o ゆっくりとした変化を促す
BPが ゆっくりと目標を達成できるようにすることが 重要です。
目標に段階的に近づいていくのです。
鍵となるのは、 承認できる小さなステップを 発見することです。
目標に目を向けず、 今起きていることに 注意を向けることです。
ひとつのステップが 目標にどう近づくかではなく、
ステップの達成から 何を得られるかを強化すれば、
BPの自己非承認を 思いとどまらせる役に立つでしょう。
・ BPの目標を決して否定しない
目標をとても達成できないと 分かっていても、
あなたは それを告げる立場にありません。
「夢を見ているだけだ」 とは言わず、 承認できる小さな事柄を 発見することです。
もしBPが 永遠に薬物と縁を切ると言ったら、
今日は薬物を控えられると信じている と伝えましょう。
BPが ITの社長になりたがったら、
その人が コンピューターを楽しんでいる点を 承認しましょう。
ただし嘘はつかないように。
・ 目標を 多くの 小さな達成可能な目標に 分割する
小さな、 達成できそうなステップは 成功を生み出します。
小さな成功による自信は 武器となります。
ステップとステップの間で 一呼吸おけば、 考え直す余裕も生まれます。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]