代受苦の菩薩は衆生の佛性を覚醒させる。
不条理な目にあっている方々は「代受苦の菩薩様」で衆生の業を代わって受けて下さっているとともに、代受苦の菩薩に触れる衆生の「佛性」「聖性」を呼び起こしてくださっています。
代受苦とは仏・菩薩が大悲の心から、衆生に代わって苦しみを受けることをいいます。大悲代受苦ともいいます。諸経をみるに、観音様・お地蔵様をはじめすべての菩薩が . . . 本文を読む
(左経記・寛仁四年1020閏十二月)「二十九日・・南蛮賊徒、薩摩國に到り人民を虜掠の由。即参左府由事由、次参関白殿、府解を覧ぜしむ。次為御使参御寺由此れ由、改元の後慥に追討すべき、大宰府に官符を賜うべし。」
(南蛮人が襲来したという大宰府の解状を丹波奉親は、左大臣藤原顕光や関白藤原頼通、前摂政藤原道長に見せた。道長は、翌年必ず南蛮を追討するように太政官符を大宰府に下すように命じた . . . 本文を読む
今日は御七日御修法のもととなった「修法灌頂の事」が宣せられた日です。類従三代格巻二です「修法灌頂の事。太政官符。まさに年ごとに修法せしむる事。右従二位行大納言兼皇太子傳藤原朝臣三守、宣じられ勅を奉ず。大僧都傳燈大法師位空海、表するにより毎年宮中に金光明会講経一七日間、真言宗法を鮮明する僧二七人、沙弥二七人を撰び、一室を壮厳し別して修法せしめ同じく国家を護持せしめ共に五穀を成熟せしむることを宣す。 . . . 本文を読む
史料綜覧 巻五 / 建治三年(1277)十二月廿九日条
「廿九日葵未 仰五畿七道諸国 為攘流布之疾疫 随官符到来 択吉日宜令転読仁王般若経由宣下」
天皇は後宇多天皇。鎌倉将軍は惟康親王、執権は北条時宗。
此のすぐあと、建治四年二月には疫病により建治から弘安へ改元していますから相当な流行であったと思われます。 . . . 本文を読む
今日は南方熊楠の命日(昭和16年12月29日没)です。熊楠は1867年5月18日(慶応3年4月15日)に和歌山市のに金物商・雑賀屋の次男として生まれましたが、南方家は海南市にある藤白神社(熊野神がこもるといわれる子守楠神社)の信者で熊楠は特に体が弱かったため、「熊」と「楠」の二文字をここから授かった、といいます。大成する人人を見ていると、成功者は一代でできるのではなく、先祖の徳を頂いてはじめて大成 . . . 本文を読む
紀野 一義師(日本の仏教学者、真如会主催)は 2013年 12月28日91歳で死去されています。わたしも昔谷中の全生庵で師の「清風仏教文化講座」に通い多くの著書を拝読しました。仏教入門者にはうってつけのお話が多くありました。師は東大印哲を途中で学徒動員され不発弾を命がけで千発も処理して復員すると原爆で両親と姉妹が跡形もなく消えていました。また紀野師は、昭和34年には生まれて3日目の赤ちゃんを亡くさ . . . 本文を読む
以下密教大辞典に依ります
「道順、東寺長者、醍醐山主。六条通能の子。醍醐報恩院憲淳の室に入り出家。報恩院に於いて伝法灌頂。元応元年東寺二長者、醍醐第五十七世座主。同年月食を祈りて験を顕す。師は同法法隆とともに憲淳門下の双璧とされる。大覚寺後宇多上皇の法を稟く。元亨元年1321十二月二十八日寂す。付法に隆誉・文海・道祐・弘真あり・・・」
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「続日本紀・神亀五年(728)一二月己丑(28)」「金光明経六十四帙六百四十巻諸国に頒つ。国別に十巻。」
(『金光明経』は,奈良時代には四天王による国家鎮護の教えが説かれる護国の経典として重んじられ,聖武天皇は神亀2年(725)には僧尼をしてこれを転読せしめ,同5年にもこれを書写せしめ諸国に頒かち,転読を行わせている。これに続いて天平13年(741)には「国分寺建 . . . 本文を読む
「・・彼の衆生、惡時に遭値し、障礙多きを以ての故に其の善心を退し、世間出世間因果法中に於いて數しば疑惑を起して堅心に專ら善法を求むること能ず。如是の衆生、愍むべし救ふべし。・・」(占察善惡業報經) . . . 本文を読む
今日23日は大師が清涼殿において「大通方広法」を修せられた日です。(大通方広法とは「大通方広懺悔滅罪荘厳成仏経」による懺悔の儀式であろうと思われます。弘法大師全集に弘仁14年12月23日として「清涼殿にて大通方広法を修す(日本紀略)とあります。類聚国史・一七八・仏名にも「淳和天皇弘仁十四年十二月発卯、請大僧都長恵、少僧都勤操、大法師空海等、於清涼殿、行大通方広之法、終夜而畢也」とあります) . . . 本文を読む
ある人は「先日『仏様(仏像)には高級霊がはいっている。高級な霊は死後神仏の助けをしようという願いから仏像やご神体に入り込んでいる。』いう啓示を受けた」といいます。わたしも平成17年にはじめて徒歩四国遍路をしたとき、土佐の遍路宿で「霊界は多重構造になっていて、神仏の下に無数の手助けをする善霊がヒエラルヒーとなっていて、現実にはそういう善霊・先祖霊たちが神仏の願いを汲んで人助けに励んで霊験を顕している . . . 本文を読む