのケースで私もびっくりする程の絶大な力を発揮しました。
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ノーベル医学生理学章受賞の大村智博士の日常がテレビで紹介されていましたが博士は近所の複数の神社を熱心にお参りされていました。そしてちゃんと「祓いたまい、浄めたまえ、守りたまい、幸いたまえ」と祝詞を声を出してお参りされていました。
思い出すと2010年小惑星探査機「はやぶさ」が奇跡の帰還を果たしたことがありましたが責任者の川口淳一郎宇宙機構教授はゆかりの「中和」神社や「飛」不動様を熱心にお参りした . . . 本文を読む
福聚講(高原耕昇講元)の、江戸三十三観音・東京十社の定例巡拝行は、10月4日(日)、第六回の回を重ねる巡拝行となりました。この巡拝行では、江戸風情や情緒を、身近に体感する、興趣のあることや、神社が、改まった神域でなく、親しく私たちを受け入れ、包み込んでくださる神様が居られるという、大らかな気持ちにさせて戴けるようになりました。
午前10時、この日、第一番の巡拝所である王子神社の境内に、直接、 . . . 本文を読む
• 日本における放生会の起源であるとされるが、その内容はいくつかの点で独特である。
• 正式には陰暦8月15日であるが、現在は10月の体育の日(12日)を最終日とする3日間(土曜日から月曜日)に催される。「仲秋祭」という名に改称されているものの、マスコミや観光客に限らず氏子など関係者も「放生会」と呼んでいる。
• 10 • 仲秋祭(ちゅうしゅうさい . . . 本文を読む
1、今回の日本人ノーベル賞の受賞者の功績を見て改めて仏教の教えが素晴らしいことに気が付きます。
2、医学生理学賞を受けられた大村智氏は微生物の生産する有用な天然有機化合物から抗寄生虫薬イベルメクチンを作り熱帯地方の風土病から何億人もの人を救っているといいます。之を聞いて微生物にも「菩提心」があるのだ。まさに「一切有情悉有仏性」が実証されたのだと思いました。
3,物理学賞は東京大学宇宙線研究所の梶 . . . 本文を読む
第三、大日経の教主及び密教の起源
絶対の如来も我らの分別識により或は三十二相具足の応身を見、或は八万四千の相好円具の報身を見る。しかも分別を絶したもののみ法身大日如来(如来の真身)をみるのである。・・密教では法身如来には法身自らの体を認知する心識があり、自らの本誓三昧を表現する言説があり、衆生摂取の大威神力があり、無量の微妙な色相を具し無数の菩薩衆とともに三世常住の実義があらわれる。かりに法身の実 . . . 本文を読む
金山穆韶『大日経綱要』より要点・・その1
第一章序説、
第一本経の正意、
大日経王疏傳(実恵僧都)は御大師様の口説を記述したものであるがここに真言密教は直住月宮の法門であると書かれている。即ち月(悟りの世界)を見るとき地上から仰げば雲霧(煩悩)は月光をさえぎる邪魔者であるが、かりに神通の車にのって月の世界に至ったとすれば、雲霧は月光を遮らないのみかかえって月の光の光彩とみられるであろう。・・かく真 . . . 本文を読む