福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日十二月二十三日は大師が長安に御到着になった日です

2024-12-23 | 頂いた現実の霊験
延暦二十三年十二月二十三日(西暦803、大師御年32歳)は大師が長安に御到着になった日です。大師は五月十二日に日本を出発され八月十日に赤岸鎮に漂着され、十月三日に藤原葛野麻呂に代わり福州の観察使宛の公文書を上表されて以来実に数か月ぶりに入京できたことになります。日本を出発されて以来だと半年以上かかっての入京です。高野大師御広伝には「十二月二十三日。至上都長安城。唐貞元廿年也。入京華之儀。不可説盡。 . . . 本文を読む
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湯島天神に水垢離した新渡戸稲造

2024-12-20 | 頂いた現実の霊験
以前湯島界隈で新渡戸稲造の湯島天神祈願の掲示板に出会いました。文京区作成の旧湯島三組町の町名紹介掲示板でそこには「新渡戸は、数えの9歳で叔父の養子となり上京、翌年旧南部藩の脇慣義塾(三組町105番地)に寄宿した。近くの湯島天神に兄の病気の全快を祈って水垢離をとった。けなげな稲造を見て神官が声を掛け、説教会に呼んだ。『自分自身が光明で自分の信ずる道を進め』という教えは、一生の指針となった。」とありま . . . 本文を読む
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額突き声を絞り出して拝むとお蔭を頂いた

2024-12-12 | 頂いた現実の霊験
ここ数年「年ごとに吾苦しみは深くして・・」という気持ちにもさせられることもありました。しかし以前私淑するA師に「あなたの祈願はお大師様にとどいてない。お蔭を頂くには声を振り絞るようにして必死に最低千遍はお唱えしなければならない・・」と言われたことを思い出してここ数日小声ではありますが声を振り絞って拝み、同時にその前後では額突いて拝んでもいました。するとまことにありがたいことに長年の懸案事項が薄紙を . . . 本文を読む
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「功徳空しからず」

2024-12-09 | 頂いた現実の霊験
観音様の御真言は「功徳空しからず」 (「おんあろりきゃそわか」と観音様の御真言を唱えると)假饒(たとひ)妄念の中に唱ふるとも、既に我真言を誦すと思ふて誦するが故に早佛の境界に一歩踏み入るる理あり。此の義有るが故に一分の功徳を得るなり。復次に其の心は如何様なるにもあれ、口に唱ふる真言に無量の功徳を具するが故に、一念なりとも信を起こして唱ふるには其の功徳空しからず。現生には利益なくとも當世には必ず薫 . . . 本文を読む
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薬師寺の安田暎胤師の説く写経の利益

2024-12-06 | 頂いた現実の霊験
写経勧進をしていた薬師寺の安田暎胤師は大法輪昭和52年7月号に写経のご利益を大要次のように書いています。「桑名の貝新の水谷新之助会長は1000巻の写経をした後お薬師様の霊夢をみて病気回復した。このほか失明の宣告をうけ自殺寸前に助けられた、20年来の神経痛が治った、不妊宣告にもかかわらず元気な男児をもうけた、などと無数の礼状が薬師寺にくる。」 . . . 本文を読む
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今日は26年間の読経に依り難病が治った日

2024-11-27 | 頂いた現実の霊験
「(日本霊異記)卅四、怨病忽ち身に嬰かかり、之に因りて受戒行善して以って現に病を愈すことを得る緣」 「巨勢呰女(こせのあさめ)者,紀伊國名草郡埴生里之女也。以天平寶字五年761辛丑、怨病身に嬰(かか)り,頸に癭肉疽を生じ、大苽の如し。痛苦切るが如くにして歷年不愈。自ら謂へらく、「宿業の招く所ならむ,但だ現報にみには非じ、滅罪し病を差(いや)すよりは,善を行はむには如かじ。」と。剃髮受戒し袈裟を著 . . . 本文を読む
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今日は天武天皇が百僧を度して病気回復された日

2024-11-26 | 頂いた現実の霊験
  「日本書紀・天武九年680十一月」「丁酉(26日)、天皇、病したまふ。因以て百僧を度せしむ。俄に癒へたまふ。」 丁度、11月12日には皇后不豫で薬師寺の建立を始め皇后が平癒されたばかりでした。この薬師寺建立と百僧度と相まって天皇の不豫は俄かに癒えたのかもしれません。 . . . 本文を読む
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45番岩屋寺で小児麻痺の女性の腕が動くようになった話

