第七に覺知魔事對治門とは、魔事に四種あり。一には魔衆。二には外道。三には惡鬼。四には惡神なり。魔とは魔羅、具さなる語なり。是れ障難を作す者なり。譯して殺善と云ふ。全行を障礙するを名けて魔羅と為す。惡行を作さしむるを外道と名く。身を障へて仏道を退轉
しむるを鬼と名く。善心を障礙して深を棄てしむるを神と名くる也。乃至、或は佛菩薩二乘天人等を現じ、或は顯教一乘等の相似の佛法を説きて、修行者を退せしめ、 . . . 本文を読む
昨日「与えれば増える」という文を載せて、「心は与えても減らない」という趣旨を書きましたが、もっと即物的に、お金そのものも、与えればその何倍も返ってきていることを思い出しました。誠に即物的ですが、一例としてあげれば、昔当方の狭い土地を所縁の寺に寄進したことがありますが、そのときの税理士の一言で不仲な継母の養子となり継母の遺産を相続することとなったことがあります。これなどまさに「海老で鯛を・・」とでも . . . 本文を読む
以前、老婦人が自作の絵手紙を人々に喜捨している番組を見ました。そのなかに「いくらあたえても、こころは減らない」ということばがありました。全くその通りです。お金は使うと減るものですが、『陰徳』は逆で、施すほど増えます。例えば、人助けをすると、相手も喜び、双方のご先祖も神仏も喜び、「陰徳」は無限に増殖するものです。日本人をお金や物という「使えば減るもの」に対する呪縛から解放して、「無限に増える陰徳」を . . . 本文を読む
五輪九字明祕密釋一卷 亦は頓悟往生祕觀と名く。(興教大師覚鑁上人)
(ここで「五輪」とは「地あ」「水ば」「火ら」「風か」「空きゃ」(あばらかきゃ、は大日如来の御真言)を指し、「九字」とは阿弥陀如来の御真言「おん・あ・みり・た・てい・せい・か・ら・うん」を指し、大日弥陀一体論です。この書は興教大師最晩年の御著書で自らの成仏 . . . 本文を読む
今日は後光厳天皇が大覚寺にある勅封般若心経を写経された日です。(後光厳天皇は北朝四代。光厳天皇の皇子。1351年南朝によって兄・崇光天皇が退位させられたが,翌年北朝再興のため足利義詮に擁立されて践祚。在位中南朝軍の攻撃を受け,近江や美濃に避難することもあった。新千載和歌集、新拾遺集を編。宝鏡寺・金戒光明寺・雲龍院開基。日蓮に大菩薩号授与。)大覚寺に勅封般若心経あり。この心経については、続史愚抄に「 . . . 本文を読む
Q,凡夫の印明は効験があるのか?
A,凡夫の印明も不思議な法印の力で一切の諸賢聖・諸天龍八部・一切鬼神等が助けるので願いを成就せしめる。
「慈氏菩薩略修愈誐念誦法卷下・ 持誦本尊眞言法品第四」
「復次此法不思議力如如意寶。如意寶雖無所言。隨所願處必不違願。此如來法印亦復如是。雖無言無相。作一切法必得成就。此是法力不可思議故也。復次此法若奉持者。雖在凡夫未斷煩惱。以法力故隨所作處。等彼聖力驅使 . . . 本文を読む
三代実録 / 元慶六年(882)五月廿九日庚午条「廿九日庚午 是月霖雨 賑給京師貧困病患之輩」五月二十九日、今月霖雨(長雨)。京師で貧困病患の輩に賑給す。昔は長雨でも貧窮者に救援していました。 . . . 本文を読む
続史愚抄 / 文明六年閏1474五月「廿八日壬午 今日より諸寺において変異の御祈り 奉行蔵人右少弁元長」天皇は後土御門天皇。室町幕府は足利義尚。此の年、特に大きな災害は記録されていません。文明九年十一月(1477年) には応仁元年(1467年)から続いていた応仁の乱が終息しています。 . . . 本文を読む
今日天長四年(827) 五月二十八日は大師が大僧都に補任された日です。(弘法大師全集、沙門空海)「高野大師御広傳」には「今年(天長四年)大僧都に転補。再三辞遁するも公家許さず」とあります。 . . . 本文を読む
史料綜覧 永享八年(1436)五月「廿八日 相国寺及ビ神泉苑ニ雨ヲ祈ラシメラル 幕府 亦諸寺ヲシテ之ヲ祈ラシム」天皇は後花園天皇。室町幕府は足利義教。相国寺は義教の弟・虎山永隆が住職をしています。 . . . 本文を読む
今日元久二年(1205)五月廿五日は鎌倉幕府が宮中で五字文殊像を供養した日です。吾妻鑑に「元久二年(1205)五月小廿五日壬午。營中に於て、五字文殊像を供養被る。導師は壽福寺長老と云々」(6月、7月と畠山重忠の乱と牧氏事件が相次いで起こる直前の祈祷です。五字文殊は敬愛の法ですのでから当時の幕内や御家人の一触即発の状態を心配したのかもしれません。) . . . 本文を読む
今日は詩人R・W・エマソンの誕生日です。以下ウキぺデア等に依ります。エマソンは1803年5月25日ボストンに生まれています。神と自然と人間の究極的合一や自己の無限性を唱えたといいます。仏教的考えです。実際エマソンは印度哲学の影響を受けて「The Over Soul」の中で「我々は連続したものや、断片、かけら、微粒子の中で生きている。それに対し、人間の内には全なる魂がある。それは智者の沈黙であり、こ . . . 本文を読む
24日から26日は神戸湊川神社楠公祭です。以前愚息が神戸勤務の時代、湊川神社にお参りしていた時に希望していた転勤の知らせがありました。有難い神社です。
https://matsuri-no-hi.com/matsuri/13409 . . . 本文を読む