福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

本来神社の参拝方式は自由であること

2025-03-23 | 法話
二礼二拍手は昭和23年に宮司用に定められておりそれまでは庶民は自由に拝んでいたのです。現在神社では二礼二拍手一礼で参拝せよということになっていますが、この根拠は昭和23年に提唱された神社祭式行事作法に基づいたといいます。「各神社が一般参拝者へ説明・指導している「二拝二拍手一拝」という作法も、この昭和23年改正の神社祭式行事作法に基くものですが・・」「明治8年に編まれた「神社祭式」において「再拝拍手 . . . 本文を読む
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今日は薬師寺万灯会が始まった日

2025-03-23 | 法話
  今昔物語集巻十二「薬師寺において万灯会を行ひたる語」 第八 今昔、薬師寺の万灯会(注1)は、其の寺の僧恵達が始め行たる也。昼は本願薬師経を講じて、一日の法会を行ふ。寺の僧、法服を調へて、皆色衆たり。音楽を宗として歌舞隙無し。夜は万灯を挑て、様々に飾れり。此れ、皆寺僧の営み、檀越の奉加也。三月の廿三日を定て、其の会、今に絶へず。此の朝の万灯会、これに始れり。 彼の恵達、後には僧都 . . . 本文を読む
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勅を奉じ雑藥を三寶 衆僧に供養する願文 寛平九年三月二十三日

2025-03-23 | 法話
「勅を奉じ雑藥を三寶衆僧に供養する願文 寛平九年三月二十三日」(菅家文草)  「弟子(宇多天皇)生まれは末世に在り、乃ち宿業なり。位國王為り、乃ち勝因なり。是故常に念へらく 得る所の珍財 以て用ひて布施せむと。万民百姓然して志伸び力屈し、言深く事浅し。唯願くは一二剤の妙香 普く千万億の苦の衆生に及ぼし 今の捨つる処 此の上分に在り。 三寶衆僧 哀を垂れ聴許せよ。弟子敬白。」 (このころ寛平五年 . . . 本文を読む
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「河内高貴寺縁起」

2025-03-23 | 法話
「河内高貴寺縁起」(大日本仏教全書)  「河内国石川郡平石郷高貴寺縁起幷に記録  夫れ当山は文武天皇の勅願を奉じ役小角開基の勝地なり。役公恒に和光の化跡を崇め、専ら佛乗の実義を信じ大峯の嶮巘に攀登し鬼神を駆逐し威験を施す。撥して葛城峯中において二十八箇の宿處を構へ三宝冥衆の護念に憑く。是則ち法華の品に擬す。次に當嶽は普門品膺哉。風聞す當に初め底筒男命天より降り御座(奉祝の岩 . . . 本文を読む
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祈祷する心に霊験の有無を論じる余裕をもつようではまだ真の祈祷になってない。

2025-03-23 | 法話
祈祷する心に霊験の有無を論じる余裕をもつようではまだ真の祈祷になってない。したがってこのような不徹底な境地に彷徨うようでは永遠に救われることはできないし、霊験にもめぐまれない。 . . . 本文を読む
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陰陽道の呪詛

2025-03-22 | 法話
宇治拾遺や今昔物語には陰陽道で呪詛されて死んだ話が出ています。こういう呪詛がプーチン等に効けばいいのですが・・。 ・宇治拾遺物語 ・小槻茂助(をつきもすけ)の事 「今は昔、主計頭小槻当平(かずへのかみをづきまさひら)といふ人ありけり。その子に算博士なる者あり。名は茂助となんいひける。主計頭忠臣が父、淡路守大夫史奉親が祖父なり。生きたならば、やんごとなくなりぬべき者なれば、「いかでなくもならなん . . . 本文を読む
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無罪の民を殺して無義の君を養ふは害焉より大なるはなし

2025-03-22 | 法話
人類の敵プーチンとロシア国民に向けられたとも思われる言葉が既に淮南子にありました。 「無罪の民を殺し、無義の君を養ふは害焉より大なるはなし。天下の財を殲くして一人の欲を贍(た)らしむるは禍焉より大なるはなし。」   「淮南子・巻十五・兵略」 「夫れ兵なるものは暴を禁じ乱を討つ所以なり。炎帝火災を為す、故に黄帝これを擒にす。共工、水害を為す、故に顓頊(せんぎょく)之を誅す(注1)。 . . . 本文を読む
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御大師様が奇跡を起こされた理由

