私たちは、 人に対する 自分のリアクションを変えることで、
人を変える能力があります。
しかしBPに対応するには、 多くの受容が必要とされます。
苦悩は、 (精神的・肉体的)痛みに加え、
その痛みを受容しないことで 引き起こされます。
私たちは以下のことを受け入れなければなりません。
1. この瞬間の あるがままの存在としての BP
2. この瞬間の あるがままのBPへの 私たちのリアクション
3. 目下の状況
受け入れるとは、 それを変える努力をしない という意味ではありません。
現実をありのままに はっきり見ているということです。
BPがたった今存在する姿で 受容しなければなりません。
明日もその人は 同じままかもしれす、 違っているかもしれません。
その時もその人を 受容しなければなりません。
あなた自身もまた、 今ある姿の自分自身を 受容します。
あなた自身の受容とは、 あなたの感情を受容することです。
感情の存在を認め、 認めた後で初めて、
感情を受容し続けるか、 変えようと努力するかが できるのです。
受容は努力の積み重ねで、 練習をするものです。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]