( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/59594931.html からの続き)
個人的境界を設定するのは、 最初は恐ろしいかもしれません。
でも個人的境界は、 non-BPDの人のためだけに 設定するのではなく、
BPDの人にも 利益を与えているのです。
長い目で見ると、 non-BPDの人のニーズを 放棄することは、
BPDの人のためにもなりません。
問題は、 non-BPDの人が BPDの人の責任を 引き受けたら、
BPDの人は 自分の責任を 持たなくて済むということです。
BPDの人は 自分の言動が 周囲にどう影響するのか、
見つめずに済んでしまうのです。
きちんと自分で見つめて、 自分を変えようと 決意するまでは、
BPDの人は良くなりません。
BPDの人が 一番恐れるのは 見捨てられることです。
あなたが 適正な個人的境界を設定して、 あなた自身の 人生を生きれば、
BPDの人と 長い関係を 保てる可能性は はるかに高くなります。
non-BPDの人の 確固たる個人的境界は、
BPDの人が 自分の個人的境界を 設定する役にも立つでしょう。
BPDの人は、 周りの世界に 一貫性があり、 予想可能なときに、
感じ方も振る舞い方も ずっと良くなります。
あなたの境界を 遵守するときは、 一貫性を持ちましょう。
その都度 境界をずらしてしまうと、
BPDの人の ネガティブな言動は、 間歇的に強化されてしまいます。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)