7月20日坂東札所巡礼の記録
宇都宮駅に9時30分に集合しました。まずは駅から一番近い19番札所大谷寺に向かう。大谷観音バス停前の能満寺の大谷観音のお堂を少し通り過ぎると、広い駐車場がある大谷寺の門前に着いた。石段を上がり朱塗りの仁王門をくぐると頭上に巨大な岩壁が覆いかぶさるようにして大谷寺があった。このようなお堂を見るのは初めてで、その迫力に圧倒される。その巨大な岩壁は有名な大谷石である。拝観 . . . 本文を読む
昨日は「アナと雪の女王」の「ありのままの自分」がいかに捕まえにくく、いい加減なものであるかということを述べました。自己とは何者か・・これについて、古来よりあらゆる高僧は説いて止みませんでした。
明恵上人は「あるべきやうは」とおっしゃり、人として「あるべきよう」を追求せよと、おしえられ、禅宗でも自己とは何かが大問題でした。西村恵信『己事究明の思想と方法』では、「禅は端的に己事究明である。この場合、自 . . . 本文を読む
アナと雪の女王に「・・ありのままの 姿見せるのよ
ありのままの 自分になるの
何も怖くない 風よ吹け
少しも寒くないわ
悩んでたことが うそみたいね
だってもう自由よ なんでもできる・・」という歌詞があります。
或る日この歌詞を聞いていて、是は大変な言葉が使われているとおもいました。
「ありのままの姿みせるのよ、ありのままの自分になるの」というのですが、『ありのままの自分』が分ればこんな凄いことは . . . 本文を読む
華厳経巻六浄行品第七、
「・・・
若し橋梁を見ば 當に願yべし衆生 法橋を興造して人を度して不休ならしめんと。
園圃を修むるを見ば 當に願うべし衆生穢惡を𦓷除(うんじょ)して 欲根を生じざらしめんと。
無憂林を見ば當に願うべし衆生 心に歡喜を得て 憂惱を永除せんと。
好園池を見ば 當に願うべし衆生 衆善を勤修して菩提を具足せんと。
嚴飾の人を見ば 當 . . . 本文を読む
放生の力
2014-07-20 | 法話
今日7月20日あさテレビを見ていて岡山県の女児が無事保護されたというニュースがでました。本当によかったと家族で喜びました。實は数日前国立駅前の車道にミミズが一匹迷い出ていたのを通りがかったときビニールぶくろにとって近くの叢ににがしてやったことがありました。このときこの女児の行方不明事件が心配で仕方なかったものですから、此のミミズに「できたらこの子を助けてやってね」とおねがいしておきました。しかしそ . . . 本文を読む
7月19日定例会の記録です。
梅雨も終わり近づき、大変じめじめした暑い日でした。本堂から出て風にあたると涼しく感じられます。護国寺定例参拝会は、6名の参加者でした。
いつものとおり、全員で般若心経、観音経、諸真言をお唱えし、その後、しばらく瞑想の時間をとりました。前回、同様、諸真言をお唱えするとき、講員が一人づづ導師席に移り、焼香している最中、他の講員が後ろから真言を唱え導師席の講員の心 . . . 本文を読む
56番から57番栄福寺までもすぐです。57番栄福寺は縁起によれば、嵯峨天皇の勅願により弘法大師の開創です。大師が瀬戸内海を巡錫し、内海の風波海難の平穏を祈って大護摩を修されていると、海上はたちまち穏やかになり、海中より阿弥陀如来を感得し、ご本尊として奉安したとのことです。
本堂向右手に回廊があり、大師堂、薬師堂など諸堂をコの字型に結んでいます。澄禅「四国遍路日記」には「八幡宮、本地弥勒(筆者の阿弥 . . . 本文を読む
マレーシア航空機がウクライナで親ロシア勢力により撃墜されました。悲惨で愚か極まりまいことです。日本でも福島第一発電所の事故はいつ終息するとも見通しが立ちません。
「まったく歴史とはそのほとんどが人類の犯罪、愚行、不運の登記簿にほかならない(ギボン)。」という言葉を思い出します。
歴史はまさに愚行によってつくられています。古代以来数えきれない戦争や権力争いによる無数の殺戮・略奪、人類の欲望の限りを . . . 本文を読む