今日3月10日は東京大空襲の日でありますが同時にチベット民族蜂起記念日でもあります。1959年3月10日にチベット民族がチベットの首都ラサにおいて中国共産党の抑圧に対する平和蜂起を行なった事件に対する記念日です。チベット蜂起記念日ともいわれるようです。今日は世界各地の亡命チベット人のコミュニティーや北米・ヨーロッパ等各国で記念行事が行われているはずです。私も貧女の一燈ですこしずつチベット支援の献金 . . . 本文を読む
又諸佛の法には因もあり縁もあれば、因縁を具足すれば乃ち成辦することを得る。木中の火性は是れ火の正因となるも若し人知ることなくして方便を假らざれば能く自ら燒木することこの処あることなきがごとし。衆生亦た爾り。正因の熏習の力ありと雖も、若し諸佛菩薩善知識等に値遇しこれを縁とせざれば能く自ら煩惱を断じて入涅槃することは則ち是の処りあることなし。若し、外縁の力ありと雖もしかも内の淨法に未だ熏習力あらざれば . . . 本文を読む
三時を越えたる如来の日
連休の真っただ中に高野山に半年ぶりにお参りしてきました。久しぶりに結縁灌頂も行われているということもあるのか御廟も大変な混雑ぶりでした。いつもは人気のない未明に正面で跪いて心ゆくまで拝むのですが、今回は日帰りなので昼前に御廟に着き、人込みから離れた端の方の経蔵の近くで土下座して理趣経を上げました。やはり何とも言えずありがたいものです。この日は晴天で光が御廟 . . . 本文を読む
「助けて!! 苦しい」」
「治して!! 悲しい」
新しい年を迎えました。昨年は、コロナ汚染騒動に、翻弄された年であり、私たちは、ビールス汚染による業病を初体験しました。業病の様な恐ろしい病気であることを知らされました。瞬く間に、世界中を席捲し、毎日、死者を出し続けています。そして何時終焉するのか誰にも解かりません。一刻も早く此の新型コロナウイルスの病禍から逃れたいものです。
コロナは空気 . . . 本文を読む
仏道雑感 2021/令和3年
今年も、早、師走を迎え、寒い冬の季節がやってきました。今年の大きな特徴は、人事一般に及ぶ、地球規模の天災気象の勃発・病理疫病の蔓延です。今や、気象やウイルス感染は、地球上の小さな一国の事件や事象でなく、地球丸ごと、「宇宙規模の事件・事故」になっています。日本の熱海市で、大量の雨で土砂崩れが起きると、列島自身が、唸りだし、「鯰」も大忙しです。
米国で . . . 本文を読む
「信仰雑感
今年も早いもので、秋半ば。間もなく、12月、師走がきます。今年も新型コロナウイルス騒動に見舞われ、多くの死者が出ました。合掌です。また、台風・地震・洪水などの自然災害にも見舞われ、多大の被害を出し死者を出しました。その他、政治、産業、農漁などあらゆる分野でも一日たりとも安穏とする日がなく、悲しく暗い事故や事件が起きていて、果たして日本という国はこのままでいいのだろうか、という危機感を . . . 本文を読む
忍性は、鎌倉時代の真言律宗の僧で叡尊の弟子です。叡尊の蒙古退散の祈願を研究して以来、弟子忍性のことも調べたく思っていたのですが、たまたま大学図書館で数冊の興味をひく本を書架からだして何の気なしにみていると、本朝高僧傳に忍性菩薩のことが書いてあるのが目につきました。そして読み進めていくとなんと今日7月12日(嘉元元年七月十二日)は忍性菩薩の入滅された日だったのです。他の本は読まずすぐにブログに載せよ . . . 本文を読む
明けましておめでとうございます。
待望の新年が始まりました。昨年は「新型コロナウイルス」の跳梁に始まり、コロナ騒動に終わった、「コロナ」に振り回された一年でありました。
新年は総理がコロナ征伐の陣頭指揮を執り、一気にコロナを撲滅しようと、非常事態宣言を発出する用意を整えています。「たかがウイルス、大きなダメージを与えるような性質のものではないのではないか」と思っ . . . 本文を読む
北畠親房は神皇正統記開巻第一に「大日本は神國なり」と書いておられます。(神皇正統記 巻一序論 「大日本(ヤマト)は神国(かみのくに)なり。天祖(あまつみおや)初めて基(もとい)を開き、日神(ヒノカミ)長く統を伝へ給ふ。わが国のみ この事あり。異朝にはその類ひなし。この故に神国と云ふなり。・・」)これが今日大変有名な句として何時もくりかえされておる。親房卿は「萬世一系の皇統を上に戴いてゐる、これが神 . . . 本文を読む
それから学問としての仏教でありますが、倶舎(説一切有部の見解.すべての存在の元(法)は刹那において生・住・異・滅と生滅変化しているけれども、過去・未来・現在にわたって実在する、とする)唯識(あらゆる存在は主観的な存在であり客観的な存在ではない。即ち、それら諸存在は「空」であり、実体のないものであるとする説)というような類、そういう類の註釈というものが仏教研究には大事なものでありますが、これは多くは . . . 本文を読む
仏が涅槃に入られる時に、「我入滅すとも我所説の法は滅不滅である、我所説の法以て汝が師と為せよ」(佛遺教経)といわれた。自分の肉身、即ち親身は滅しても法身は常住である、肉としての自身は亡びても法としての自身を大切にせよと言われたのである。それを字義通りに大切にするために佛が滅せられた年の七月に大迦葉が五百の仏弟子を集めて一切経を結集したのであります。一切経というものは仏が一代の中に説かれたもので、そ . . . 本文を読む
それからもう少し行くとアンコルワット寺である。これは近頃発掘して大変有名な所でありますが、山田長政など徳川時代の人が行って見た人が多い。そのとき柱に書いたものが近頃発掘されて日本人が行っておったということが分ったのであります。アンコルワットを天竺徳兵衛は祇園精舎と思っている、その土地をインドと思っている。しかしそれをインドと思うのは無理がないのでことごとくインドの名前が付いているからであります。ア . . . 本文を読む
インドの文明は古いように申しますけれどもそう古いものではない、文明としては極めて新しいものであります。新しいと申しましても紀元後二千年、その前がせいぜい二千年……もう少し刻んでいったら二千年に足りませんが、三千五百年かその前後の範囲の文明であります。無論その前にも文明はあったに違いないが、今形の上に残っている文明としてはそのくらいの範囲であります。まず四千年と見ましょう、シナも殆ど同じくらいであろ . . . 本文を読む
2020年8月・待ちどうしい護国寺参拝(角田光一郎)
人間というのは、長生きしていると、娑婆世界のいろんな事象を見せられたり、経験させられたりするものです。とてもじゃないけれど、頭がパンクしそぅになります。その中でも、目下のところでは、何といっても「新型コロナウイルス感染症」で、地球規模の伝染病の恐ろしさでしょう。コロナウイルス感染の恐ろしさをいやというほど知らされました。コロナウイルス感染の恐 . . . 本文を読む
(先に真言の安心も統一すべしといったが)統一上に諸説ある。1、上中下の三根の安心を立てて統一しようとするもの。栂尾の自性上人、天盧快圓師の説がこれ。上根は即身成仏、中根は往生成仏、下根は弥勒菩薩出世時に授記を受けて成仏するとするもの。この上中下の三根を立てるのはもと大妙金剛経の説であるが、この経文には三根共に一生成仏の正機となっている。したがってこの説はとれない。2、正機・結縁の二機安心に統一しよ . . . 本文を読む