「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

清志からメール! (1)

2009年03月28日 21時16分24秒 | 心子、もろもろ
 
 非常に驚いたことがありました。

 知り合いのYさんから 久方ぶりにメールがあったのですが、

 そこに ある人物からの 転送メールがコピーされていました。

 転送メールの 書き主の名前を見て、 僕はびっくりしました。

 「境界に生きた心子」 に出てくる、 心子のもう一人の “恋人”、

 清志でした。

( 本名はもちろん違います。 )

 清志が Yさんのブログを見て、Yさんが僕と 交流があることを知り、

 僕へメールを送ってほしいと 頼んだのです。

 全く奇遇です。

 ネットでは しばしばこういうことがあるのですね。

( 今までも、 長らく離れていた人と 再会したことが何回かあります。 )

 清志とは、 心子の葬儀のときに 会っただけでした。

 その後は 連絡する機会もなく、

 これからも接することは ないだろうと思っていました。

 思いも寄らぬ遭遇です。

 生前の心子から 聞いていた清志は、 非常に優秀な能力があり、

 カミソリのように 鋭くて薄い 神経の持ち主でした。

 ところが 葬儀のときの清志は、 イメージとかなり 隔たりがあって、

 うらぶれた感じでした。

 その後、 心子が話していたことは 彼女の心的事実に占められており、

 必ずしも客観的事実ではなかった ということが分かったのです。

 転送されてきた 清志のメールを読むと、

 彼に対するイメージが さらに変わりました。

 彼は低姿勢で、 自己肯定感が低い 印象でした。

 心を患っていた清志が、 心子が旅立ったあと、

 どうしているか 僕は非常に心配していました。

 でも意外にも 元気にしていることが分かり、 とても安心しました。

 心子が清志に託した モンチ (猿のぬいぐるみ) も元気だそうです。

(次の記事に続く)
 
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