BPの自己非承認行動を どのように変えればよいのでしょう?
o 自己非承認ではなく、 感情と経験を承認する
BPが自分自身をけなすとき、
私たちは本能的に 「そんなことはない」 と言います。
けれども、 あなたは大いに忍耐を発揮し、 達人的な承認をする必要があります。
自己非承認を承認せずに、 BPの経験と感情を 承認することです。
これは、 承認できないことは承認しないという ルールから導かれます。
BPは 自分は馬鹿だと感じていると 言っているのであり、
あなたが言っているのは BPにとって、
そのように感じるべきではない ということなのです。
その人の感情は承認できない, 間違っていると言っているのです。
あなたは、 BPが 生涯にわたって聞いてきたことを 裏付けしているだけなのです。
BPが困難を経験したのを 知っている, 馬鹿だと感じているのも 知っている、
と伝えましょう。
それから 問題解決を手伝おうと 申し出てもよいですし、
その人が馬鹿ではないと 安心させてもよいでしょう。
その人の感情が高まっていたら、 一歩引いて、 承認へ戻りましょう。
1. BPの経験を承認する
2. BPの感情を承認する
BPが感じていること, 恥や無力感を感じていることを、
あなたは知っています。
3. 問題解決を手伝うと申し出るか、 その人の結論は不正確だと言って 安心させる
4. BPの感情が高まっていたら、 承認に戻る
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]