monologue
夜明けに向けて
 



   わたしは4年前にこのブログに クールビューティ と題する記事を書いたのだがあの時、ISUの定めた年齢制限に87日足りず、代表資格を得られなかったので出場できなかった浅田真央選手が今回は日本の旗を背負っている。女性の場合はある年齢に達して成熟すると大きなハンディをもつことになるので年齢制限が必要なのである。

   夏のオリンピックでは競技の性格上、子供のような肢体をもつ女性が跳んだり跳ねたりするのに有利とされる体操競技において1964年の東京オリンピックで、平均台、跳馬と個人総合で金メダルを獲得したチェコのベラ・チャスラフスカ (Věra Čáslavská)選手は22歳で立派な大人の女性だった。あの頃、日本はチャスラフスカのもつ成熟した大人の女性の魅力に魅了された。かの女はその後変動する国際政治に翻弄されながらも自立した女性として生きたのである。女子から女性への境で演技するスケート選手を見ていてそんなことをふと思い出した。わたしはやはり大人の女性の魅力をもつ安藤美姫選手を応援したい。
fumio

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