福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

真言教誠義・・24

2018-05-31 | 法話
真言教誠義・・24 密蔵沙門周海 . . . 本文を読む
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先祖供養の経典・・1

2018-05-31 | 先祖供養
先祖供養の経典・・1 先祖供養に関する経典はあまり注目されてきませんでした。 仏教は理論的には自業自得の世界。なのになぜ善行などの回向で先祖や他者を助けることが出来るのか、という疑問があるからでしょう。 しかし「大乗義章」では「廻とは転なり。向とは趣なり。自の万行を転じて三所に趣向するが故に。一門に三を説く、一には菩提廻向(悟りに向かって回向するもの)、二には衆生廻向(自らの功徳を他者に転じてとも . . . 本文を読む
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真言教誠義・・23

2018-05-30 | お大師様のお言葉
真言教誠義・・23 密蔵沙門周海 六には般若波羅蜜 般若は智慧にして愚痴の無明を退治す。智は無明煩悩を断ずる体なり。慧は智の上の善と悪とを簡えらぶ功能なり。これ慧が善と悪とを簡えらぶがゆえによく悪しき煩悩の心を断ずるを智というなり。・・真実の智とは顕教でいえば諸法の実相に冥会する正体智なり。実相とは一心無明の真如の理なり。相は自相なり。真如の自相は真実の自相にして有為の諸法の色心並びに言語の及ばざ . . . 本文を読む
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真言教誠義・・22

2018-05-29 | 法話
真言教誠義・・22 密蔵沙門周海 . . . 本文を読む
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ℕℍKの即身佛の番組

2018-05-29 | 法話
以前ℕℍKの即身佛の番組を見ました。この番組では鉄門海上人が座亡したお姿を信徒が即身仏にしたと紹介していましたが、もともと鉄門海上人の衆生済度の燃えるような衆生無辺誓願度という望みが自ずと即身仏のお姿を現出させたのであろうと思います。久しぶりにいい番組に出会えました。即身仏はもともと印度鶏足山に目連尊者が入定されたのが始まりとは思いますが、日本でもおおくの高僧が入定されています。以前四国遍路のとき . . . 本文を読む
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真言教誠義・・21

2018-05-28 | 法話
真言教誠義・・21 密蔵沙門周海. (六波羅蜜のうち,つぎは精進波羅蜜) 菩薩は常に勤行する正念のやまざれば、怠惰懈怠不善の煩悩の心を退治して常香の絶えざるが如く漸次に煩悩の糠を精げて浅より深に至る。これを精進という。 善行を懈怠する心は煩悩なり。悪行を懈怠するこころは善行を精進する心なれば煩悩にあらず。無明煩悩の父母がつくりなせる凡夫なれば博奕等の悪事をなすは面白き故に退屈おこらざれども光明真 . . . 本文を読む
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真言教誠義・・20

2018-05-27 | お大師様のお言葉
真言教誠義・・20 密蔵沙門周海 . . . 本文を読む
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明治政府の低次元性

2018-05-27 | 法話
「日本古来の伝統と明治維新後の歪曲について(和辻哲郎)」 (明治政府は「和」の象徴としての天皇を政治に利用して「武力」の象徴とした。同時に「みやびの」象徴であった御所を江戸城という「武力」の象徴の所に移した。)「明治維新が尊王攘夷の標語のもとに達せられながら幕府を倒した維新政府が直ちに幕府と同様の開国主義に転じたことは周知のとおりである。・・攘夷派の主張が結局討幕の為の策略に過ぎなかった・・。し . . . 本文を読む
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真言教誠義・・19

2018-05-26 | 法話
・・(いずれの戒をも保ちがたくば)毎月八、十四、十五、二十三、二十九、三十日の六斎日に八斎戒(不殺生、不偸盗、不淫不妄語戒、不飲酒戒、不坐臥高広大床、不著香華瓔珞香油塗身、不作唱技楽故往観聴、不過中食)を保つべし。この戒は一日一夜の戒であり、保ちやすきがゆえに。龍猛菩薩は大智度論第一三に、この戒により来世に無量の福を得るとされる。したがってこの六斎日には寺の本堂に集会し、八斎戒を受け、その本堂を密厳浄土と思い、互いに雑談を禁じ光明真言一万辺を唱ふべし。・・ . . . 本文を読む
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油断と十善戒

2018-05-26 | 法話
涅槃経に油断の話がある。「ある王が臣下に油の入った油鉢を持たせて二十五里四方に連なった人群れの中を歩かせ、『もし油の一滴でもこぼしたら汝の生命を断つ』といって後ろから抜刀した監視役をつけさせた。命令を受けた臣下は細心の注意を払ってその油鉢を捧げ持ち一滴の油もこぼさずに無事に歩きとおした・」というもの。ここから「油断」の語ができたとされる。涅槃経の注釈には、「二十五里」は二十五有(二十五有とは三界六 . . . 本文を読む
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真言教誠義・・18

2018-05-25 | お大師様のお言葉
真言教誠義(密蔵沙門周海)18・・・ 信心とは淳誠の心なり。浄く澄みたる水の中には空上の月影の現ずるがごとく、衆生の心も清浄なれば心中の佛日の影現ず。これを加持という。 佛と神とは本地垂迹にして一体分身なれば常に我が心に邪曲をさしはさむときは自身中の佛と産土神(注)と天等とは明らかに知りたまふゆえに現世にはその我が身に種々の禍を受け、来世には無間地獄に堕して出る期なし。 この故に常に斬鬼の心を . . . 本文を読む
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大師の十善戎のすすめ

2018-05-25 | お大師様のお言葉
お大師様は秘密曼荼羅十住心論で十善戒の功徳を説いておられます。当該部分を訳します。「・・(一、 不殺生)殺生をせず恨みを抱くことなければ諸仏が守る。(二、 不偸盗)物を盗むことなく、人に施すことができる人は、貧しくならず天上界に生まれる。(三、 不邪淫)他人の妻に悪心を抱くことなく、自分の妻に満ち足りていれば、自分の妻も他人に奪われることなく没落しても妻から捨てられることはない。(四、 不妄語)嘘 . . . 本文を読む
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真言教誠義・・17

2018-05-24 | お大師様のお言葉
真言教誠義・・17 密蔵沙門周海 . . . 本文を読む
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相互依存という概念は空性の同義語

2018-05-24 | 法話
「掌の中の無限」より「相互依存という概念は空性の同義語であり、空性はまた非恒常性の同義語である。世界はすべて互いにつながり絶えず相互依存しあう活発な流れと出来事の膨大な集合のようなものだ。この絶えざる変化という概念は現代宇宙論のいうところと一致する。アリストテレスの天の不動性やニュートンの静止宇宙はもう存在しない。・・・」 . . . 本文を読む
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真言教誠義・・16

2018-05-23 | お大師様のお言葉
真言教誠義・・16 密蔵沙門周海 孔雀経には「貪欲瞋恚痴はこれ世間の三毒なり。諸仏は皆既に断ちたまへり。実語(真理と対応している言葉)をもって毒を消除す。・・僧伽はみなすでに実語をもって毒を消除す。一切の諸世尊は大威神力有り、羅漢は名称具せり。毒を除きて安穏ならしむ」と説きたまへり。 貪瞋痴の三毒の煩悩によって我らが凡夫は善悪の業を作る。善の業をつくりたるものは欲界の四天王と忉利天と夜摩天と都卒 . . . 本文を読む
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