実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・12・父母は天地の如く、 師君は日月の如し。(孝経に「周公丹も周の始祖后稷を祀りて天に配せり」。易にいう、「乾は天なり、故に父と称す、坤は地なり、ゆえに母と称す」。楊氏法言の孝至父の篇に「父母は子の天地か、天無くば何か生ぜん、地なくば何か成ぜん」。李䡄りきが註に「天は形を懸 . . . 本文を読む
最近のコロナの世界的猖獗、国内でも有名人・高位高官の目を覆う事件等が多発しています、こういう事案をみて我々の共業の深さを思う日々です。
「・・・妙好人で、浅原才一だったかなあ、あの人は偉いと思うんですけど、ご近所に刑務所があったんです。その妙好人は散歩する時、その刑務所の塀の外を通ると、刑務所の方に向かって、『どうぞ堪えて下さい。御免して下さい』と。『この罪深い才一が外におります . . . 本文を読む
山科・隨心院の本尊・如意輪観音様の特別御開帳が行われているようです。
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日本の国土は神仏であるという事。「日本精神の研究」で安岡正篤は「日本国土は神である」といいました(注1)。一方仏典にも「一切の国土に仏が宿る(華厳経注2。維摩経注3)」とあります。
(注1,
日本精神の研究「・・日本と天皇.
我が建国の由来を尋ねて先ず敬虔の情を覚えるものは、わが大八州国成立の神話である。天地開闢して後、伊弉諾伊弉冉の男女二柱の神がおのころ島におりられて、まず生まれたのが大八 . . . 本文を読む
佛説觀彌勒菩薩上生兜率天經(全巻書き下し)佛説觀彌勒菩薩上生兜率天經は弥勒上生経といわれ、兜率天への昇天思想を説く。『弥勒下生経』と『弥勒成仏経』とともに弥勒三部経に数えられる。阿逸多が十二年後に兜率天に弥勒菩薩として仏の予言通りに往生すると、兜率天上には五百万億の天人がいて、補処の菩薩(弥勒)を供養するために光輝く宮殿や宝宮を作る。天女や龍や諸神が称える。牢度跋提という神が、弥勒の為に善法堂を作 . . . 本文を読む
華厳経巻八菩薩十住品第十一「・・諸々の仏子よ、何等か是れ菩薩摩訶薩の童真住なる。此菩薩は十種の法において心安立することを得る。何等をか十と為す。所謂る身行清淨。口行清淨。意行清淨。隨意受生。衆生心を知り、衆生の種種の欲樂を知り、衆生の種種の性を知り、衆生の種種の業を知り、世界の成壞を知り、神通自在にして障礙あることなし。是を十となす。諸佛子よ。彼の菩薩は應に十法を学ぶべし。何等をか十となす。所謂く . . . 本文を読む
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・11・富貴の家に入ると雖も 、財なき人のためには なほ霜の下の花のごとし。(富貴の家に入ると雖も財宝という智の乏しき人は霜の下の花の凋みかかるが如し。文選・潘岳の西征賦に「冬花の霜を待つは、虎の尾を履みて噬くらはれざるより危うし」) ・貧賤の門に出づと雖も 、智ある人のため . . . 本文を読む
「忠ならず考ならず、義も無く慈も無し。五常も羅網すること能はず、三乗も牢籠することを得ず。邪師を祖として習ひ邪教に依り憑る。かって出要(出離の要道)を求めずして一向に眼前を営む。かくの如くの衆生を名けて愚童羝羊といふ。・・・愚童とは・・いはく六道の凡夫なり。実諦の因果を知らず、心に邪道を行じ、苦因を修習し、三界に恋著し堅執して捨てず、・・凡夫とは・・いわく無明に依るがゆえに業に随い . . . 本文を読む
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・10・君子は智者を愛し、 小人は福人を愛す。 (小人は金銀財宝を多くもちたる人に親しむ。論語里仁篇に「君子は徳を懐い、小人は士を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う」「君子は義を喩し、小人は利に喩す」。皇侃(おうがん、488~545南朝梁の儒者)の疏に「喩は暁なり、君子は仁 . . . 本文を読む
・今日は智証大師円珍の御遠忌です。円珍は、弘仁五年814三月二十五日生まれ -寛平三年 8911、十月二十九日寂。三井寺のホームページには「十月二十九日は開祖智証大師のご命日。大師の遺徳をしのび、御正忌会大法要が唐院で厳かにとり行われる。 また、この日は秘仏・智証大師坐像(国宝、中尊大師)の御開扉があり、法要後一般参詣者に公開される。 同時に御正忌記念、紅楓茶会が勧学院客殿(国宝)にて紅葉の下、三 . . . 本文を読む
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・9・師に会ふと雖も学ばざれば 、徒に市人に向ふが如し。(師に会えども学ばざれば徒に市に立ちて多くの人に会うようなもの。)・習ひ読むと雖も復せざれば 、只隣の財を計るが如し 。(論語に「学びて思わざれば即ち罔し」。至要抄(平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての法律書)に「落日 . . . 本文を読む
今日は十斎日です。
十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守り、一 . . . 本文を読む
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・8・幼き時勤学せざれば 老て後、恨み悔ゆと雖も尚ほ所益あることなし 。(大学の序に、人生まれて八歳になればまず礼儀の作法、音楽の道、弓、馬、書、算をよくよく習わしむるなり、これを小学という。さて十五歳にもなれば家をととのえ国を治め天下を平らかにする道を教えるなり、外教なおか . . . 本文を読む