o BPが事実を確認するのを 手伝う
自己非承認する人は、 自分の感情を許容することが 必要です。
自己批判へと引きずり込むのは たいてい感情ですが、
BPは感情を 間違っているとは承認しません。
BPは、 自分が邪悪だから悪いことか起きるのだと思い込みます。
BPが起こった事実を確認する 手伝いをしましょう。
・ 何も付け加えず、 正確に何が起きたのか、 BPに話してくれるよう求める。
「私が馬鹿だからタイヤがパンクした。
私は 友達と外出する価値がない」 ではなく、
「タイヤがパンクした」 となります。
・ その時 BPがどんな感情になったか 質問する。
タイヤがパンクして恐かっただろう と推測できます。
・ 感情を承認する。
誰でも、 タイヤがパンクしたら 不安を覚えるでしょう。
・ 物事を一般化せず、 その行動を表現するよう促す。
感情を承認しても、 BPは 自分が悪いせいだと言い出すでしょう。
例えば、 タイヤが古くて 交換する必要があったのかもしれません。
でも、 交換しなかったから 悪人とか無能であるという結論に
結びつけないようにしてください。
「あなたは タイヤを交換する必要を 知っていた。
次回はそうするということで 意見は一致しますね」 と言うとよいでしょう。
・ 壊れたレコードになる -- BPの自己批判が 的確かどうか論じない。
タイヤを交換すべきだと知っていたのだ と繰り返し、
BPが愚か者だという点には 賛成も反対もしないようにしましょう。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]