「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

限界を見極めて伝達する (4)

2015年11月03日 21時57分10秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
o 限界を伝達する際に 一歩も譲らないようにする方法
 
・ BPが動揺し、 あなたが屈してしまうと、 BPの動揺を強化してしまいます。
 
  (電話に出ても、 その行動を強化します)
 
・ BPの苦痛により、 あなたが躊躇する可能性が高いです。
 
 典型的な感情は、 罪責感 (傷つけてしまった),
 
 恥 (もっと優しくなるべきだ), 恐れ (BPが自殺するかもしれない) です。
 
 ここで あなたの限界を再考してください。
 
 限界を取り払うと、 BPの感情的リアクションを強化します。
 
 限界を変更し続けると、 あなたの中で 怒りが大きくなるでしょう。
 
 最終的に怒りが爆発し、 二人の関係の終焉になってしまいます。
 
 限界を伝えるのは難しいですが、 二人の関係を留めるくれるものです。
 
・ 限界を伝えるときは、  「壊れたレコード」 の技法を使います。
 
 一言一句繰り返すということです。
 
 限界を伝える利点を 思い出してください。
 
 限界を伝えなかった場合の 最終的な結果を、 繰り返し時に伝えることです。
 
・ 限界を諦めることと、 状況の変化によって 限界を変更することは違います。
 
 限界は、 状況に合わせて、 流動的で変更可能なものです。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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