「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「あなたが私のために これを修正しなければいけないのです」

2015年11月29日 20時31分03秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 BP (BPDの人) は 問題解決する能力がないと感じて、
 
 あなたにそれをやってほしいと 頼ってきます。
 
 BPDの人は 受動的な問題解決 (積極的受動性) を しようとしています。
 
 BPは 自分が努力をしないためや、 責任を放棄するため、 注目を得るために
 
 そうしているのではありません。
 
 彼らはこうすることを 気分よく感じてはいません。
 
 積極的受動性は非常に疎外的です。
 
 BPの要求に応えれば、 あなたの怒りは強まるかもしれません。
 
 そしてBPの恥の感情も。
 
 拒めば、 心配と罪責感を感じるかもしれませんし、
 
 BPはもっと絶望して 不安を感じるかもしれません。
 
 積極的受動性がパターンになっているときは、
 
 何が起きているのか理解することが 重要です。
 
○ なぜBPは 自分の問題を解決できないのでしょうか? 
 
 BPは生まれつき 知的である可能性が高いです。
 
 なぜその人は 自分にはできないと確信しているのでしょうか? 
 
 ひとつには、 問題の解決方法を知らないこと、
 
 もうひとつは、 問題解決を実行する自信がないことです。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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