「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ6 (4)

2009年08月27日 18時34分45秒 | 「BPDのABC」より
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/59594931.html からの続き)

 個人的境界を設定するのは、 最初は恐ろしいかもしれません。

 でも個人的境界は、 non-BPDの人のためだけに 設定するのではなく、

 BPDの人にも 利益を与えているのです。

 長い目で見ると、 non-BPDの人のニーズを 放棄することは、

 BPDの人のためにもなりません。

 問題は、 non-BPDの人が BPDの人の責任を 引き受けたら、

 BPDの人は 自分の責任を 持たなくて済むということです。

 BPDの人は 自分の言動が 周囲にどう影響するのか、

 見つめずに済んでしまうのです。

 きちんと自分で見つめて、 自分を変えようと 決意するまでは、

 BPDの人は良くなりません。


 BPDの人が 一番恐れるのは 見捨てられることです。

 あなたが 適正な個人的境界を設定して、 あなた自身の 人生を生きれば、

 BPDの人と 長い関係を 保てる可能性は はるかに高くなります。

 non-BPDの人の 確固たる個人的境界は、

 BPDの人が 自分の個人的境界を 設定する役にも立つでしょう。

 BPDの人は、 周りの世界に 一貫性があり、 予想可能なときに、

 感じ方も振る舞い方も ずっと良くなります。

 あなたの境界を 遵守するときは、 一貫性を持ちましょう。

 その都度 境界をずらしてしまうと、

 BPDの人の ネガティブな言動は、 間歇的に強化されてしまいます。

〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕

(次の記事に続く)
 
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