川崎大師今月の法話板です。「『一切所聞の音はみなこれ陀羅尼なり』(秘蔵記)(我々の聞いている音、それはすべて仏の声である)」と書いてあります。お大師様が「秘蔵記」にかかれている言葉と云うことです。
「陀羅尼」を「仏様の声」としてありますがむしろ「仏様の秘密の声」とでもいうほうが感じが出ていると思います。「陀羅尼」とは我々の理解できる言葉より奥深いものと云う意味ですから。 . . . 本文を読む
1,そもそも仏壇、神棚の起源は縄文時代にはじまるという説もあります。縄文時代の竪穴住居では一番奥に石柱が立っており、これは考古学者の間では先祖供養を行う聖なる場所つまり、「仏壇」とされています。また中心の炉石も火の神を敬うものだとしています。つまり縄文時代から「家」の中に仏壇と神棚があったといえるわけです。
2,その後正式には、「日本書紀巻二十九」で「天武天皇十四年(六八五)三月壬申【二十七】◆ . . . 本文を読む
Q,仁王経で「国乱れるときはまず鬼神乱る。鬼神乱るゆえに万民乱れ、賊来たって国を侵し・・」とありますがこの「鬼神」とは?
A,仁王経護国品には「国乱れるときはまず鬼神乱る。鬼神乱るゆえに万民乱れ、賊来たって国を侵し・・」とありますがこの万人を乱れさせ国を乱すもととなる「鬼神」とはなにかということですが、結論は「夜叉」や「死霊」です。
密教大辞典を引用します。「支那におては天神を霊、地神を祇、 . . . 本文を読む
先日伝授をうけた護国の大法、仁王経法を修して今日で5回目です。それにしても修する都度、日本人・日本国民の資質、心の退廃ぶりが浮かんできて暗然とさせられます。国が栄えるということはその国が栄えるにふさわしい国民を擁しているか否かにかかることは護国の経典といわれる仁王経など多くの経典に書かれている通りです。(仁王経護国品には「国乱れるときはまず鬼神乱る。鬼神乱るゆえに万民乱れ、賊来たって国を侵し・・」 . . . 本文を読む
仁王経法を修していますがその中では仁王般若波羅密多経のげ文を読誦します。仁王般若波羅密多経は衆生が般若波羅密を解することにより国土が守られると説きます。
仁王般若波羅密多経のげ文(その1)をのせます。
世尊導師金剛體 心行寂滅轉法輪(世尊導師は金剛の体なり、心行寂滅にして法輪を転じ、
八辯洪音爲衆説 時衆得道百億萬(八弁の洪音をもって、衆のために説き給う、時に衆の道を得たもの百億萬なり . . . 本文を読む