昨日の読売新聞に、 知り合いの脚本家・
山下久仁明 (くにあき) さんが 紹介されていました。
山下さんは
自閉症児・ 大輝 (ひろき) 君 (イケメンです) の 父親です。
大輝君をモデルにした小説 「ぼくはうみがみたくなりました」 を、
2002年に ぶどう社から出しました。
それを映画化したいと 動き始めた3年前、
大輝君は 大好きな散歩中、 事故に遭って 亡くなってしまいました。
大輝君が全てだった山下さんは 頭が真っ白になりましたが、
仲間の人たちに励まされ、 映画化を決定。
自ら脚本を書き、 全国の賛同者からの 寄付金により、
この度ついに 映画が完成・ 上映されることになりました。
本当に喜ばしいことで、 ここまで来られた 山下さんに、
心からの祝福と 敬意を捧げたいと思います。
8月22日 (土) から 恵比寿の東京都写真美術館で 上映されるので、
関心のある方は 是非ご覧になってみてください。
秋野太作さんなども出演し、
主役の伊藤祐貴さんの 自閉症の演技は、
山下さん自身をも 唸らせたということです。
心に沁みる 作品になっているようです。
自閉症は随分 知られるようになりましたが、
まだ 誤解もされていて、 居場所のない 家族の人たちも多くいます。
山下さんも 映画で理解が広まることを 期待しています。
山下さんのブログにも 上映について書かれています。
http://bokuumi.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/10-e3a4.html
映画 「ぼくはうみがみたくなりました」 公式サイトです。
http://bokuumi.com/
ネットでのチケット購入も できるようになりました。
http://www.711net.jp/product/n/a01b00/p/3080563
なお、 映画のパンフレットには 寄付をした人の名前が 載るらしいので、
σ (^^;) も載るでしょう。
それにしても、 山下さんの甚大な熱意と 努力と人脈があったとはいえ、
作品が映画化され 人々に伝わるというのは、 本当に羨ましいことです。
自閉症とBPDに対する 世間の理解度は まだ雲泥の差ですが、
いつの日か 「境界に生きた心子」 も 映像化されることを夢見る次第です。