(前の記事からの続き)
○事実の前に感情に 対処しましょう:
BPDの人と 意見が対立する場合、 事実の内容でなく、
BPDの人の感情に 反応する方が効果的です。
BPDの人は 自分の感情に合うように、 事実を変えてしまいます。
BPDの人が 事実ではないことを述べて 非難してきたとき、
それを否定して 反論すると、 BPDの人は 自分が
無効化 (無価値化, 無意味化) されたと感じ、 さらに怒るでしょう。
BPDの人の 背後にある、
寂しさや見捨てられ感などの 感情に対応しましょう。
○あなたの感情を BPDの人の感情と 分離しましょう:
BPDの人は、 自分の感情を 他人に感じさせようとして、
自分の感情を 相手に投影させます。
誰の感情が 誰のものであるか、 あなた自身を チェックする必要があります。
○自信に満ちた 態度を取りましょう:
口ごもったり、 謝ったりするような 振る舞い方はやめましょう。
ユーモアを 少々使いましょう。
微笑みましょう。
○質問しましょう:
問題を 相手に向け変えましょう。
代わりの解決策を 求めましょう。
例えば、 「そのことについて、 何をすべきだと 思いますか?」
○タイミングの重要性を 意識しましょう:
ある話題を持ち出すには、
BPDの人の 気分や状態が 良いタイミングを選びましょう。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)