福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日天長五年二月二十七日は大師が「伴按察平章事が陸府に赴くに贈る詩」をお作りになった日

2023-02-27 | お大師様のお言葉
今日天長五年二月二十七日は大師が「伴按察平章事が陸府に赴くに贈る詩」をお作りになった日です。((日本後記・天長五年二月に)「甲寅,賜鎮東按察使-伴朝臣-國道餞.有御製.賜衣被及雜珍玩物」とあり。)「伴按察平章事が陸府に赴くに贈る詩」夫れ膚寸(雲)南北に心なけれども風に遭ふときは則ち飛ぶ。順の徳なり(命令にしたがう徳)。人臣東西に心なけれども命を銜ふくむときは則ち馳す。忠の至りなり。蕞爾たる毛夷(さ . . . 本文を読む
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今日は叡尊が聖徳太子廟で502人に授戒した日

2023-02-26 | 法話
金剛仏子叡尊感身学正記「寛元四年丙午1246四十六歳二月二十六日太子廟において五百二人に菩薩戒を授く。」 . . . 本文を読む
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今日は天台十三世座主尊意が兜率に登った日。

2023-02-24 | 法話
今日は天台十三世座主尊意が兜率に登った日。 「往生兜率密記」「釈尊意、姓は丹生氏、平安城の人也。元慶三年台山に上る。十七にして落髪す。二十二にして坐す円珍を禮して戒を受け、一紀の間に台教を究む。又両部密法を増全に蘇悉地を干玄昭に享く。凡そ三部の諸尊の秘軌各々密語、多少無く皆一万遍を誦し、修法各一千坐、是の如く修練して屡奇妙を得。観音文殊金剛薩埵不動明王各慰誘を加ふ。天慶三年二月二十三日沐浴浄髪し . . . 本文を読む
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今日は叡尊が24歳で初めて高野山に登られた日です

2023-02-24 | 法話
貞応3年(1224、 元仁元年)2月23日は叡尊が初めて高野山に登られた日です。「金剛仏子叡尊感身学生記」によると「元仁一年、二四歳、正月三日舎兄命終。重恩去りがたし。報恩思い深し。故に中陰の間逗留。二月二二日箕田里を出る。次の日高野山に著く。宿は往生院。行人房なり。日々奥の院に参詣。・・」とあります。 . . . 本文を読む
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祈願して目が明いた話二話

2023-02-24 | 頂いた現実の霊験
祈願して目が明いた話二話   1,「古今著聞集」「盲人熊野社に祈請して開眼の事」(三年も祈願した盲人がお陰がないので熊野権現をうらんでいるとお陰を受け懺悔する話です。) 「熊野に盲のもの斎燈をたきて眼のあきらかならん事を祈るありけり。此勤三年に成りけれども、しるしなかりければ、権現を恨みまゐらせて打ふしたる夢に、『汝が恨むる所、そのいはれなきにあらねども、先世の報をしるべき也。汝は . . . 本文を読む
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疫病と水害で大赦令を出した日

2023-02-24 | 法話
日本紀略 / 延長八年(930)二月廿四日条 「廿四日 詔して天下大赦す。 去年の風水之災、・今春の疫癘之患に依る也」 天皇は醍醐天皇。 延喜23年923閏4月11日、干ばつと疫疾により延喜から延長へ改元したばかりでしたがなお疫病・自然災害が続発していたようです。此の年延長八年八月には清涼殿落雷事件もあり道長公の怨霊によるとされていきました。 . . . 本文を読む
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今日は文永の役の前に彗星が出現した日

2023-02-24 | 法話
史料綜覧 巻五 / 文永十年(1273)二月廿四日条 「廿四日 五壇法ヲ禁中ニ修シテ 彗星ヲ禳フ」 天皇は後宇多。鎌倉将軍は惟康親王、執権は時宗。文永十一年に文永の役がおこります。彗星の出現はやはり不吉でした。 . . . 本文を読む
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今日は河口 慧海の命日です

2023-02-24 | 法話
河口 慧海は1945年(昭和20年)の今日2月24日、脳溢血のため80歳で死去しています。黄檗宗の僧侶。梵語の仏典原典とチベット語訳の仏典入手のため当時鎖国のチベットへ命がけで密入国。『チベット旅行記』を読むと当時の緊張感が促促と伝わってきます。帰国後は大正大学教授、仏典翻訳や蔵和辞典の編集に没頭していましたが、のちに僧籍を返上し在家仏教を提唱しています。慧海の遺骨は谷中の天王寺に埋葬されたが、現 . . . 本文を読む
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今日24日は上賀茂神社・幸在祭です

2023-02-24 | 法話
今日24日は上賀茂神社・幸在祭(さんやれさい24日正午頃)です。上賀茂神社ホームページです。「上賀茂で古くより行われている今で云う成人祭です。当神社、摂社大田神社、田の神と山の神に15歳の元服を奉告します。」かくいう自分は俗世のころある国家的大施策が行き詰まっていたのを引き継ぎ、この成功をこの上賀茂神社に祈り見事成就して頂いたことがあります。 . . . 本文を読む
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日本の国体の基礎は神仏一体である事

2023-02-23 | 法話
日本の国体の基礎は神仏一体である事日本の国体の基礎はあくまで「神仏一体」です。明治の神仏分離以来是を否定してきたために日本国は数数の危機に立たされ続けているのです。例えば日清・日露戦争、関東大震災、二度の原爆被災・敗戦と天皇制の危機、東日本大大震災と原発事故、コロナ・・。そしてこれらの根底にある政財官の私益追求主義、どれをとっても日本国が存続していることが奇跡です。明治以降わずか150年の間に、こ . . . 本文を読む
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今日は天州寺で聖徳太子大祭

2023-02-22 | おすすめ情報
今日は行田市天州寺で午前10時~午後4時まで聖徳太子大祭が行われ秘仏の聖徳太子像が御開帳になります。私も以前拝したことがありますが太子堂に安置される木造聖徳太子孝養立像は香炉を持たれている立像で大変有難い霊気を発しておられました。国の重要文化財です。現存している太子像としては日本で3番目に古く、像銘のあるもののなかでは最古のものといわれます。聖徳太子の日、2月22日の天洲寺例大祭の日のみ一般公開さ . . . 本文を読む
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聖徳太子和讃

2023-02-22 | 諸経
聖徳太子和讃1 和国の教主聖徳皇広大恩徳謝しがたし 一心に帰命したてまつり 奉讃不退ならしめよ2 上宮皇子方便し 和国の有情をあはれみて如来の悲願を弘宣せり 慶喜奉讃せしむべし3 十七の憲章つくりては 王法の規模としたまえり 朝家安穏のみのりなり 国土豊饒のたからなり4 憲章の第二にのたまわく 三宝にあつく恭敬せよ 四生のついのよりどころ 万国たすけの棟梁なり5 何れの世いずれの人か帰せざらん 三 . . . 本文を読む
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十善業道經

2023-02-21 | 諸経
  十善業道經大唐于闐三藏實叉難陀奉制譯如是我聞。一時佛、娑竭羅龍宮にいまして、八千大比丘衆三萬二千菩薩摩訶薩と倶なりき。爾時世尊龍王に告げて言く。一切衆生心想異るが故に業を造ることも亦異なり。是の故に諸趣に輪轉すること有り。龍王、汝此會および大海中に形色種類各別なるを見るや不や。是のごとく一切心によりて善と不善とを造る。身業と語業と意業との致すところならざるはなし。而も心は無色にして . . . 本文を読む
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今日は和気清麻呂薨去の日

2023-02-21 | 先祖供養
日本後紀 / 延暦十八年(799)「二月乙未(二十一)条・・・ 贈正三位・民部卿兼造宮大夫・美作備前国造・和気朝臣清麻呂薨ず。・・・宝字八年大保恵美忍勝叛逆伏誅 連及び当斬の者、三百七十五人なり。 法均切諌す。 天皇之を納れ死刑を減じ処するに流徒を以てす。 乱止りての後、 民苦飢疫し草間に棄子す。一を遣りて収養し八十三児を得、 同じく名けて養子となす 葛木首を賜ふ。 (後略)(二月二十一日、贈正三 . . . 本文を読む
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利行とは

2023-02-20 | 諸経
「なにが利行愛護の態度であろうか。 答え。利行とは人々が重病に罹ったり、災難に出会ったり、事故に遭っ て助けを求めたりしているとき、すぐにその場所に行き、慈悲の気持ち から身体を使ったり、ことばをかけたり、気づかったりして方策を駆使 して近づき、救済する行為をいう。また次のことを知らなければならな い。それは利行の中で最もすぐれているのは信仰心がない人を手立てを尽く して導き、心を調えさせ、安心 . . . 本文を読む
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