福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は石門心学の開祖・石田 梅岩の命日です

2024-09-24 | 先祖供養
今日は石門心学の開祖・石田 梅岩の命日です。梅岩は-延享元年9月24日(1744年10月29日))に60歳で逝去しています。京都の商家で丁稚をしながら、儒佛道に通じた小栗了雲に師事し、人の道・商人の道を説くことを思い立ちます。45歳の時、京都の借家で「無料講座」を毎晩開きそれが後年「石門心学」と呼ばれるものになりました。梅岩は「一に泥(なじ)まず、一を捨てず」といって儒教・仏教・道教・神道・国学い . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の13/13

2024-09-24 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の13/13 十三、  田に水を入れ信者を助給ふ事 出雲の國八重と云里(島根県松江市)に下男一人侍りき。地蔵菩薩に事(つかへまつ)り現当二世の所願併しながら叶ふと申すえんふん事を聞き傳へて深く頼み奉りけり。彼は田を作る夫なれば夏の程は安く目も閉ることなく田の水口に夜を明かし日を送りける。されども名号は口に絶へることなし。折節旱して田に水をえがたくしてあれ . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の12/13

2024-09-23 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の12/13 十二、  宇治橋寺地蔵の事 大和國宇多郡(奈良県宇陀市)に紀文時と云ふ信心堅固の人侍りき。卒病(急病)の為に犯されて俄かに絶入にけり。さきだちて聞きし如くに闇き穴道をとほりて琰王の宮に至りぬと覚へて種々の罪人を羈(つなぎ)て善悪を評して沙汰せられしが爰に沙門一人来たり玉ひての玉ひけるは、汝はいまだ廳庭には召されまじき人なり。聊か本国へ皈るべ . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の11/13

2024-09-22 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の11/13 十一、  會津黒河不信者罰を蒙る事 中古會津の黒河(会津若松市)と云所に廣野原あり。一宇の草堂あり。本尊は六地蔵。通身本より木佛なり。彼の原は人の栖遥かに隔て大原の途中なり。然るに年久しくのきばもくちて棟梁あらはれて實に哀しき分野になりもてゆく。これ建立の源遥かなる故なり。さるから信も荘厳なきに起こらず、叩く者なければ斯に響なく霊験さながら . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の10/13

2024-09-21 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の10/13 十,屋葺地蔵の事 天暦年中(947年から957年)に村上天皇の御宇平の京綾の小路猪熊(京都市下京区)の傍に住みける男、年来地蔵を信じ奉るといへども宿業のゆへか貧乏にして家内に何のたくはえもなし。されば供佛の道も絶果てぬれば栖近き所に古佛の地蔵御座るに常々歩みをはこびけるが、彼の寺建立の源遠くして破損に及ぶといへども修理を加る人もなく本尊雨露の為に犯さ . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の9/13

2024-09-20 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の9/13 九主人の姧氣を免さしめ給ふ事 美濃の國遠山の某丸と申す武士の中に使ける者に猿尾の七郎儀継とて武勇人にすぐれ有徳の仁ありしが、平生後世の事を心にかけて居たりしに或僧来たりて教内教外の説、有漏無漏の行相、如来の内証外用凢聖二の分別上極楽より下地獄のありさま、ことごとく講演して中にも一切衆生の代苦、奈落の底にも入り玉ふ地蔵菩薩こそ僧の形をあらはして誓願きはま . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の8/13

2024-09-19 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の8/13 八、爨(こしき)地蔵の事(この古事にもとずき、岐阜市近島の延命山蔵王院では今もこしき地蔵祭が行われています。 https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKE . . . 本文を読む
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蔵菩薩三国地霊験記 8/14巻の7/13

2024-09-18 | 先祖供養
蔵菩薩三国地霊験記 8/14巻の7/13 七、        信者の害を助け給ふ事 天下平家の世の時、清盛福原の京にましますが雑色に貞守と云者の事の子細ありて平の兵衛の尉に申し付け、明日刑罰すべしとぞきわまりぬ。彼の者兵衛尉に向て云く、多年のよしみに今夜少しの間いとまをたび玉へ。六波羅の地蔵へ今生のなごりに詣で又八旬におよべ . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の6/13

