風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

貰ってきたオオスカシバのチビちゃん

2020年08月21日 | オオスカシバ
夕方、用事があって近所の友達のうちに行きました。
ピンポーンと押して、友達が出てくるのを待つあいだ
玄関脇にあったクチナシの鉢植えをみていると
あ!・・・
小さな虫が、小さな口で葉をパリパリ食べているのを
見つけてしまいました。
オオスカシバの幼虫です(^^ゞ

用事を済ませて帰り際に、思い切って聞いてみました。
「ねえ、この鉢に虫がいるの知ってる?」
「えーやっぱり!葉っぱがなにかに食べられてるんだよね」と。
私が小さな幼虫を3匹、葉から剥がして
「これ、もらってもいいかな?」と聞くと
私の虫好きを知っていて、いいよ、じゃあ入れ物にいれてくるねって
お豆腐の空き容器にいれて、持たせてくれました(笑)


最近、スズメガの幼虫を見つけても
サナギになる直前の、終齢幼虫ばかりで
連れてきた翌日には、土に潜っていってしまう事が続いていたので
こんなチビさんたちを育てるのは久しぶりで、嬉しくなります(#^.^#)


貰ってきた日は、7月27日で、それから葉を食べまくって
最初の子の羽化は、8月18日でした。

うちに来た日。
つま楊枝の上で(^-^)だいたい2.5㎝くらいあります。


3日後、見た目にももう違う!
大きくなってきました。


この頃、一番小さかった幼虫が突然グッタリとして
夕方には動かなくなり、死んでしまいました。
原因は・・あるのでしょうが分かりません。
更に、2匹のうちの、小さい子が網をすり抜けてケースから脱走しました(ll゚д゚)
部屋を探しまくっていたら、ケースから2メートル以上も離れた場所を
歩いているのを見つけました。踏まなくて良かった~(。・Д・)ゞ
ケースのフタに、細かい網をかぶせました。


葉を食べて、ウンチをして、またモリモリ食べて・・・
写真の下の子が、脱走した子です。
その間、食べなかった半日分だけ、もう一匹の事比べて
身体が小さいのがわかります。
おたまじゃくしの時もそうでしたが、
成虫になる前の幼虫時代に、どれだけ大きくなれるか!が勝負だそうで
やっぱり成長期の生き物にとって「食べるのは仕事」なのでしょうね(^-^)


お尻の角が白くなっていて、脱皮したみたいです(#^.^#)


この後、脱皮した皮は食べてしまったようです。


うちに来てから、たった1週間で
こんなに大きくなりました。

人間なら、小学生くらいかな(笑)(なんとなく)
イモムシの1日は、人の1年と同じくらいの時間なのかも。

食べて出す、ときどき休んでまた食べる。
毎日を有意義に大切に生きないと・・・そう思うけど
生きるって、こういうことなのかなと
虫を見ていると思えてきます(^_^)

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成長記録










早いなー
この子は、セスジさんがサナギになっている
飼育ケースの土に潜ってもらいました。


半日後、本当に寄り添うように
セスジさんのマユの隣に小さいマユを作って
その中で、サナギになりました。


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もう一匹は、網の中でサナギになっていました。
敷いていた、キッチンペーパーの下でひっそりと(^^ゞ




1週間後、サナギが固まった頃、飼育ケースにそっと移動しました。


1匹目、羽化!


まだ翅に黄色い鱗粉が付いています
翌朝、外へ放しました。


2匹目も、無事に羽化しました\(^o^)/
この子は明け方、もう翅は透明になっていました。




今回は、2匹とも
飼育ケースを開けるとすぐに
振り返りもせず、飛んで行ってしまいました。
名残惜しい気持ちは、こちらだけ。片思いです(笑)
手元に残った、セスジさんと隣あわせのベッド。

楽しい時間をありがとう。
もしまた庭で会った時に、この子だとわかるといいのに・・
いつもそう思います(笑)