monologue
夜明けに向けて
 



 ハリウッドのまぶしい輝ける闇を透かして真相を見つけるために関わった人々の声に耳を傾けよう。

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 ボビー・フラーの親しい友人、Charlene Nowakは「17日の日曜にボビーと話したの。翌日行ってもいい?と、かれは一日中スタジオに入るから外に出る時間をとれないから火曜日に来いよというの。それは自殺する人のいうことのように聞こえなかったわ。」と証言する。

 ボビーは7月18日の早朝にはアパートにいた。真夜中から1時までまだそこにいたと母とローディ(楽器運び係)は確信している。ボビーはテレビを見たり電話したりしてまだそこにいた。「1時から2時の間にかれは電話を受けて出て行った。そしてそれから帰らなかった。かれはまだ部屋着のままだった。」とランディは言う。それは、ボビーは外出時にはいつも身なりをキチンと整えるのでパーティとかガールフレンドに会うのではないことを示唆している。報告書によるとアパート管理人Lloyd Esingerは「ボビーはかれの部屋に午前3時頃立ち寄ってビールをすこし飲んだ。ボビーは上機嫌だった」と回想する。だれかがボビーを目撃した事実のそれが最後であった。


 ボブ・キーンは「ボビーはあの夜LSDパーテイに行って幻覚状態で倒れて死んだ。それでパーテイ仲間が自殺に見せかけた」とありそうにもないことを言う。

 ボビーの死の4日後、フラーのアパートの二軒先のギタリスト、ジム・リースとドラマー、ダルトン・パウエル(Dalton Powell)がシェアしているアパートに、3人の武装した男達が現れた。リースは「ぼくが真夜中頃に帰るとダルトンが拳銃を持って立っていた。かれはぼくを探していた三人について語った。われわれはすでに翌日エルパソに帰ることを決めていた。それでぼくは弾を込めたピストルを帰り道のシートの下に置いていた。
ランディは「ボビーは地下組織にコネクションがあるDel-Fiの出資者に支払われる80万から百万ドルの生命保険にかかっていた」と言う。。ボビー・フラー亡き後残りの3人のメンバー、ギタリスト、ベーシスト、ドラマー、それぞれが事件の裏の地下組織の存在を感じていたのである。

 ボビーの叔父さんのひとりが警察に捜査を乞いに行ったとき、かれらは「自分にとってなにが良いか知っているなら口を閉じておくほうがいい」と言った、という。ランディはまた検死官にも強い不信感を持っていた。

 
 ボブ・キーンの影のパートナーとボビー。フラーとの仲介をして金をもらっていたコールガール、メロデイは「かれのストリートの3人の隣人が、白いマスタングみたいなスポーツカーが朝4時頃スピードをあげて走っていた、と報らせてくれた」と言う。
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 これらの証言あるいは思いこみの吐露によってわかることはわたしの高校時代にはまったく考えもしなかったことだが、警察、検死局、そして闇に紛れて姿の見えない地下組織のなんらかの関わりである。公式には自殺や事故と処理されて封印されてもやはりただのロックンローラーの自殺ではなかったのだろう。
fumio


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