2024-11-19 | 頂いた現実の霊験
「日本巡礼記集成」の中にn尼の手記というのがあります。 これによると昭和55年5月、45番岩屋寺奥の院で小児麻痺により20年間動かなかった女性の手が行場へ登ろうとして鎖に手をかけた途端に動くようになったということです。其処の所を抜粋しておきます。「昭和55年5月12日、四国88所巡拝に、美代ちゃん(19歳の女性。小児まひで左腕が上がらず左足も不自由)が、お母さんと参加され3日目に45番岩屋寺に着 . . . 本文を読む
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今日は河内金剛寺中興の祖、阿観の示寂された日です

2024-11-14 | 頂いた現実の霊験
今日は河内金剛寺中興の祖、阿観の示寂された日です。以下「密教辞典」等による。阿観は承元1.11.14(1207.12.4)に示寂しています。平安後期の真言宗の僧。和泉国(大阪府)大鳥郡の大和貞平の子。幼いときから高野山に登り密教を学ぶが,明神の夢告を受けたことから河内天野山に入り後白河法皇の勅を奉じて廃寺を再興、河内天野山金剛寺と号す。,治承2(1178)年には金堂を建立,養和1(1181)年には . . . 本文を読む
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今日は天武天皇妃の不豫が薬師寺建立で平癒した日

2024-11-12 | 頂いた現実の霊験
  「「日本書紀・天武九年680十一月」「癸未(12日)皇后不豫。則ち皇后の為に誓願して初めて薬師寺を興つ。仍りて百僧を度したまふ。是に由りて安平なることを得たり。是の日罪を赦したまふ。」   天武天皇の皇后は鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ・天智天皇皇女で後の持統天皇) お薬師様の効験あらたかであったということです。 - . . . 本文を読む
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今日は八万三千日のお茶湯日です

2024-11-09 | 頂いた現実の霊験
今日11月9日は大師の八万三千日のお茶湯日です。今日のお茶湯は八万三千日の功徳があります。 . . . 本文を読む
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般若心経に救われた私

2024-11-03 | 頂いた現実の霊験
・金沢雲龍寺住職、荒崎良徳師の「般若心経に救われた私」と題する一文が大法輪22年8月号にありました。概要を書いておきます。   「昭和58年私(荒崎)は大きな苦しみに出会い、自殺を考えるに至った。毎日暗いうちから本堂の観音様の前で「大般若理趣分」と「般若心経」を唱え続けた。ある日、林屋友次郎師の「般若心経の逐語的解釈」(『般若心経講義』昭和11年、東大佛青会編、三省堂発行内の一文)に . . . 本文を読む
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お陰があるのは自分の善根が佛の縁の力を呼び起すから

2024-10-30 | 頂いた現実の霊験
明恵上人伝記「習慣的に善根を修めた人がすぐれた意欲を起して、お経を誦え仏を祈ると、目の前の災いや障害が取り除かれて、怨みを持った仇敵でさえも降伏させることがあるのは、この人の心の力が道理と融け合い、自ずから生む善因の作用で、仏のすぐれた緑の力を感じ、速やかな利益があるのである。」 . . . 本文を読む
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10月27日は御大師様に大師号が諡号された日です

2024-10-27 | 頂いた現実の霊験
10月27日は御大師様に大師号が諡号された日です。延喜21年(921年)10月27日、東寺長者観賢の奏上により、醍醐天皇から「弘法大師」の諡号が贈られています(注1)。「弘法」という言葉は大師が久米寺大塔のもとで善無畏三蔵が埋蔵しておいてと伝えられる大日経を感得されたときに「小国片域大機未だ熟せず、仍て此法を此地に止めて、まさに機を待ち時を待たんとす。来葉必ず弘法利生の菩薩来りて、この教を世に恢む . . . 本文を読む
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加持祈祷の原点

2024-10-26 | 頂いた現実の霊験
お大師様は『三教指帰』で「支離懸鶉を見ては因果の哀しみ休せず。だれかよく風を繋がん(現世で不条理な運命に泣いている人々を見れば因果の哀れさに心が休まる時がない。出家の志は風を止めることができないように誰も止めることはできない)」と述べて出家され過酷なご修行の結果ついに真言密教を始められ、奥之院に「虚空尽き、衆生つき、涅槃尽きなば、我が願いも尽きなん]と入定されているのです。しかれば御大師のすべての . . . 本文を読む
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