2024-09-17 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の6/13 六、法花讀誦の僧功験を得る事 丹後の國串の戸の傍に住みける法師法華経讀誦の願を発し一寸の光陰も惜むほどに天晴使ひよからん小僧もがな一人あれかしと願けるほどにいつ゛くともなく小法師一人来りにや、つ゛かへけり。彼の僧六年の後誦經に怠りけるほどに小僧向て云く、聖は少しひまもあき玉へり、暇申して退りなと速かに出去りぬ。僧は袂をひかへて止めければ手にもたまらずか . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の5/13

2024-09-16 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の5/13 五、愛着より菩提に入る事 山城國美須と云所に栖ける小館の伊賀の前司と申しける子の に伊賀の次郎紀の伊直(これなほ)は諸藝人にすぐれてありけるが生年十七に成りける時九条の院に参りけるに宰相の中将平の善平と申す若上臈の北面を通りさまに一目見奉り愛念肝を消しわすれがたく、せんかたなさに清水寺に詣で其の人をさずけさせたまへ、とても叶はぬことならば命をめして来 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の4/13

2024-09-15 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の4/13 四、花を盗み供養して感應を受る事 丹後の國天橋立と云所に栖ける人の娘の阿賀と申すあり。生得佛をうやまひ佛法をあがむ心あり。人の教るにあらざれども地蔵菩薩を皈依したてまつりて色よき花を求めては必ず地蔵菩薩に供し奉りける。或時隣家の園にある菊を見てあかつき方に忍び入り彼の花一朶を引き折り皈来りて地蔵に供へける。明日花の主見付けて大にいかり日比の事なればだれ . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の3/13

2024-09-14 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の3/13 三、偽りて夢想を示し罰を蒙る事 中古平の京北野邊に住む老尼公あり。若き時は北面に立居を許されけるに我身の思案うすくして或は人を嫌ひ氏姓を擇びけるほどに年へて雪をいただき波をたたへければ何事もはばかりををき身となりて、自ら閑居の身となりぬ。孫を一人持たるを扶持すべきやうもなし。いかにしてか紅の色ある人とみなしてみんと願ひ壬生の地蔵へ参り御隔子の際にさしよ . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の2/13

2024-09-13 | 先祖供養
    地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の2/13 二、弥陀地蔵観音別名一躰の事 伊勢の國都留賀郡の津と云所に住ける法師あり。天性愚鈍にして教の便もなかりける。佛力をたのみ奉り稱名の力を以て已身成佛の益にあずからんと思立ちて阿弥陀は四十八願こまやかに一念滅罪の利益真實すぐれ玉へり。観音は三十三身の一一分身利益をほどこし、地蔵四十九變の應作にて(仏説延命地蔵菩薩経「延命菩薩 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の1/13

2024-09-12 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 8/14巻の1/13 地蔵菩薩三国霊験記巻八目録 一本地垂迹知るべき事 二弥陀地蔵観音別名一躰の事 三偽りて夢想を示し罰を蒙る事 四花を盗み供養して感應を受る事 五愛着より菩提に入る事 六法花讀誦の僧功験を得る事 七信者の害を助け給ふ事 八爨(こしき)地蔵の事 九主人の姧氣を免さしめ給ふ事 十屋葺地蔵の事 十一会津黒河不信者罰を蒙る事 十二宇治橋寺地蔵 . . . 本文を読む
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今日は先帝供養の為の御斎会が行われた日

2024-09-12 | 先祖供養
日本紀略「(仁和三年887)九月十二日壬午、先帝七々日の御斎会を中務省において始 行す」・天皇は宇多天皇。先帝は光孝天皇で仁和三年八月二十六日に薨去されている。・御斎会は、大極殿において金光明最勝王経講読と吉祥. 悔過をおこない護国豊穣を祈願する正月年頭の仏事、とされますが、こうして先帝四十九日供養のためにも行じられていたのでしょう。 . . . 本文を読む
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