「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「境界に生きた心子」 が プロデューサーの目に

2009年08月20日 19時55分53秒 | 「境界に生きた心子」
 
 僕が所属している ネット上のシナリオライターのグループで、

 先だって 映画企画の原作本の 募集があって、

 「境界に生きた心子」 を応募していました。

 でも 今回の募集の意図は、

 「境界に生きた心子」 のテーマと 合わないのではないかと 僕は思っていて、

 期待はしていませんでした。

 ところが 拙著を読んだプロデューサーから メールがあり、

 「境界に生きた心子」 に 非常に関心を持ってくれました。

 プロローグを読んだだけで たちまち引き込まれ、

 一気に 読んでしまったというのです。

 予定の会議もすっぽかし、

 目の前のコーヒーも すっかり冷たくなってしまったとか。

 とても多忙な方で、 普通は 本を一冊読む時間は ほとんどないそうですが、

 この上なく 嬉しいことでした。

 これまでも 何人かのプロデューサーに、

 「境界に生きた心子」 の企画を 提出していましたが、

 制作会社やテレビ局に 提出した段階でボツになったり、

 門前払いだったりしました。

 でも今回ほど、

 プロデューサーが強く 心を動かしてくれたことは ありませんでした。

 実はこのプロデューサーも、

 ボーダーと思われる 女性と付き合っていたのだそうです。

 もちろん今回も これが第一段階であり、 作品化されるまでには この先、

 大きなハードルが いくつもあります。

 まず 制作会社に企画を提出して、 そこでボツという可能性も 当然大きく、

 実現化までこぎ着けるのは 果てしなく難しいことです。

 ボーダーは 非常に理解されにくく、 それが宿命と 言えるかもしれません。

 でもだからこそ、

 ボーダーを 一人でも多くの人に 正しく知ってもらうことが、

 僕の役割だと 思っています。

 或いは これから次第に、

 制作者側の人が ボーダーに関わっているケースが 出てくるかもしれません。

 境界性パーソナリティ障害が 理解される下地が、

 ようやくできてくると 言えるのでしょうか。

 何とか 企画が少しでも進むことを 祈るばかりです。
 
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