「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ4 (1)

2009年08月04日 09時29分57秒 | 「BPDのABC」より
 
(前の記事からの続き)

*「あなた自身と ふたりの関係を 検査しましょう。

 他の誰の行動でもなく、 自分自身の行動だけに 責任を持ちましょう。」

 あなたが BPDの人を 大切に思っているというだけではなく、

 大切に思っている理由を 知ることが必要です。

 何故 BPDの人と 関係を保っているかを、 理解するのです。

 non-BPD 〔*注〕 の人には 2種類存在します。

〔*注 : ランディ・クリーガーさんは、

 BPDの人の 家族やパートナーのことを

 「non-BPD」 と表現します。

 その人が BPDであるかないかに 関わりません。〕

 2種類とは、 関係を選んだ人と 関係を選ばなかった人です。

 前者は 配偶者や友人、

 後者は 家族や親族, 仕事上関わっている人が 含まれます。

 しかし どちらであっても、

 BPDの人との 関わり方の度合いは、 選択しています。

 一緒に過ごしたい 時間の長さ, 聞いたり答えたりする内容,

 許容できる行動については、 選択権があるのです。

 お互いの関係が 全面的にネガティブなものだけだったら、

 別れてしまっているでしょう。

 あなたにとって BPDの人が大切だから、 選んでいるのです。

 多大な苦痛を 引き起こしても、

 non-BPDが BPDの人と 関係を保っている、

 意識的・ 無意識的理由を、 以下に挙げていきます。

〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕

(次の記事に続く)
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする