monologue
夜明けに向けて
 




「第1回アジアわたぼうし音楽祭」
 各国各地域の代表曲。

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○ 「MOVE ON IN HOPE 希望の道」
プラモート・タエ  タイ

○ 「SIGN  IT  BEAUTIFUL 美しい 手の語らい」
ジュディ・ホー/ ウン・ビーホウ シンガポール

○ 「VOICE  声」
ジャファー シーテック ビン アマト スリランカ

○ 「泰山を18回巡ることを忘れるな」
リゥ ジァルイ  中華人民共和国

○ 「AH! LIGHT  ひかり」
フ・シャオファ/ フ・キアン 中華人民共和国(上海)

○ 「THIS IS OUR RIGHT 私達の権利」
カミニ・フォンセカ スリランカ

○ 「共創新天地  ホンコンを共創新天地に」
エリック チョウ ウィン ウォン/ ウン ・クォフン 香港

○ 「公衆電話」
チャン・ユー・ハオ 
演奏 ウッドペッカー 台湾(Chainise Taipei)

○ 「LESS FORTUNE 運が悪いの」
レオニーダ・パウチスタ フィリピン

○ 「TO STAND MY OWN 自分の力で」
エサー・ブトゥ・マハト/ターミ・ブトゥ。サヌシ/ワン・ツァワウィ マレーシア

○ 「LET’S MAKE A BEAUTIFUL WORLD」
チョン・スファ 韓国

○ 「 GOOD MORNING GENERATION」
アリーフ ラックマン ハキム インドネシア

○ 「祈り」
熊野ゆかり/小園優子 日本

○ 「わかりあえる日まで」
山下富美雄  日本

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 「第1回アジアわたぼうし音楽祭」はコンテストではなくお祭り(フェスティバル)だった。アジア各国の代表曲はそれぞれに素晴らしかった。西洋音楽と異なる一種独特の特徴があった。それは各国の代表として参加した人々が一堂に会してともに演奏することを目的とする音楽の祭であった。それでも、政治の暗い影はここにも及び中国と台湾の名称を巡って揉めて最後に折衷案として中国は「PEOPLE’S REPABLIC OF CHINA」(中華人民共和国)、台湾は「CHINESE TAIPEI」中国台北という名称で出場することで合意したのであった。


 NHKカメラマンの山下伸一郎さんは夜、ホテルで練習をするわたしたちにつききりだった。自分も出場するような熱い気迫をもってカメラをまわしているのが伝わってきた。うまく歌えると一緒に喜んでいた。そして本番の日、伸一郎さんは舞台に出て行くわたしたちを仲間意識をもって励まして後ろ姿をカメラで追った。それがこの舞台の映像 なのである。その山下伸一郎氏が昨年2008年5月5日に五十九歳で永眠された。同志のような方だったのに残念だった。あの素晴らしい時間を共有できてうれしかった。ありがとう。合掌…。
fumio

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