2025-03-21 | 法話
大師は御入定までの間だけでも無数の奇跡(パホーマンスともいう人がいますが)を起こされています。これらはすべて人々を驚愕させることにより密教を弘通しできるだけ多くの衆生を済度してやろうとの深い思し召しによるものです。最近このありがたさが感じられるようになりました。 . . . 本文を読む
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宝亀八年777三月二十一日宮中で六百僧、百の沙弥を請じて大般若を転読

2025-03-21 | 法話
・宝亀八年777三月二十一日宮中に頻繁に妖恠あり、六百僧、百の沙弥を請じて大般若を転読せしめる。(続日本紀「宝亀八年五月辛未,大祓.為宮中頻有妖恠也.蓋井上內親王、他戶親王怨靈乎. 癸酉,屈僧六百口,沙彌一百口,轉讀大般若經於宮中.) . . . 本文を読む
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後宇多法皇「宸筆弘法大師傳」

2025-03-21 | 法話
正和四年三月二十一日、後宇多法皇が「宸筆弘法大師傳」(国宝、大覚寺蔵)をお書きになっています。「第八祖大日本國贈大僧正法印大和尚諡弘法大師者、讃岐國多度郡人也、法諱空海、遍照金剛號、大唐青龍寺恵果和尚之付法也、以大日如来七葉相承、両部大法、漢梵無差悉以傳受、猶寫瓶、夫両部秘法者、諸佛之奥蔵、即成之經路也、訶陵新羅之英傑、劔南北方之俊才、各得一果(注1)、不能兼聴、亦以両部灌頂、雖授義明供奉(注2) . . . 本文を読む
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今日は承道法親王が宮中で孔雀経法を修された日です

2025-03-21 | 法話
今日、嘉吉元年1441、3月21日は承道法親王が宮中で孔雀経法を修された日です。師郷記に「二十一日、自今日、於禁裏 御室仁品親王承道 令行孔雀経品給。依辛酉祈也」。 . . . 本文を読む
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今日は後宇多法皇が大覚寺にて御影供を修された日

2025-03-21 | 法話
今日、文保二年1318、3月21日は後宇多法皇が大覚寺にて大師の御影供を修された日です。 . . . 本文を読む
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今日は覚鑁上人が無言三昧の行に入られた日です。

2025-03-21 | 法話
今日、長承4年(1135)3月21日は覚鑁上人が大伝法院・金剛峯寺座主を辞任し密厳院で無言三昧の行に入られた日です。これは保延5年(1139)4月2日までの4年間、1446日に及びました。『密厳院発露懺悔文』にその時の願いが著わされています。これは自分も真別処で50年も前に加行をしたとき毎晩読まされました。いまも僧侶の頂門の一針です。密厳院発露懺悔文「我等懺悔す 無始よりこのかた妄想に纏れて衆罪を . . . 本文を読む
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今日大正十一年三月二十日は、中務茂兵衛の命日です

2025-03-20 | 法話
今日大正十一年三月二十日は、中務茂兵衛の命日です。四国遍路280回という前人未到の巡拝度数を記録し、道標石建立230余基といわれる中務茂兵衛は七十八歳で高松の久保家で死去。お大師様の日の前日に逝去とは積んだ功徳のなせる業でしょう。四国遍路の時も何度も茂兵衛の道標を見ました。 . . . 本文を読む
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今日は如意尼遷化の日

2025-03-20 | 法話
今日承和二年835、三月二十日は神呪寺の如意尼(淳和天皇妃真名井御前)が三十三歳で遷化した日です。密教辞典に「如意尼・・803~835承和2・3・20。神呪寺開基。丹後与謝の人。10歳で京に来て如意輪観音の霊場を訪い、六角堂に住み822弘仁13年、皇太子大友親王(淳和)の寵を得、翌年即位とともに妃となる。その年、天皇と共に大師より如意輪法を受け823天長5年侍女とともに武庫山如意輪摩尼峰に神呪寺を . . . 本文を読む
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