<第6番札所・神木山 長徳寺 等覚院(神木不動尊)>および<第9番札所・高幡山明王院 金剛寺(高幡不動尊)>を巡拝。 . . . 本文を読む
鈴木さんから、以前、阿字観についての投稿をいただきました。再掲です。
鈴木温哉です。
山崎泰広著「真言密教・阿字観瞑想入門」(春秋社)からの引用をご紹介します。
私は手帳に挟んでときどき眺めることで、肝に銘じるようにしております。 . . . 本文を読む
7 彼の、諸々の思考が砕破され、内に、残りなく、善く整えられたなら、その比丘は、此岸と彼岸を捨てる――蛇が老化した旧皮を〔捨て去る〕ように。
8 行き過ぎず、戻り過ぎず、この戯論(分別妄想)の一切を超え行った者――その比丘は、此岸と彼岸を捨てる――蛇が老化した旧皮を〔捨て去る〕ように。
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5 無花果[いちじく]の木々に花を探し求める者が花を得ないように、諸々の〔迷いの〕生存(有)のうちに真髄(実:真実・本質)に到達しなかった者(迷いの生存を真実と認めなかった者)――その比丘は、此岸と彼岸を捨てる――蛇が老化した旧皮を捨て去るように。
6 彼に、諸々の怒りが心の内から存在しないなら、しかして、〔彼は〕それについての有る無し〔の思い〕が超克された者であり、その比丘は、此岸と彼岸を . . . 本文を読む
7月13日から16日は『お盆』です。
13日に迎え火(むかえび)と焚き、ご先祖様をお宅にお迎えします。迎え火の変形として有名なのが盆提灯です。門前に吊された提灯は、祖霊がやってくるための目印であり、またその家の中に祖霊が滞在しているしるしであるとされ鎌倉時代からこの盆提灯の風習は行われています。かつてお墓が近かった時代には、お墓まで出迎えにいくことが珍しくなかったようですので、お墓にお参りできる方 . . . 本文を読む
仏説盂蘭盆経
聞如是。
もんにょぜ
一時仏在舎 衛国祇樹給孤独園。
いちじふつざいしゃ えいこくぎじゅぎつこどくおん
大目乾連 始得六通
だいもくけんれん しとくろくつう
欲度父母 報乳哺之恩。
よくどぶも ほうにゅうほしおん
即以道眼 観視世間
そくいどうげん かんじせけん
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禅堂にある木版という鳴らしものには『生死事大 無常迅速 各宣醒覚 謹莫放逸』 生死事大(しょうじじだい)無常迅速(むじょうじんそく)各宜醒覚(かくぎせいかく)慎勿放逸(しんもつほういつ)と書かれています。 その意味は「生死は仏の一大事、時は無常迅速に過ぎ去る、各人はこれに目覚めて、無為に過ごしてはいけない」ということです。 . . . 本文を読む
「生死即涅槃」(大智度論)「生死を離れてしかも別に涅槃あるにあらず。」(中論)
「生死と涅槃とは一にして二なし」」(大智度論)
われわれは常に最後には生死が大問題になります。しかし大乗仏教では生死即涅槃といいます。
これは大乗仏教における空がわかればわかることになります。
迷いの世界にいる衆生から見ると、生死(煩悩)と涅槃(悟り)は対極です。しかしそれは煩悩に執着して迷っているからそのように . . . 本文を読む