連休にお四国参りをしたとき、21番太龍寺下の遍路宿に「はじめから地獄に生まれて来たと思えば四苦八苦も楽のうち」とありました。
『世の中は地獄の上の花見かな(一茶)』という一茶の句もあります。一茶も家族との度重なる離別など人生の辛酸をなめつくし『露の世は露の世ながらさりながら(一茶)』と詠まざるをえませんでした。
しかし華厳経等でいう『三界唯心』の教えや、般若心経でいう『観自在菩薩行深般若波羅蜜 . . . 本文を読む
「今や万策尽きぬ。あとは死あるのみ・・・。かく考えし時、いずこよりか声あり・・
『いまだなすべきこと一つ残れり、南無大師遍照金剛と念ぜよ、されば必ずや花開かむ。』」(昭和六一年度増上寺教化部パンフレットをもとに) . . . 本文を読む
1、最近又も俗世の煩悩にからめ捕られたことがあり、つくずく法然上人や親鸞上人の教えが身近に感じられてならなくなりました。十善戒(不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見)すら一日たりとも守れてないのですから・・。釈雲照師は十善戒は一時でも守ればいいのである、とおっしゃっていますがなかなかそれすら難しいのです。
2、道元禅師の歌「世の中はまどより出るきさ . . . 本文を読む
この一年、さまざまの俗事が起こり、そのたびにわが身の煩悩の熾盛さに繰り返し気付かされました。
こういうときは
「弥陀の本願には、老少 善悪の人を選ばれず、ただ信心を用とすとしるべし。そのゆえは、罪悪深重 煩悩熾盛の衆生をすくわれんがための願にまします。」(歎異抄)ということばや
「煩悩にまなこさへられて 摂取の光明みざれども 大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり」(高僧和讃)とい . . . 本文を読む
5月26日坂東観音巡礼について
1、 26日は以前と同じく ・5番勝福寺(飯泉観音 神奈川県小田原市)、・6番札所 長谷寺(飯山観音 神奈川県厚木市)、・7番札所 光明寺(金目観音 神奈川県平塚市)、・8番札所 星谷寺(星の谷観音 神奈川県座間)を参拝。
2、集合場所、時間, 小田原駅改札口 8時30分(天井に大きな小田原提灯がぶらさがっているあたり)定時出発です。
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五一 可愛の麗はしき華に香なきが如く、善き教の語も實行せざれば其の果なし。
五二 可愛の麗はしき華に香あるが如く、善き教の語は正しく行へば其の果あり。
五三 諸の華を聚めて多くの華鬘を造り得べきが如く、人と生れたれば多くの善を作すべし。
五四 華の香は風に逆つて薫らず、栴檀も多掲羅も末利迦も亦然り、しかるに善人の香は風に逆つて薫ず、善士は一切の方に薫 る。
五五 . . . 本文を読む
福聚講5月定例参拝の記録
福聚講では5月18日に定例の護国寺参拝を実施しました。
当日は五月晴れの絶好の参拝日和、境内の新緑が眩しいくらいでした。
年に1度の施餓鬼会(せがきえ)もあったために境内はたいへんな混雑でしたが、
こちらは我々の集合した時間には終了となったために、いつも通りに本堂に昇らせていただくことができました。
毎月18日はご本尊の如意輪観音さまのご開帳でもあります。御簾のなかに . . . 本文を読む
2013.5.12..
清水茂昭
四国お遍路の記
福聚講の四国お遍路に妻と二人で参加しました。 今回は講元の高原師ご夫妻の
ほかは我々のみでした。 我々には初めてのお遍路でたいへん緊張しましたが、
高原師から服装、持ち物、参拝の仕方とすべてをご指導いただき実にスムーズに
お参りをする . . . 本文を読む