「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自己非承認の3つの行動パターン (2)

2015年11月23日 20時55分45秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
○ 状況に対する 自分自身の感情的反応を信頼しない
 
 自己非承認する人は、 自分はあまりにも不完全なので、
 
 他の人たちのように 感情を経験しないのだと信じています。
 
 自己非承認のせいで、 自分の感じることは間違っていて、 病的で、
 
 自分にはそれが何なのかも分からない、 と考えるのです。
 
○ 過度に完全主義的
 
 これは いくぶん逆説的な行動パターンです。
 
 BPは自分自身に対して、 非現実的な 高い目標と水準を 設定するかもしれません。
 
 そして それらの崇高な志が 到達不可能だと判明すると、
 
 予想していた通りに、 自分は無価値だと宣言するのです。
 
 それから 自分自身を叱責し始めます。
 
 この “失敗” のせいで、 最終的には、
 
 成功のためのリスクを 回避するかもしれません。
 
 人生の中で  「苦境を自分で乗り越えなさい」 という
 
 教訓から学習されたモデルです。
 
 しかし達成できないと、 自己批判で一杯になります。
 
 自己嫌悪は急上昇し、 生きるに値しないと 自殺を試みます。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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